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IFD注文がどのような注文方法なのか、利用すべきか迷っている人もいるのではないでしょうか?
IFD注文を活用すれば、より戦略的にトレードできますが、メリットやデメリットについて知っておきたい人もいるでしょう。本記事では、IFD注文のメリット・デメリット、どのようなパターンの注文方法があるか解説します。成行や指値注文などでは満足できない場合は、ぜひ参考にしてください。
IFD注文(If Done注文)は、新規注文と決済注文を同時に発注する注文方法のことです。
IFD注文は「為替レートが○○円になったら新規で買い、その後〇〇円になったら決済したい」といった場面で使います。
一度注文した後のエントリーや決済については、全て自動で行ってくれるので便利な注文方法です。ただし、為替レートが新規注文として設定した価格に到達しなければ、ずっと注文が約定しない状態が続きます。
IFD注文とOCO注文、IFO注文の違い
FX業者では、IFD注文とは別に、OCO注文やIFO注文といった注文方法があります。3つの注文方法の違いをまとめると、以下の通りです。
注文方法 | 新規注文 | 決済注文 |
IFD注文 | 1つ | 1つ |
OCO注文 | 2つ
(片方約定でもう片方はキャンセル) |
2つ
(片方約定でもう片方キャンセル) |
IFO注文 | 1つ | 2つ |
OCO注文は2つの新規注文と利確・損切りを設定
OCO注文は、価格が上昇した場合と下降した場合の両方に備えて2つの注文を同時に出す方法です。
一方の注文が成立すると、もう一方の注文が自動的にキャンセルされる仕組みです。
IFD注文との大きな違いは、新規注文・決済注文のどちらで注文する場合でも、上昇方向と下落方向の2つの注文を発注できること
したがって、相場がどちらに動いた場合でも注文をしたい、現在保有しているポジションがどっちに動いても大丈夫なように利確と決済をあらかじめ設定しておきたいという局面で利用します。
なお、OCO注文では、新規注文が約定後、利確や損切りを設定しなければなりません。
IFO注文は1つの新規注文と利確・損切りを設定
IFO注文とは、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
IFD注文は決済の注文を利確・損切りのどちらか片方しか設定できないのに対して、IFO注文では両方の注文を設定できるのが大きな違いです。
ここからは、IFD注文のメリットを解説します。
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
1.自動的にトレードが可能
IFD注文では、新規注文と決済注文を同時に設定できるため、取引を自動化できます。
つまり、トレーダーは常にチャートを監視する必要がありません。
仕事で出かける前や就寝前に設定しておけば、自動的にポジションを保有して決済できる可能性があります。
2.感情的なトレードを避けられる
IFD注文を活用すれば、感情的なトレードを避けられるでしょう。
設定後は自動的に新規注文と決済を行うため、タイミングが来たらその都度注文をするよりも感情が入り込む余地がなくなります。
したがって、以下のような人におすすめの注文方法です。
損失のコントロールがしやすくなるため、トレード成績が安定するかもしれません。
3.相場環境の急激な変化に対応できる
IFD注文は、相場環境の急激な変化が起きても対応しやすい注文方法です。
為替相場では、急な暴騰や暴落、相場環境の変化などが起きることが珍しくありません。
IFD注文で損切りを設定しておけば、急な暴落が起きても指定した価格に到達した時点で自動的に決済されます。
万が一、相場に異変があっても、安心してチャートから離れることができるでしょう。
IFD注文を使う際は、これから解説するデメリットについて知っておくべきです。
各デメリットについて順番に見ていきましょう。
1.決済注文を片方しか出せない
IFD注文では、決済注文を片方しか出せません。
例えば、利確確定のための注文を設定した場合、損切りのための注文は設定できないので注意しましょう。
想定と逆方向に為替レートが動いた場合、含み損がどんどん拡大して大きな損失を被る可能性があります。
2.指定した価格に到達しなければ約定しない
IFD注文を活用して新規注文をする際、上昇方向・下落方向のいずれか片方のみの価格しか設定できません。
したがって、設定した価格に到達しなければ、ずっと注文が約定しません。
特にIFD注文を設定したまま放置すると、忘れた頃になって新規注文が約定する可能性があるので、注意が必要です。
このような事態を避けるために、注文を設定する際には有効期限を設定しておきましょう。
