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コツコツ利益を増やせて、銀行の定期預金よりも高い金利でお金を増やしたい場合、仮想通貨レンディングと呼ばれる方法があります。とはいえ、どのような仕組みか、デメリットはないか気になる人もいるでしょう。
本記事では、仮想通貨のレンディングのメリット・デメリット、利益を出すポイントを解説します。特に仮想通貨を長期保有することが多い人は、ぜひ参考にしてください。
仮想通貨レンディングとは、保有する仮想通貨を貸し出すことで銀行の定期預金のように利子を得る投資手法です。
仕組みとしては、まず、仮想通貨取引所と消費賃借契約を締結した上で、仮想通貨を預けます。
銀行の定期預金に似た仕組みで、以下のよう安定した収益を得ることができます。契約期間が終了したら、利子と元本が一括で返還されます。
仮想通貨のレンディングをするにあたって、金利や預入期間、預入可能な銘柄は、取引所が指定したものしか選べません。
一般的な仮想通貨の取引では、ポジション保有していないときは取引所に仮想通貨を預けたままの状態が続きます。
しかし、仮想通貨レンディングも併用することで、ポジションを保有していない時間を有効的に使って利益を得ることが可能です。
仮想通貨のレンディングには、以下のようなメリットがあります。
安定収入を得られる
銀行預金よりも利回りが高い
通常の売買よりも手間がかからない
まとまった資金の運用も可能
各メリットについて詳しく見ていきましょう。
1.安定収入を得られる
仮想通貨のレンディングは、預けた仮想通貨に対して利息が支払われます。
仮想通貨の値動きにかかわらず、最初に決定した金利から発生する利息を得られるので、安定収入といえるでしょう。
また、取引所が破綻するなど大きな問題が発生しない限りは、元本も保証されるため、初心者でも安心して始めることができます。
2.銀行預金よりも利回りが高い
仮想通貨レンディングでは、一般的な銀行預金よりも高い利回りを提供しています。
大手銀行の定期預金の金利は年0.002%程度ですが、仮想通貨レンディングの利率は、年0.1%〜10%程度です。
例えば、100万円を銀行の定期預金で預けた場合と仮想通貨レンディングを利用した場合では、得られる利息に大きな差があります。
方法 | 1年間預けた場合の利息 |
銀行の定期預金(年0.0002%の場合) | 20円 |
仮想通貨レンディング(年10%の場合) | 2万円 |
提供される金利が高い理由は、一般的に仮想通貨は従来の金融資産よりもリスクが高いと認識されているためです。
少しだけリスクを取って多くのリターンを得たい人は、仮想通貨レンディングの利用を検討しても良いでしょう。
3.通常の売買よりも手間がかからない
仮想通貨レンディングは、通常の売買よりも手間がかからず、忙しい人や投資初心者でも手軽に始められる資産運用方法です。
取引所のレンディングサービスで貸し出しをしたい銘柄とコース(貸出期間)を選んで、申し込むだけで始めることができます。
加えて、通常の売買のようにテクニカル分析をしたり、売買タイミングを計る必要がありません。
一度貸し出しを始めたら、満期になるまで放置すれば良いので、初心者でも手軽に始められるでしょう。
4.まとまった資金の運用も可能
仮想通貨レンディングでは、まとまった資金の運用も可能です。というのも、一部の取引所では貸し出し上限が高く設定されていたり上限がないからです。
例えば、ある取引所では、ビットコインの最大貸出数量が100BTC/月のため、2024年9月時点のビットコイン価格(約771万円)で計算すると、約77億円相当の資金を運用可能です。
多額の仮想通貨を長期保有するだけの場合、レンディングを活用したほうが、利息も受け取れるので、利益を増やしやすくなるでしょう。
仮想通貨のレンディングをするデメリットは4つあります。
仮想通貨の下落により資産価値が減少することがある
途中解約すると損することが多い
売却や追加購入のタイミングを逃すことがある
仮想通貨取引所の破綻により返還されない可能性がある
それぞれのデメリットについても理解しておきましょう。
1.仮想通貨の下落により資産価値が減少することがある
仮想通貨の預入期間中に仮想通貨の価格が下落すると、返還時の資産価値が減少するリスクがあります。
仮想通貨はボラティリティが大きいので、大きく下落した場合、レンディングで得た利息以上の損失が発生します。
さらに、多くの取引所では、一度貸し出した暗号資産を途中解約できません。
取引所 | 中途解約の可否 |
Coincheck | 不可能 |
GMOコイン | 可能 |
BITPOINT | 不可能 |
bitbank | 原則不可能※ |
※特別な事情があると認められた場合のみ中途解約が可能
したがって、預入期間中に仮想通貨が暴落するリスクがあることも踏まえて、始めるべきか検討しましょう。
2.途中解約すると損することが多い
一部の取引所では、預入期間中に途中解約ができます。しかし、途中解約をした場合、貸借料が支払われないことに加えて、一般的に5%〜10%前後の解約手数料を支払う必要があります。
よって、預入期間中に途中解約をした場合、高い確率で損をするでしょう。レンディングは、途中解約をしないことを前提に始めるべきです。
