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2024年5月23日 | FXGT.com
GBP/USD、弱い英PMIデータにもかかわらず1.2700ドル台を維持、焦点は英小売売上高に移る
ポンドは1.2700ドルを維持：GBP/USDは、インフレ率が予想より低下したことを受け、トレーダーが6月のBOE利下げへのベットを減らしたため、堅調を維持している。ポンドは、この調整期待から利益を得ている。
弱いPMIデータで英国経済の先行きは不透明：5月のPMI速報値は経済活動の落ち込みを示した。総合PMIは54.0から52.8に低下し、サービス業PMIは54.7から52.9に急低下した。しかし、製造業PMIは51.3に上昇し、50.0の基準値を超え、景気拡大を示した。
英国の小売売上高に注目：まもなく発表される英国の4月小売売上高は、BOEの6月会合への期待感を形成する上で極めて重要である。月次小売売上高は0.4％減、年間小売売上高は0.2％減と予想される。
米失業保険申請件数：労働省が発表した先週の米新規失業保険申請件数は21万5,000件と、前週の22万3,000件から減少し、コンセンサス予想の22万件を下回った。この予想を上回る減少幅は、労働市場の底堅さを反映している。新規失業保険申請件数は減少したものの、継続失業保険申請件数は179.4万件と前週の178.6万件から増加した。
FRBの労働市場への敏感さ：パウエルFRB議長の最近の発言を受けて、米ドルは労働市場のデータに反応する傾向を強めている。パウエル議長は、労働市場の予想外の弱含みは、今年の利下げにつながる可能性のある2つのシナリオのうちの1つであると指摘した。最新の失業保険申請件数は引き続き堅調であることを示唆しており、利下げが延期される可能性があり、短期的には米ドルを下支えする。
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