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投資で損をしないために元本割れしない投資方法を探していませんか?ただし、元本割れしない投資であっても損をするリスクがある点をご存じでしょうか? 本記事では、元本割れしない投資の有無や元本割れしない投資方法のリスク、元本割れを避けるためのポイントなどについて詳しく解説します。投資で損をしたくないと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
元本割れとは、以下のように投資した金融商品の価値が当初の投資額(元本)を下回ることを指します。
元本割れと似た言葉に元本保証がありますが、そちらは投資したお金(元本)が運用期間中に減らないことを保証することを指します。
厳密には投資ではないものの、以下の金融商品には元本保証がついています。
例えば、定期預金や普通預金などは、1預金者あたり1,000万円までの元本と利息が保護されます。
元本割れしない投資は基本的にない
ほとんどの投資には元本保証がないため、元本割れのリスクがある点に注意が必要です。また、名目上の元本保証があっても実質的な価値は変動する可能性があります。
基本的に投資はリスクを伴うものであるため、市場の変動や経済状況により、投資価値が上下します。
また、金融商品や相場状況によっては、手数料や運用に伴うコストが投資により得られるリターンを上回る可能性もゼロではありません。
例えば、購入当初から手数料の発生する投資信託やETFは、一時的にしろ元本割れの状態になります。
投資において元本割れを避けることは簡単ではないでしょう。
元本割れが起きにくい資産運用方法
元本保証がある投資商品はほとんどありませんが、元本割れをする可能性が低いといわれている金融商品はあります。
国債、社債、地方債といった債券は、一般的に元本割れが起きる可能性が低いといわれています。
特に日本や米国の国債は、発行元である国が財政破綻する可能性が低いので、元本割れすることはほとんどありません。
どうしても元本割れしたくないと考えている人は、債券を保有しても良いでしょう。
元本割れしない・元本割れしにくい金融商品で運用を行えば、損失を被る可能性は低いです。
しかし、それらの金融商品を運用する際にも以下のようなリスクがあるため、結果的に元本割れする可能性はあります。
それぞれのリスクについて順番に見ていきましょう。
1.インフレによる資産価値の目減り
元本割れをしない預金や元本割れしにくい投資商品は、一見安全に見えますが、インフレーション下では実質的な資産価値が目減りする可能性があります。
例えば、毎年物価が2%ずつ上昇し続けた場合、計算では約35年で預金の購買力が半減してしまいます。
信用度の高い国の国債を購入した場合でも、利回りがインフレ率を下回る場合、実質的には資産が減少するでしょう。
したがって、単に元本割れを避けるだけでは将来の経済的安定を確保できないかもしれません。
2.発行体の破綻によるデフォルトリスク
元本割れを避ける方法で資産を運用していても、投資先のデフォルトにより投資した資金の一部または全部が返還されないリスクが存在します。
例えば、預金を例に説明すると、預入先の金融機関が破綻すると、預金保険制度により1金融機関につき1預金者当たり元本1,000万円までと利息のみが保護対象となります。
しかし、1,000万円を超えるお金を預金していた場合は、返還されません。加えて、外貨預金や譲渡性預金など一部の金融商品は、預金保護制度による保護の対象外となるので注意が必要です。
また、債券投資においても発行体である国や会社がデフォルト(債務不履行)に陥ると、投資した資金が全額戻ってこない場合一部しか回収できないことがあります。
3.売却したいときに売れない流動性リスク
安全性の高い商品であっても、流動性が高いとは限らない点に注意が必要です。
流動性リスクとは、好きなタイミングで売却できないことや希望する価格で売れないといったリスクのことです。
例えば、個人向け国債は流動性が高いわけではありません。購入から1年経過すれば中途換金はできるようになりますが、換金時期に制限があったり、中途換金調整額が差し引かれたりするなどの条件があります。
安全性の高い商品に投資する前に、好きなタイミングで売却できそうか理解しておくことが重要です。
4.高い利益を得られるチャンスを逃す機会損失リスク
元本割れを避けようとして、資産のほとんどを元本が保証されている金融商品で運用している場合、高い利益を得られるチャンスを逃すことがあります。
元本保証のある金融商品はリターンが非常に少ないため、同じ期間に株式やFXで運用したほうが多くの利益を得られるかもしれません。
投資と聞くと、必ず損をする印象を持っているかもしれないですが、適切な方法で運用を行えば、リスクを抑えながらコツコツとリターンを得られる可能性は十分あります。
5.為替レートの変動の影響を受ける為替リスク
外貨建ての元本確保型商品に投資する場合、為替レートの変動にも注意しましょう。
外貨建ての金融商品は、円高が進行すると日本円換算時の資産価値が下がるので、元本割れを引き起こすリスクがあります。
