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2024年6月26日 | FXGT.com

カナダのインフレ率のサプライズと利下げ期待の変化でUSD/CADは下落

  • USD/CADは急落: 5月の予想外に高いカナダのインフレデータの発表を受けてカナダドルが上昇したため、USD/CADは、火曜日のニューヨークセッションで顕著な下落を見せた。
  • カナダ消費者物価指数と原油価格がカナダドルをサポート:火曜日のカナダの消費者物価指数(CPI)は予想を上回り、原油価格の上昇とともにカナダドルを押し上げた。この組み合わせは、対米ドルでカナダドルを堅調に支え、同ペアの下落を促した。
  • カナダのインフレ報告:カナダは5月の消費者物価指数(CPI)を驚くべき上昇率で発表した。年間ヘッドラインインフレ率は2.7%から2.9%に上昇し、予想されていた2.6%を上回った。月間ヘッドラインCPIは0.6%上昇し、4月の0.5%上昇を上回った。変動性の高い8品目を除いたコアCPIも前月比0.6%上昇し、4月の0.2%から上昇。年間では1.6%から1.8%に上昇した。
  • カナダ中銀への影響:予想外のインフレ上昇により、カナダ中銀は追加利下げに慎重な姿勢を示す可能性が高い。7月24日の会合で利下げが実施される可能性は50%を下回った。最近のインフレ率は、当面の利下げが短期的に延期される可能性を示唆している。
  • FRBの利下げ不透明感が米ドルを抑制:米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期に関する不透明感が続いているため、米ドルは上昇を抑えられている。米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーからは、借り入れコストの引き下げを急がないことを示すタカ派的なコメントも出ているが、インフレ圧力が緩やかになっていることから、9月の利下げの可能性への期待は維持されており、米ドルの上昇を抑制している。
  • 今後の米国データ:トレーダーは、木曜日の第1四半期GDP確定値や金曜日の個人消費支出(PCE)価格指数など、週後半の主要な米マクロ経済データを心待ちにしている。PCEはFRBが好んで使用するインフレ指標であり、今後のFRBの政策決定に対する市場の期待を形成する上で重要な役割を果たすため、米ドル需要とUSD/CADペアの方向性に影響を与える。
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