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2024年7月3日 | FXGT.com

小売売上高が豪ドルを押し上げ、RBA議事録では利上げ期待が高まる

  • 豪ドルのパフォーマンス:水曜日の朝、豪ドルは予想外に強い国内小売支出データを受け、対米ドルで上昇した。豪ドルは0.6675ドルまで上昇したが、過去6週間の0.6580ドルから0.6700ドルのレンジ内を維持した。
  • 豪小売売上高:オーストラリアの5月の小売売上高は0.6%増加し、市場予想の0.2%を上回った。この伸びは、消費者が高いインフレ率と住宅ローン金利に直面しているにもかかわらず、主に値引きと早期販売イベントによるものであった。
  • RBA6月会合議事録:オーストラリア準備銀行(RBA)は18日、6月の政策決定会合の議事録を公表し、理事会が最終的に金利据え置きの方がより強い選択肢であると判断したことを明らかにした。しかし、理事会は利上げの可能性についても議論し、将来の政策的な動きを否定していない。理事会は、経済と労働市場の安定を維持しつつ、インフレ率を目標に近づけることは可能だと考えている。
  • 利上げの可能性:利上げを据え置いたものの、RBAは5月のインフレ率が前年同月比3.6%から4.0%に上昇したサプライズを認めた。このインフレ率の急上昇は再利上げの可能性を高め、11月までに約50%の可能性が織り込まれている。
  • 市場の期待:市場は現在、8月のRBA次回会合で利上げが実施される可能性を30%程度と見ている一方、今年中にRBAが利下げを実施する可能性は否定している。投資家は現在のところ、RBAが利下げを開始するのは早くても2025年4月以降になると予想している。
  • 経済の回復力:両国ともインフレ率が高止まりしており、金利上昇に対する回復力を示している。インフレ率が持続的に低下するまでは、両国の金融政策は据え置かれると予想されるため、AUD/USDは現在のレンジ内で推移する可能性が高い。
  • 主要データの発表:7月31日に発表される第2四半期の豪消費者物価指数(CPI)は、今後の金利決定において重要な意味を持つ。インフレ率が予想を上回れば、利上げ期待が高まる可能性がある。さらに、金曜日に発表される6月の米非農業部門雇用者数(NFP)は、米国の労働需要と賃金の伸びに関する洞察を提供する。
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