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昨日の為替市場は、米PPIが予想以上に良い結果となったことや原油高によりドル買いが優勢となりました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
10日の東京外国為替市場午後のドル円は前日のNY時間の戻り高値やこの日の東京午前につけた高値が抵抗水準として意識され、欧州勢の参入後は153円台半ばで上値を抑えられました。
16時半ごろには153.3円台まで売り押され、その後の反発幅も限られました。

ロンドン時間に入ると、始まって円買い・ドル売りが先行しましたが、153.7円前後まで水準を上げました。
8月の米卸売物価指数の発表を控えていたことから当初は値動きが限定的だったものの、原油先物の上昇や指標を材料にドル買いが増える場面もありました。
ニューヨーク時間に入ると、トランプ米大統領が核関連活動の疑いがあるイランの施設を攻撃する可能性に言及したほか、イランが弾道ミサイルの生産を再開したもようと米紙が報じたことで、エネルギー供給の混乱が深まるとの懸念から米原油先物相場が急騰。
WTIの期近10月物は一時1バレル104ドル台と期近物として5月以来の高値をつけました。8月の米PPIが前年同月比5.4%上昇と7月の4.8%から加速し、市場予想の5.3%も上回ったこともドルの支援材料となり、一時154.6円台まで上伸しました。
米長期金利は2023年10月以来の高水準となる4.96%まで上昇し、日米金利差の拡大観測も円相場の重荷となりました。
11日午前の東京外国為替市場では、米PPIの上振れや原油価格の上昇により円安が進行。
早朝の154.3円台から154.6円台まで上値を伸ばした後、9時過ぎには154.3円台まで反落しましたが、その後は切り返して154.5円前後まで持ち直すなど、方向感に欠ける展開となっています。
ドル円は153円台で反発しました。フィボナッチリトレースメントの38.2%にあたる155.7円、61.8%にあたる157.4円に到達するか注目です。

本日の注目銘柄は日経225です。8月14日以降下落基調であり、本日にも9月3日の安値を下回る可能性があります。

3日の安値を下回った場合、61,000円割れも視野に入ってくるでしょう。
本日は8月分の消費者物価指数(CPI)や9月分のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)の発表が注目されています。
どちらも重要度が高い指標のため、予想と異なる結果が発表されればドル円の値動きが大きく変更する可能性があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。