有効期限が切れたら、自動的に注文が取り消されます。
3.相場状況によっては、手動での調整が必要
IFD注文は新規注文・決済注文ともに片方の値動きにしか対応できないため、相場状況によっては手動での調整が必要なことがあります。
例を挙げると以下のようなケースです。
主な対応方法 | |
新規注文後に想定とは逆方向に動いた | ・約定するまで待ち続ける
・再度新しい価格でIFD注文を設定する 決済を利確注文にしたが含み損が拡大した ・損切りする |
決済を損切り注文にしたが含み益が拡大した | ・利益を確定する |
新規注文が約定後に決済注文を設定していなかった方向に相場が動いた場合は、トレーダー自身で決済をしなければならないので注意しましょう。
ここからはIFD注文のやり方について、MT5を例に解説します。
IFD注文でのトレードを検討している人は、ぜひ参考にしてください。なお、MT5以外の取引プラットフォームを使う場合でも基本的な注文方法は変わりません。
1.MT5を起動して新規注文パネルを表示する
まず、MT5を起動しましょう。その後、上部メニューの新規注文ボタンを押します。
なお、MT5の場合は、以下の方法でも新規注文パネルを表示させることができます。
上部メニューの「ツール」から「新規注文」を押す
チャート上で右クリック、「プライズボード」「新規注文」の順に押す
新規注文パネルを表示させやすい方法で試してみましょう。
2.注文タイプを指値注文(Pending Order)にして設定する
新規注文パネルが表示されたら、以下のように設定をします。
① | 取引したい通貨ペアを選択 |
② | 指値注文を選択 |
③ | 注文タイプを選択 |
④ | ロットを入力 |
⑤ | 新規注文価格を入力 |
⑥ | 決済時の指値か逆指値の価格を入力 |
なお、注文方法は6種類ありますが、そのうち、以下がIFD注文です。
Buy Limit(買い指値注文) | 現在よりも低い価格で買い注文 |
Sell Limit(売り指値注文) | 現在よりも高い価格で売り注文 |
Buy Stop(買い逆指値注文) | 現在よりも高い価格で買い注文 |
Sell Stop(売り逆指値注文) | 現在よりも安い価格で売り注文 |
注文方法を選んだら、ロットを設定しましょう。そして、新規注文約定後の決済注文を設定します。ここで、利益確定や損切りの価格を決めます。
3.注文を押して発注完了
最後に注文ボタンを押すと発注が完了します。
後は、指定した価格に到達するまで待ちましょう。
ここからは、IFD注文の使い方をパターン別に解説します。
各注文のパターンについて順番に見ていきましょう。
なお、いずれも現在のドル円の為替レートは150円と仮定します。
1.新規で指値注文、決済は指値注文
新規で指値注文、決済も指値注文をするのは、以下のようなケースで使います。
したがって、まずは149円で買いの指値注文を入れます。同時に151円の指値を決済注文として設定しましょう。
ドル円が149円に到達したら買いのポジションを保有、その後151円まで上昇したタイミングで利確ができます。
2.新規で指値注文、決済は逆指値注文
次に新規で指値注文、決済は逆指値注文をするのは、以下のようなケースで使います。
よって、まずは149円で買いの指値注文を入れます。同時に148円に逆指値注文を設定しましょう。
ドル円が149円に到達したら買いのポジションを保有、その後148円まで下落した場合、損切りが行われます。
3.新規で逆指値注文、決済は指値注文
次に新規で逆指値注文、決済は指値注文をするのは、以下のようなケースで使います。
まずは、151円で買いの逆指値注文を入れます。同時に152円に指値注文を設定しましょう。
ドル円が151円に到達したら買いのポジションを保有、その後152円まで上昇したタイミングで利確できます。
4.新規で逆指値注文、決済は逆指値注文
次に新規で逆指値注文、決済も逆指値注文をするのは、以下のようなケースで使います。
まずは、151円で買いの逆指値注文を入れます。同時に149円に逆指値注文を設定しましょう。
ドル円が151円に到達したら買いのポジションを保有、その後149円まで下落したタイミングで損切りが行われます。
IFD注文は新規注文と決済注文を同時に発注するため、約定するまでチャートを見続ける必要はなくなります。
ただし、利確と損切りのどちらか一方しか設定できないため、完全放置とまではいきません。
また、想定とは逆方向に動いた場合など注文が約定しなかった場合は、再度新たな価格で注文するか検討する必要があります。
毎回注文したい価格になるまで待っている場合は、IFD注文を覚えることで、ストレスなく注文ができるようになるでしょう。
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