2024年6月26日 | FXGT.com
オーストラリアの消費者物価指数の急上昇が利上げ観測に拍車をかける
- AUD/USD急騰、発表前の水準に戻る:今朝、AUD/USDは、オーストラリアが予想外の高い消費者物価指数(CPI)を発表した後に急騰した。しかし、最初の動きはその後後退し、AUD/USDは現在、発表前の水準に戻っている。最新のデータにより、オーストラリア準備銀行(RBA)の今後の金利決定に対する再評価が行われている。
- オーストラリアの消費者物価指数:オーストラリアの5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4%となり、4月の3.6%から上昇、コンセンサスの3.8%を上回った。コア指標も4.4%に上昇し、6か月ぶりの高水準となった。
- 市場の反応:AUD/USDは発表後、当初0.5%以上上昇し0.6680ドルとなった。8月の金利が据え置かれる可能性は70%に低下し、9月の利上げの可能性は50%以上に上昇した。これは、第2四半期消費者物価指数(CPI)の全結果を受け、8月に利上げが実施される可能性を示唆している。
- RBAのスタンス:消費者物価が予想外に上昇したことで、RBAのタカ派スタンスが強まった。市場では8月の利上げ観測が高まり、豪ドルを押し上げた。RBAはインフレリスクへの対処を強調し、インフレが持続すれば追加利上げを行う可能性を示唆した。RBAは慎重な姿勢を崩さず、あらゆる政策オプションをテーブルに載せているが、最新のインフレ数値は利上げが現実的な可能性になりつつあることを示唆している。
- 金融政策の乖離:RBAの利上げの可能性は、他の先進国中央銀行で見られる利下げや休止とは対照的で、金融政策の乖離が拡大していることを浮き彫りにしている。この乖離は、特にインフレ圧力が続く場合、豪ドル相場を下支えする可能性が高い。
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