例えば、1ドル100円のときに1万ドル(日本円で100万円分)分の金融商品を保有したケースで考えてみましょう。
円高が進んで1ドル80円になった場合、1万ドルの商品の資産価値は日本円換算で80万円になります。
つまり、外貨建ての商品自体は元本が確保されていても、為替レートの変動により日本円換算では20万円の損失が発生します。
このように、外貨建ての商品に投資をする際は、為替レートの変動が資産価値に大きな影響を与える可能性があるので注意が必要です。
長期の債券で運用する場合、金利変動による価格変動リスクが大きくなることがあります。というのも、一般的に金利が上昇すると、債券価格が下落する傾向があるからです。
例えば、10年物の国債を購入した後に市場金利が1%上昇した場合、その債券の価格は約9%下落すると言われています。
このような状況下で債券を途中売却すると、その時点の市場価格で取引されるため、購入時の価格を大きく下回る可能性が高くなります。
具体例を挙げると、額面100万円、利率2%の10年債を購入した後に市場金利が3%に上昇した場合、この債券の価格は約92万円程度まで下落する可能性があります。
100万円の債券を満期を迎える前に約92万円で売却した場合の損失額は8万円程度です。
とはいえ、満期まで保有し続けた場合は、途中の価格変動に関わらず最終的には額面で償還されるため、元本割れのリスクは低くなります。
投資でリターンを得るためには、元本保証されていない金融商品に投資しましょう。
損失を被ることに対して嫌な印象があるかもしれませんが、いくつかのポイントを守れば、元本割れを避けられる可能性があります。
各ポイントについて順番に見ていきましょう。
1.長期投資をする
元本割れを避けるためには、できるだけ早く投資を始め、長期間継続することが重要です。
というのも、以下の3つの理由があるからです。
長期投資で得られた利益を再投資することで複利効果が高くなる
一時的に下落しても長期では上昇することが珍しくない
感情的な判断を避けられるので、冷静に判断しやすくなる
長期投資で得られた利益を再投資することで複利効果が高くなるため、時間の経過とともに資産を加速度的に増やせる可能性があります。
また、市場に投資している場合、一時的に下落することがあっても、冷静な判断をしやすくなるでしょう。
実際、金融庁のデータによると、保有期間の違いによって収益率に大きな差が出ることが示されています。
出典:金融庁
5年の保有期間では元本割れするケースもありますが、20年の保有期間ではいつ投資を始めても元本割れしていていません。
このように、一般的に投資期間が長いほど、元本割れするリスクは低くなる傾向があります。
2.分散投資を行う
一般的に一括投資よりも分散投資のほうが、以下の理由により元本割れを避けられる可能性が高くなります。
複数の資産に投資することで、リスクを分散できる
投資タイミングの分散により市場変動に対するリスクを軽減できる
1つの資産のみに投資すると、その資産が下落した際に大きな損失を被る可能性があります。しかし、複数の商品に投資すれば、ある銘柄の下落をほかの銘柄の上昇でカバーできることがあるでしょう。
加えて、価格が高いときは購入量を抑えて、価格が安いときは購入量を増やすことで、平均取得単価を下げることが可能です。
積立投資のように定期的に投資を行うことで、大きな値動きが起きても元本割れが起きる可能性を低くできるでしょう。
3.保険と投資を混同しない
元本割れを避ける投資をするという理由だけで、元本保証がある保険商品を契約するのは、推奨できません。
なぜなら、保険と投資を混同した場合、商品が複雑になり、結果として不利益を被る可能性があるからです。
例えば、貯蓄型保険は保険と投資を兼ね備えた魅力的な商品に見えますが、投資信託の一種であり高額な手数料がかかることがあります。
利回りも0.7%と一般的な投資商品(3%程度)よりも低いため、利益を増やしにくいでしょう。
保険はあくまでも保障のために加入することが重要です。資産運用によるリターンを得たい場合は、保険とは別に金融商品に投資すべきです。
4.必ず余剰資金で運用する
投資を行う際に最も重要な原則の一つは、必ず余剰資金で運用することです。
余剰資金で運用すれば、日々の生活に必要な資金を投資で失う心配がないので、精神的な余裕を持てます。
また、相場が暴落した際にも、十分な安全資産を持っていることで、割安になった資産を購入できるでしょう。
急遽お金が必要になった場合もお金を引き出す必要がないため、複利によるリターンを高くできる可能性があります。
投資で将来に備えて資産を増やしたい場合、インフレリスクもあるので預金や債券といった安全資産だけでは十分ではありません。
そこである程度はリスクを取ってFXや株の投資を始めてみてはいかがでしょうか?
特にFXはレバレッジを掛けることができるので、少額から多くの利益を狙える可能性があります。ある程度は元本割れしない安全資産で運用しつつ、残りをFXで運用すれば大きなリスクを取らずに運用できるでしょう。
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