3.売却や追加購入のタイミングを逃すことがある
仮想通貨を預け入れた場合、基本的に途中解約ができないので、資金は拘束されます。したがって、一般的な取引方法のように、途中で売却したり追加購入したりすることはできません。
含み益が乗っているうちに利確して利益を確保したり価格が下落して底値で買うチャンスなので、追加で購入したりといったことは不可能です。
加えて、投資資金のほとんどをレンディングしている場合、新たなエントリーのチャンスに乗ることができません。安定的に利益を得られる方法とはいえ、資金の全額をレンディングで運用することは避けましょう。
4.仮想通貨取引所の破綻により返還されない可能性がある
仮想通貨レンディングには、取引所の破綻により資産が返還されないリスクがあります。
なぜなら、レンディングをする際に仮想通貨取引所と締結する消費賃借契約は無担保契約のため、破綻すると返還されない可能性が高いからです。
実際、どの取引所においても、レンディングの商品案内ページに破綻すると資産が返還されないリスクがあるといった注意書きが記載されています。レンディングをする際は、破綻リスクが高い取引所を選ばないようにしましょう。
仮想通貨レンディングで利益を出すためのポイントは以下の4つです。
金利の高い取引所を選ぶ
複数の銘柄への分散投資も検討する
長期間保有する
レンディングの税金についても理解しておく
それぞれのポイントを詳しく解説します。
1.金利の高い取引所を選ぶ
仮想通貨レンディングで利益を出すためには、金利の高い取引所を選びましょう。その理由は、同じ金額の場合、金利が高い取引所に貸したほうが、得られる利息が大きいからです。
例えば、100万円相当のビットコインを1年間レンディングする際に年利3%と年利10%の取引所では、利息に大きな差があります。
金利 | 1年間レンディングして得られる利息 |
年3% | 3万円 |
年10% | 10万円 |
ただし、一般的に金利が高いほど、暴落した際の下落率が大きくなる傾向があるので注意が必要です。
また、金利の高さだけでなく、取引所の信頼性やセキュリティ対策などほかの項目も含めて総合的に判断しましょう。
2.複数の銘柄への分散投資も検討する
仮想通貨のレンディングをする際は、複数の銘柄への分散投資も検討するべきです。一般的に仮想通貨は値動きが大きい傾向があるため、一つの銘柄のみに投資をすると、下落したときに大きな損失を被る可能性があります。
複数銘柄に分散しておくことで、ほかの銘柄の上昇分で相殺できるかもしれません。特に時価総額の小さい銘柄は、値動きが大きくなりやすいため、時価総額の大きいビットコインやイーサリアムと分散することを推奨します。
3.長期間保有する
仮想通貨のレンディングで多くの利益を得るには、長期間保有することが重要です。
預入期間が1週間から数か月など短いものもありますが、得られた利息を再び預けることで、複利効果を最大限活かせるようになるでしょう。
例えば、年利5%で預入期間が1年のビットコインレンディングを契約する場合、以下のように再度投資をします。
1年目終了時: 1.05 BTC
2年目終了時: 1.1025 BTC
3年目終了時: 1.157625 BTC
4年目終了時: 1.21550625 BTC
5年目終了時: 1.27628156 BTC
5年間、レンディングを継続すれば、約27.6%もビットコインを増やせます。
4.レンディングの税金についても理解しておく
仮想通貨のレンディングで得た利益は原則雑所得として課税対象となります。報酬を受け取った時点で、その時の時価で所得が発生したとみなされるので注意しましょう。
レンディングで得た報酬には、所得税(5%〜45%)と住民税(10%)が課されます。会社員の場合、年間の雑所得が20万円を超えたら確定申告をしなければなりません。確定申告をしなかった場合、追徴課税をされる可能性があります。
仮想通貨のレンディングを提供しているのは、以下のような仮想通貨取引所です。
年率 | 銘柄 | 預入期間 | |
GMOコイン | 最大10%(ベーシック)
最大15%以上(プレミアム) |
26銘柄(ベーシック)
3銘柄(プレミアム)
|
1か月か3か月(ベーシック)
1週間〜2か月(プレミアム)
|
Coincheck | 0.5%~5% | 10銘柄 | 最大1年間 |
BITPOINT | 最大17% | 25銘柄 | 非公開 |
bitbank | 0.1%〜5.0% | 38銘柄 | 最大1年間 |
SBIVCトレード | 最大20% | 23銘柄 | 最大28日間 |
各取引所によって、最大年率や銘柄、預入期間が異なります。
仮想通貨のレンディングは魅力的だが暴落リスクがつきまとう
仮想通貨のレンディングは、安定して銀行預金よりも高い利息を受け取れるため、魅力を感じるかもしれません。
しかし、貸し出しをしている仮想通貨が暴落すると、途中で解約できないので注意が必要です。
また、貸し出しする資金は満期まで拘束されるので、その間に取引のチャンスを逃すこともあるでしょう。
仮想通貨の暴落リスクが怖いのであれば、下落時でも利益を狙えるレバレッジ取引のほうが良いかもしれません。
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