ビットコインの半減期はいつ？ 半減期後のチャートを解説 

「ビットコインの次の半減期はいつ？」「半減期に上昇しやすい理由を知りたい」と考えていませんか？

ビットコインは4年に1度のペースで半減期を迎えます。よって、次の半減期は2028年4月と予想されています。

本記事では、半減期に、ビットコインが上昇しやすい理由や過去の半減期の相場について詳しく解説します。

ビットコインの半減期とは、ビットコインのマイニング報酬が半分になる重要なイベントです。

1回目の2012年の半減期では1ブロックあたりのビットコイン報酬が50ビットコインから25ビットコインに半減しました。

そして、4回目の2024年の半減期では、1ブロックあたりのビットコイン報酬は6.25ビットコインから3.125ビットコインに半減しています。

※1ビットコインあたりの報酬

ビットコインの次の半減期は、2028年4月17日頃に予定されています。半減期になると、ビットコインのマイニング報酬は、2024年現在の3.125BTCから1.5625BTCに減少しています。

そして、5回目の半減期は、現在のところ2028年4月15日と見られています。

出典：CoinGecko

ただし、ビットコインの半減期の日時は確定しているわけではありません。半減期の日時が前後にずれる可能性があるので、時期が近づいてきたら何度も確認することを推奨します。

ビットコインの半減期の探し方
ビットコインの半減期については、時期が近づくとKuCoinやSBI VCトレードなどの取引所がカウントダウン用のページを公開していることがあります。

また、CoinGeckoのように、いつでもカウントダウンを確認できるページもあります。

直前になったら、何日の何時頃に半減期を迎えるのか確認しておくようにしましょう。

ビットコインに半減期がある理由は、主に3つあります。

ビットコインの供給量を抑えるため

ビットコインの価値を安定化させるため

マイニングとの関係

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

1.ビットコインの供給量を抑えるため

ビットコインに半減期がある理由は、供給量を抑えるためです。

ビットコインは2100万枚までしか発行できないように設計されているので、半減期には、新規発行されるビットコインの報酬を半減します。

半減期により市場に出回るビットコインの量が抑えられるため、需要が供給を上回って価格が上昇しやすくなります。

2.ビットコインの価値を安定化させるため

半減期がある理由は、ビットコインの価値を安定化させるためです。

ビットコインには日本円やドルのように流通量を調整する中央銀行は存在しません。半減期により新規発行のペースを調節することで、流通量が急激に増加しないようにしています。

インフレによるビットコインの信頼性低下を避けることができます。

半減期によって新規発行のペースが調整されることで、市場に流通するビットコインの総量が急激に増加（インフレ）することを防ぎます。

3.マイニングとの関係

ビットコインに半減期がある理由は、マイニングとの関係です。

半減期が実施されれば、マイニング報酬が減少するため、ビットコインの新規発行のペースが遅くなります。需要と供給のバランスを保ちやすくなるので、ビットコインの希少性が高まります。

ビットコインが半減期に上がりやすい理由は主に2つあります。

1. 供給制限と希少性
2. 投資家の買い需要が増加する

それぞれの理由を詳しく解説します。

1.供給制限と希少性

ビットコインが半減期になると上がりやすい理由は、ビットコインの供給の制限により希少性が増すためです。

ビットコインでは発行総量が2,100万枚と決まっています。さらに、半減期になると、ビットコインをマイニングした際の報酬が半分になるので、新規発行量も減少するのです。

投資では、一般的に供給が少なくなると希少性が増えて価値が高くなる傾向があります。

ビットコインも例外ではなく、半減期による供給制限が行われた後は、価格が上昇しやすくなるのが一般的です。

また、半減期によりマイニング報酬が減少すると、一部のマイナーは採算が合わずにマイニングを停止します。そうなると、市場への供給量がさらに減少するので、ビットコインの価格が上がりやすくなるでしょう。

2.投資家の買い需要が増加する

ビットコインの半減期が近づくと投資家の買い需要が増加しやすくなります。過去の半減期の実施後、いずれもビットコインの価格が上昇したため、そのことを知っている投資家の多くは今回も上昇すると予測して購入量を増やそうとします。

