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EURUSDペアは、主要なテクニカル指標とトレーダーにとって潜在的なターゲットとなる明確な支持線と抵抗線に支えられ、6月下旬から上昇傾向にある。しかし、今後発表される雇用統計の強さによっては、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ決定に影響を与える可能性がある。
インパクトの大きい経済イベント
金曜日 15:30 (GMT+3) – カナダ:雇用変化(CAD)
金曜日 15:30 (GMT+3) – 米国:非農業部門雇用者数(USD)
金曜日 17:00 (GMT+3) – カナダ:Ivey PMI(CAD)
EURUSDペアは、1.06651から反発した6月26日以降、上昇傾向にある。それ以来、オーストラリアドルと米ドルの為替レートは一貫して安値切り上げ、高値更新を続けており、健全な上昇トレンドを示している。直近では、20日指数平滑移動平均(EMA)が下値支持線となったものの、EURUSDの上昇トレンドは維持されている。具体的には、20日EMAは50日EMAを上回っており、価格は両EMAの上で取引されている。さらに、モメンタムオシレーターと相対力指数は、100と50のベースラインを上回る値を記録している。
強気派が相場をコントロールし続ける場合、トレーダーは以下の4つの潜在的な抵抗線に注意を向ける可能性がある:
1.12000:最初の価格目標は8月26日の高値の1.12000である。
1.13078:スイングハイ1.12000からスイングロー1.10251までのフィボナッチエクステンション161.8%に相当する1.13078が2つ目の価格目標となる。
1.14302:3つ目の価格目標は、スイングハイの1.10073からスイングローの1.08803に引いたフィボナッチエクステンションの423.6%と一致する1.14302に設定されている。
1.14825:スイング高値1.12000からスイング安値1.10251までのフィボナッチエクステンションの261.8%に対応する1.14825が追加の価格目標となる。
売り手が相場の主導権を握った場合、トレーダーは以下の4つの潜在的な支持線を考慮する可能性がある:
1.10251:9月3日に付けたスイング安値を反映する1.10251に最初の支持線が設定されている。
1.09384:2つ目の支持線は、標準的なピボットポイント法を用いて算出された週足サポート(S2)を表す1.09384である。
1.07764:3つ目の支持線は、8月1日に付けたスイング安値と一致する1.07764である。
1.06651:6月26日に形成された安値1.06651に追加の下値目標が観察される。
米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ決定に影響を与える可能性のある金曜の米雇用統計を控え、木曜日、米ドルは主要通貨に対して弱まりを見せた。パウエルFRB議長が労働市場の軟化に懸念を示したことから、最近の米経済成長鈍化の兆候が利下げの可能性を高めている。失業保険申請件数は減少しているものの、景気後退への懸念は根強い。市場では、今度のFRB会合で25ベーシスポイントまたは50ベーシスポイントの利下げが実施されるとの見方が分かれている。
非農業部門雇用者数が好調な雇用増加を示せば、米連邦準備制度理事会(FRB)が50ベーシスポイントの利下げを実施する可能性は低下するだろう。雇用統計が堅調であれば、経済が好調であることを示唆し、インフレ圧力が高まる可能性がある。逆に、雇用統計が弱ければ、50ベーシスポイントの利下げが実施される可能性が高まる。雇用統計の悪化は景気後退のシグナルであり、FRBは成長を刺激するために金利を引き下げることになる。FRBの決定は、インフレ管理と景気下支えのバランスを取ることにかかっている。
結論として、EURUSD ペアは明確な支持線と抵抗線を伴う上昇トレンドを辿っているが、今後発表される米雇用統計は米連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定を形成する上で重要な役割を果たすだろう。雇用者数の伸びが強ければ、大幅な利下げの可能性が低下する一方、弱いデータであれば、より積極的な金融緩和を促す可能性がある。これらの重要な経済イベントが今後数週間の市場の方向性と中央銀行の政策の双方に影響を与える可能性が高いため、トレーダーは引き続き注意を払う必要がある。