2024年7月2日 | FXGT.com
S&P500種株価指数、主要経済指標を前に5,440の重要なサポートに直面
- S&P 500のパフォーマンス:S&P500種指数は3.5%の上昇で6月を終え、4月の安値4,930以来、大幅な強気相場が続いている。同指数は過去2か月半で10%以上上昇し、5,500を超える史上最高値を記録した。
- 短期レンジ:過去2週間、相場は4時間足の上昇トレンドラインチャネルを上抜けた後、横ばいレンジに収まっている。5,520の重要なレジスタンスと5,440のサポートとの間で調整局面に入っている。
- 日足RSIは中立に戻る:強気の勢いが弱まり、日足RSIは中立に戻った。5,440レベルが引き続きサポートとなり、最近の上昇を守っており、強気トレンドを維持し、弱気モメンタムへの転換を阻止するために極めて重要となっている。
- 5,440の主要サポート:今週予定されているニュースにより、5,440のサポートレベルに注目が集まっている。この水準は、強気のモメンタムを再開させ、短期時間足を上向きに保つことができる。短期強気トレーダーは、新規ポジションを開始するために、このレベルを上回るサポートの兆候を監視している。
- 5,440を下回ると弱気にシフトする可能性:5,440のサポートレベルは極めて重要である。この水準を下回ると、短期的なモメンタムは弱気にシフトし、4時間足では反転パターンが形成され、日足では5,350の45日指数移動平均チャネルサポートエリアに向けて下方修正が始まる可能性がある。
- トレンドの見通し:日足トレンドは引き続き強気だが、現在の調整局面は短期的な横ばい調整として機能している。5,440ドルのサポート水準は、この調整が浅いものにとどまるか、この重要なサポートを割り込むと、5月末に最後に訪れた重要な移動平均線チャネルに向けて、より大幅な調整の動きが始まるかを決定する。
- 歴史的な低ボラティリティ:歴史的に、S&P 500種指数は1日に2%以上動くことが年に7~10回程度ある。しかし、2.05%の下落も2.15%の上昇もない日が380日以上続いており、2008年以来、このような低ボラティリティの日足が続いた最長期間となっている。この異常な安定は、投資家心理の高さを反映しているが、同時に将来の市場混乱の可能性も示唆している。
- 最新の経済データ:月曜日に発表されたISM製造業PMIによると、米国の製造業は3か月連続で縮小した。インフレの冷え込みと製造業活動の低下から、米連邦準備制度理事会(FRB)は早ければ9月にも利下げを実施するとの見方が強まっている。市場では現在、9月利下げの可能性を67%と見ている。
- 今後の主要イベント:今週変動が予想される主なイベントには、本日のJOLTS求人数と明日のISMサービス業PMIが含まれる。明日予定されている最新のFOMC議事録は、最近のデータを受けて口調が変化しないか注目される。今週の注目は金曜日のNFPである。さらに、パウエルFRB議長とラガルドECB総裁が本日後半のECB中央銀行フォーラムで金融政策について議論し、政策の乖離に関するコメントが市場の反応を誘発する可能性がある。
S&P500 4時間足チャート
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