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今週の暗号資産は、先週に引き続き下落基調が継続しました。
まずはビットコインやイーサリアムの値動きからご紹介します。
ビットコイン(BTCUSD)・イーサリアム(ETHUSD)ともに、上昇への反転を期待するにはまだ時間がかかるかもしれません。
ビットコインについては金曜日から土曜日にかけて上昇を見せ、一時的に70,000ドルの大台を回復しましたが、その後反転して本稿執筆時点では下落傾向にあります。

週足では、依然として三尊天井のネックライン割れに伴う下落の途上にあると読み取れます。

また、2月6日に記録した大陽線の範囲内での推移が続いており、2月12日の安値である65,600ドル台を維持できるかどうかが当面の焦点となるでしょう。
この水準を割り込むようなことがあれば、直近安値の60,000ドル台まで下落する可能性も想定されます。
1時間足レベルでも下降トレンドが継続しており、明確な反転の兆しが見えにくいため、現時点での安易な買い判断には慎重さが求められるかもしれません。
続いてイーサリアムの動きですが、週足では天井圏ではないものの三尊天井の形状が出現しており、下落基調が続いています。

今後は2025年4月に付けた1,500ドル台をサポートとして維持できるかが重要なポイントとなります。
価格の戻りは鈍く、2月6日につけた安値の1,700ドル台後半を維持できるかどうかに注目が集まっています。
イーサリアムもビットコインと同様に短期足でさえ反転シグナルは確認されていないため、投資家にとっては辛抱強い対応が求められる展開です。
今週の注目ニュースは、X(旧Twitter)の金融プラットフォーム化によるアプリ内での暗号資産の売買を製品責任者が否定したことです。
17日までに複数のメディアが、Xアプリ内で暗号資産や株式の市場データにアクセスできる新機能が数週間以内に導入される見通しであると報じました。
つまり、既存のスマート・キャッシュタグ機能を拡張するもので、投稿画面からシームレスに投資情報へアクセスできるようになると期待されていたのです。
また、イーロン・マスク氏が提唱する決済基盤X Moneyの社内テスト開始の報道も重なり、金融エコシステム構築の最終フェーズ入りを期待する見方が強まっていました。
こうした一連の流れのトリガーとなったのは、14日に製品責任者のニキータ・ビア氏が複数の新機能ローンチを予告した投稿であり、これを受けてドージコイン(DOGEUSDT)の価格はわずか1日で20%近くも急騰しました。

分析企業LunarCrushのデータでも、同時期のドージコインに関するSNS上の議論が前月比で3割以上急増したことが示されています。
しかし、ビア氏自身はXアプリ内での直接的な暗号資産売買機能については否定的な見解を示しました。
同氏は、Xの役割はあくまで高度な金融データや取引画面へのリンク提供に特化することであり、実際のトレード自体はeToroなどの提携する外部プラットフォームへ誘導する仕組みになる予定であると説明しています。
決済システムの外部向けベータ版が公開される1〜2ヶ月後にかけて、どのような具体的な機能が発表されるかが今後の注目点となるでしょう。
来週は、米イラン協議の進展やエヌビディアの決算発表が暗号資産市場を左右する要因となるかもしれません。
今週はビットコインやイーサリアムの下落基調が続いていましたが、週明けも継続するのか、反発を見せるのかが焦点となります。
地政学リスクの面では、トランプ米政権がイランへの大規模攻撃に踏み切る可能性が報じられており、高官協議での合意は困難との見方もあり、緊張が高まる可能性があります。
その一方で、現地時間25日に予定されているNVIDIA(エヌビディア)の2026年1月期決算発表は、暗号資産市場にとって重要なイベントとなるかもしれません。
2023年以降、同社の決算発表後にはビットコイン価格が上昇する傾向が11回中8回確認されており、今回も上昇が期待されています。
足元ではAI分野への期待感が一服したとの声もありますが、最新AI半導体であるBlackwellの受注状況やビッグテック各社の投資計画次第では、市場の予想を上回る決算が発表され、暗号資産が上昇する可能性があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。