2024年7月17日 | FXGT.com
堅調なサービスインフレでBOEの利下げ観測が後退し、GBPUSDが1年ぶりの高値を更新
- 英ポンドのパフォーマンス:英ポンドは対ユーロで約2年ぶりの高値、対ドルでは約1年ぶりの高値まで急騰した。6月の英サービスインフレが予想を上回ったことが上昇の原動力となり、市場は8月の利下げ観測を後退させた。
- インフレデータ:英国の6月のインフレ率は前年同月比2.0%で安定し、アナリスト予想の1.9%をわずかに上回った。イングランド銀行(BOE)の主要指標であるサービスインフレ率は前年同月比5.7%で、予想の5.6%を上回った。コアインフレ率は予想と一致した。
- 市場の反応:データ発表後、金利先物は8月1日にBOEが利下げを実施する確率を、インフレデータ発表前の50%近い可能性から低下して、約30%と予想した。このような期待の変化は、サービスインフレ率の上昇の影響を浮き彫りにしている。
- ファンダメンタル要因:GBP/USDペアの主な要因は、BOEの利下げ観測の後退、堅調な英国経済成長、9月に予想されるFRBの利下げなどである。これらの要因がGBP/USDの強気見通しを支えている。
- FRBの利下げ期待:投資家は9月の米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを完全に織り込み、年末までに60ベーシスポイント以上の緩和が実施されるとの見通しを示した。このセンチメントがGBP/USDの強気見通しを支えている。
- 英国の雇用・賃金データ:明日の英国雇用・賃金統計は午前6時(GMT)に発表され、BOEと市場トレーダーの双方にとって極めて重要なデータとなる。このデータは、賃金の伸びと雇用の動向についてさらなる洞察を提供し、今後の金融政策の決定に影響を与えるだろう。
この記事の改善にご協力ください。
追加のフィードバックを再出する
免責事項:こちらに含まれるすべての資料および情報は、一般的なマーケティングを目的としたものであり、投資アドバイスや推奨、金融商品の取得、金融取引への勧誘を目的としたものではありません。投資家は、自らの投資判断のリスクについて単独で責任を負い、適切と思われる場合には、いかなる判断を下す前にも、関連する独立した専門家の助言を求める必要があります。提示された分析およびコメントには、投資家の個人的な投資目的、財務状況やニーズに関する考察は含まれていません。非独立投資調査免責事項の全文は
こちら
をご覧ください。
リスク開示:CFD商品は複雑な金融商品であり、資金を失う大きなリスクが伴います。
こちら より、リスク開示の全文をお読みください。