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2024年4月8日 | FXGT.com

豪ドル、国内経済報道がまちまちで圧力に直面

  • 米労働市場の強さ:3月の新規雇用者数が30.3万人と予想を上回ったことで、豪ドルは0.6580ドルと圧力を感じている。この結果、米連邦準備制度理事会(FRB)が6月に利下げを実施する可能性はさらに低下し、CMEのFedWatchツールによると、その確率は48%まで低下した。
  • オーストラリアの10年国債利回り上昇:米雇用統計を受け、オーストラリアの10年国債利回りは4.1%近くまで急上昇し、1か月以上ぶりの高水準となった。この上昇は米国債利回りの上昇と同期している。
  • FRBの利下げ見通し:カシュカリ氏を含むFRB高官は、好調な経済データの中、時期尚早の利下げに慎重であることを強調し、インフレ率が高止まりしていれば、2023年には利下げは必要ないかもしれないと示唆した。
  • オーストラリア準備銀行の対応:RBAは、3月の会合にて、3会合連続で過去12年間で最高となる4.35%の政策金利を維持し、さらなる利上げの可能性を警告することなくインフレ管理に自信を示した。この姿勢は、年内の利下げ観測に拍車をかける。
  • 経済データの影響:先週の豪州の実質小売売上高は横ばい、貿易収支はマイナスとなり、豪ドルは圧力を受けている。これらの国内経済指標は、豪ドルに対する慎重なセンチメントを助長している。
  • オーストラリア住宅金融の回復:2月のデータは、オーストラリアの住宅金融の回復を示し、金融情勢が当初懸念されたほど制約されていない可能性を示唆した。
  • 豪ドルのサポートとなりうるコモディティ価格:市場は銅と原油価格の動向を注視している。これらのコモディティ価格がさらに上昇すれば、豪ドルを押し上げる可能性がある。
  • 今後のデータ発表市場参加者は3月の米消費者物価指数(CPI)と3月の米連邦準備制度理事会(FRB)議事録を待っている。
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