重要なお知らせ!
当社では、お客様が当社ウェブサイト上で最高の体験を得られるようにクッキーを使用しています。
お客様は、「同意する」をクリックすることにより、当社の クッキーに関する方針に記載されているクッキーの使用を承諾したことになります。また、EUおよびイギリスに金融サービスを提供しないという当社の方針に基づき、お客様がこれらの地域の居住者でないことを確認したことになります。
アノマリーとは、「理論的に説明ができない現象」を指します。FXにおいても「理論的に説明することが出来ないが、高確率で為替相場を動かす現象」があり、FXアノマリーに目を向けることは、トレーダーにとって重要な要素の一つであると言えます。
アノマリーは必ずしも確実とは限りませんが、なかにはある程度要因が見えてくるものも存在するため、一概に軽視できるものではありません。
先にも述べたように、アノマリーの多くに理論的な根拠はありません。しかしアノマリーが広まり、多くの投資家がそれを信じることや意識することで、結果的に影響が大きくなりアノマリーの効果が高まります。
以下では、トレーダーに重要視されている有名ないくつかのアノマリーをご紹介いたします。
1月効果:
「1月の値動きがその1年間の値動きを表す」と言われるもので、これは『1月効果』(またはJanuary effect)と呼ばれます。トレーダーの中には、年の始めである1月を重要視する声もあります。
セル・イン・メイ:
5月は「セル・イン・メイ(SELL IN MAY)=5月に株を売れ」という有名なアメリカの相場格言があります。
NYダウの傾向として、5月を境に6月以降にかけては株価が下落する傾向にあります。アメリカではサマーバケーションに入り、市場参加者が減ることなどから注目されているアノマリーです。
サマーラリー、夏枯れ相場:
『サマーラリー』はアメリカのアノマリーで、「7月4日の独立記念日から9月のレーバーデーまでは相場が上昇しやすい」傾向にあることを指します。これは、バカンスに入る前に投資家がボーナスなどで株を買い溜めするためなどと言われています。
一方日本では、『夏枯れ相場』と呼ばれる「夏に相場が下落しやすい」傾向があります。これは夏休みやお盆などが重なり、市場参加者が減り値動きが鈍くなることなどから言われています。
ゴトー日(ゴト日・ゴトウ日):
『ゴトー日』とは、末尾に5か0がつく日にちのことであり、毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日を指します。これは、5・10の区切りがつく日が決済日になることが多く、輸入業者が海外の取引先に、米ドルなどの外貨建てで決済をすることから、「ゴトー日はドルの需要が多くなりやすくなる」と言われています。円安ドル高なので、ドル円にとっては上昇要因となります。
月曜効果:
「月曜日は株価が下がりやすい」というアノマリーで、休場明けの月曜の朝に「窓」が発生しやすいという傾向があります。しかし9割方窓は埋まると言われており、月曜日の窓埋めとも呼ばれます。
※「窓」とは金曜日の最後のローソク足の終値と、月曜日の最初のローソク足の初値の間の大きな開きを指します。
アノマリーは絶対ではないため、実際にトレードに活用するためには、複数の異なるアノマリーを選択し、相補的な要素を持つものを選ぶことが重要となります。異なるタイプのアノマリーを組み合わせることで、リスクを分散し、ポートフォリオ全体の安定性を高めることができます。
更に、市場をよく観察し、アノマリーの有効性を検証することにも注意が必要となってきます。
アノマリーは、トレーダーにとって知っておくべき非常に大切な要素の一つです。今回ご紹介した例の他にも、イベントや政治により傾向が偏るアノマリーなどもあります。これらは、適切に自身のトレードスタイルに合った活用をすることで、優れた投資効果を上げることに繋がります。
しかしながら、確実性といった面では理論的な説明ができないため、アノマリーだけでトレードをすることはリスクにもなり得ます。アノマリーは参考として考えておくのがベストと言えます。
FXGT.comで口座開設をして 、FXにおけるアノマリーをトレードの参考にしてみましょう。