投資家の買い需要が高くなれば、ビットコインの価格はさらに上昇するでしょう。

ビットコインは過去に4回半減期を迎えました。

ここからは、それぞれの半減金期後にビットコインドル（BTCUSD）の値動きがどうなったかを解説します。

1.1回目の半減期後のビットコインドル（BTCUSD）の値動き
ビットコインの1回目の半減期は2012年11月27日でした。半減期後のチャートの推移は以下の通りです。

半減期当日は1BTC12ドル前後でしたが、わずか3か月ほどで29ドルまで上昇しました。

2.2回目の半減期後のビットコインドル（BTCUSD）の値動き

ビットコインの2回目の半減期は2016年7月9日でした。半減期後のチャートの推移は以下の通りです。

半減期当日に1BTC660ドルだった価格は500ドル台を割れました。しかし、すぐに反転し、5か月後には700ドル台後半まで上昇しました。

3.3回目の半減期後のビットコインドル（BTCUSD）の値動き

ビットコインの3回目の半減期は2020年5月11日でした。半減期後のチャートの推移は以下の通りです。

半減期当日は1BTC9,000ドルでしたが、その後はしばらくもみ合った動きをします。約2か月後に12,000ドルまで上昇し、5か月後の10月中旬頃から大きく上昇し、16,000ドル台後半をつけています。

4.4回目の半減期後のビットコインドル（BTCUSD）の値動き

ビットコインの4回目の半減期は2024年4月20日でした。半減期後のチャートの推移は以下の通りです。

半減期当日は1BTC64,000ドルでしたが、46,000ドル台〜72,000ドル台の範囲での動きが続きます。しかし、6か月後の10月以降は急激に上昇し始めて、12月時点では一時10万ドルを超えました。

このように半減期後しばらく経過すると、上昇しやすいことが分かります。

ここからは、ビットコインの半減期に関するよくある疑問に回答します。次の半減期を狙って取引したい人や半減期後の上昇に乗りたい人は、ぜひ参考にしてください。

ビットコインが半減期を迎えても上がらないことはありますか？

過去の半減期ではいずれもビットコインの価格は上昇傾向にあります。しかし、半減期を迎えても必ずすぐに上がるとは限りません。なぜなら、仮想通貨のマイニングを行うマイナーが収益確保のために保有しているビットコインを売却することや外的要因（新型コロナウィルスなど）によりすぐには上昇しないこともあるからです。

ビットコインの半減期後についてどのような価格予想がありますか？

ビットコインは今後も大きく上昇する可能性があります。一般的にビットコインの価格は半減期後の1年〜1年半の間にピークを迎えた後に暴落して、その後の2年はレンジ相場で推移する傾向があります。2024年12月時点では、既に史上最高値を更新し続けており1BTC10万ドルに到達していますが、2025年にかけてさらなる上昇が期待されています。

ビットコインの半減期は買うタイミングですか？

過去の相場を見る限りは、ビットコインの半減期は買うのにおすすめのタイミングといえるでしょう。2024年4月の半減期後は、2025年4月〜10月の間にピークを迎えることが予想されるため、その間まではビットコインを保有し続けても良いでしょう。

ビットコインの半減期後に売るタイミングはありますか？

ビットコインの半減期後に売るタイミングは、半減期から1年半後頃のピークを迎えた時期です。過去の傾向では、半減期〜1年半頃にピークを迎えて暴落しています。ただし、いつ暴落が来るかは分からないため、リスクを取り過ぎると大きな損失を被る可能性があります。

2024年以降の仮想通貨の半減期カレンダーは？

2024年以降、ビットコイン以外にも半減期を迎える仮想通貨があります。例えば、ライトコインは2027年8月、ビットコインキャッシュは2028年に半減期が到来する予定です。

2024年のビットコインの半減期はいつでしたか？

2024年のビットコインの半減期は4月20日でした。半減期によりマイニング報酬は6.25BTCから3.125BTCに減少しました。

直近のビットコインの半減期は2024年4月でした。これまでの傾向ではビットコインの半減期後1年〜1年半でピークを迎えるため、今はチャンスといえるかもしれません。また、暴落が始まったら今度は売りのチャンスです。

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