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昨日の為替市場は、米物価指標の上振れと米長期金利の低下が交錯し、ドル円が157円台後半から158円台を行き来する不安定な展開となりました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
昨日の為替市場は、米物価指標の上振れと米長期金利の低下が交錯し、ドル円が157円台後半から158円台を行き来する不安定な展開となりました。

昨日の為替市場は、AI投資を巡る不透明感から米長期金利が低下し、ドル円が上値の重い動きとなりました。本日は米FRB議長の発言に関心が集まっています。
15日の東京外国為替市場午後のドル円相場は米長期金利の低下や日経平均株価の下落が一服したことを受けて若干値を戻し、クロス円の買いに支えられて複数回にわたり158円台を回復する場面もありましたが、いずれも158円台前半で押し戻されました。
日銀の小枝淳子審議委員が熊本市での講演で、物価上昇リスクが相応にあることを踏まえれば利上げに過度に慎重になることはないなどと述べたこともタカ派的な内容として売り材料となったようです。
ロンドン時間に入ると、米長期金利の低下や株安を背景に、円買い・ドル売りが優勢。
ロンドン時間の序盤は157.9円台から157.6円台まで円が上昇し、その後はドルを買い戻す動きも出て157.9円前後に水準を戻しました。
市場では、AI大手の債務が注目されドルが売られやすくなる可能性があるとの指摘が欧州の金融大手から出ています。
ニューヨーク時間に入ると、9月の米卸売物価指数が予想を上回り、同時に発表された9月の米小売売上高も予想より強い内容となったことからドル買いが先行し、一時158.1円台まで上昇。
ただ、AI投資を巡る不透明感が高まるなか、リスク回避の債券買いで米長期金利が低下するとドル円にも売りが出て、23時前には一時157.5円台と日通し安値を更新。
NY終盤は値動きが細り、158円台前半でこう着しました。
16日午前の東京外国為替市場でドル円は10時時点で158.1円台で推移しています。
米原油先物価格が上昇し、原油を輸入に頼る日本経済の悪化につながるとの思惑から円が売られました。
市場では、米卸売物価指数が市場予想を上回ったこともドル買いにつながったとの声が外為ブローカーから聞かれました。
ドル円は、長い下ヒゲのローソク足が出現したことで、157円台半ばでは底堅いことが分かります。

上方向は159円前後、下方向は157.4円前後を抜けない限りは大きな動きは見込めないでしょう。
本日の注目銘柄は日経225です。

日経225は、昨日の安値がチャネルのサポートラインに位置しており、この水準を抜けた場合、60.600円台はもちろん60,300円台まで下落する可能性があります。
また、安値を切り上げているようにも見えるため、逆に上昇するシナリオとしてチャネルの上値にあたる71,900円台まで到達するかもしれません。
本日は9月分の鉱工業生産指数の発表に注目です。発表が予定される22時15分前後はドル円が大きく動く可能性があるため慎重な判断が求められます。
また、週末ということもあり土日の突発的なニュースに備えてポジションを軽くしておくことも一つのアプローチとして考えられます。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。