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2026年5月に国内で広く利用されているコミュニケーションアプリ「LINE」のweb3ウォレット「Unifi」において、日本円ステーブルコインである「JPYC」が正式に採用されたことが発表されました。2今後、LINE上でJPYC関連機能が順次提供された場合、ステーブルコインを活用した決済の選択肢が広がる可能性があります。
本記事では、LINE内での送金・決済・ウォレット利用がどのように進化していくのか、日常決済や送金サービスにどのような影響を与えるのかを中心に徹底解説します。今回の報道を機にLINEでJPYCの決済を使いたい人は、ぜひ参考にしてください。

【TL;DR】
今回、JPYCが正式に導入されたプラットフォームは、LINEヤフーのグループ会社でグローバル事業を展開するLINE NEXT Inc.が提供するWeb3ウォレット「Unifi ウォレット」です。
Unifi ウォレットは従来のLINE ウォレットの利便性を次世代へと拡張し、 LINE Web3構想の中核を担うサービスと位置づけられています。
これまでのWeb3ウォレットは、専用のアプリを別途ダウンロードし、リカバリーフレーズや秘密鍵をユーザー自身で厳重に管理しなければならず、一般のユーザーにとっては利用のハードルが高いものでした。
しかし、Unifi ウォレットは、LINEアプリでそのまま動作する形で提供されます。
ユーザーは、新たなアプリを追加でインストールする必要は一切ありません。
普段利用しているLINEアカウントで利用開始できる仕組みです。
さらに、今回の基盤となるブロックチェーンには、LINEやKakaoのメッセンジャー基盤を持ち、アジア最大級の2億5,000万人超のユーザーを抱える「Kaia(カイア)」ネットワークが採用されています。
Kaiaネットワークは高速な処理速度と低い遅延を特長としており、ブロックチェーン特有の処理待ちの遅延を抑えた利用体験が期待されています。
LINEが2026年6月から日本円ステーブルコインJPYCを自社エコシステムに統合することで、私たちの日常的なLINEの使い方も変化する可能性があります。
それぞれの内容について順番にみていきましょう。
以前提供されていたLINE Payの場合、銀行の営業時間によっては送金が翌営業日になることがありました。しかし、処理能力が高いKaiaネットワーク上のブロックチェーン技術を活用することで、比較的低コストな送金処理を目指して設計され、利用環境によっては短時間で反映される場合があります。
JPYCの導入で、LINE内のデジタルコンテンツ(決済・送金・預け入れ・リワードなど)にJPYCを使えるようになります。
順次、日常のショッピングやコミュニティでの報酬受け取りなどにも利用シーンが拡大していく可能性もあるようです。
日本円との価値連動を目指して設計されているため、一般的な暗号資産と比べて価格変動が小さいとされています。
3. ノンカストディアル型ウォレットの特徴
Unifi ウォレットは「ノンカストディアル(自己管理)型」と呼ばれる仕組みを採用しています。この仕組みは、運営企業に自分の資産を預けっぱなしにするのではなく、ユーザー自身が秘密鍵を管理し、利用者自身が資産管理に関与できる仕組みです。
つまり、資産管理の主体が利用者側にあることが特徴です
LINEの提供するUnifiウォレットに正式採用されたJPYC(JPY Coin)は、日本円と1対1で価値が連動するように設計された日本円のステーブルコインです。
一般的にビットコインやイーサリアムといった暗号資産は、価格の変動が激しいので、支払をした時と相手が受け取った時とで資産価値が大きく変動することがあります。
よって、店舗でのショッピングや家族への仕送りなど、決まった金額を確実にやり取りしたい場面での利用には不向きとされてきました。
しかし、JPYCは日本円との価値連動を目指して設計されており、発行体によれば裏付け資産として預貯金や国債が保全されています。
つまり、1JPYC=1円相当の価値維持を目指して設計されており、法定通貨と同じような感覚で支払いや受け取りができます。
加えて、発行元であるJPYC株式会社は、2025年8月に資金移動業者としての登録を完了し、国内資金移動業者として初めて日本円ステーブルコインを発行している会社です。法令に基づく登録を完了しており、決済インフラとしての信頼性向上が期待されています。
国内初の日本円ステーブルコインが発行!仕組みやどこで買うのか解説
今回のLINEとJPYCの連携により、これまで「Web3」や「暗号資産」という言葉に縁がなく、難しそうだと敬遠していた多くの人たちが、ブロックチェーン技術を利用した決済サービスを日常的に使うようになります。ここからは具体的に私たちの生活にどのような影響があるのかを解説します。

現在、日本国内ではスマートフォンを用いたQRコード決済が広く普及しています。しかしこれらのサービスの多くは依然として旧来の銀行間ネットワークなどの中間業者が複数介在しており、決済手数料の金額や売上が振り込まれるまでのタイムラグの長さを負担に感じている加盟店もあります。
今後、ステーブルコインが日常的な決済方法として使われるようになれば、中間コストの削減や、店舗側の資金受け取りの迅速化につながる可能性があります。
また、ユーザー側にとっても、LINEの画面を開いてスマホをかざして決済するだけのため、 QRコード決済に近い利用体験が期待されています。
日本国内での円建て決済が便利になるだけでなく、Kaiaネットワークのようなグローバルなブロックチェーンに接続されることで、海外のWeb3サービスや分散型アプリケーション(dApps)の利用が身近になるでしょう。
これまで海外のデジタルアート(NFT)を購入したりプロジェクトを支援したりする際には、暗号資産取引所で口座を開設して日本円をイーサリアムなどの暗号資産に両替し、さらにメタマスクなど専用のウォレットへ送金するという手順を踏む必要がありました。
その過程では送金手数料が発生するうえに、手続きを行っている間にも暗号資産の価格が変動してしまうリスクがありました。
しかし、今後は対応しているサービスへの支払いであれば、わざわざ変動の激しい他の暗号資産に両替する必要はありません。
将来的に対応サービスではJPYCによる決済が利用できる可能性があります
2026年現在、日本でステーブルコインの普及が急加速している理由の一つは、これまでの投資目的の仮想通貨という枠組みを超え、私たちの生活に欠かせない新しい決済方法へと進化しているからです。
これまでの暗号資産は投資目的のみで活用する人がほとんどでしたが、日本円ステーブルコインを日常的な買い物や送金で使う人が徐々に増えています。
個人向けのスマホ決済が便利になる一方で、2026年にはJPYC以外にも以下のステーブルコインが誕生する予定です。
| 会社や発行時期 | |
| JPYSC | SBIホールディングスとWeb3企業のStartale Groupが共同開発 2026年度第1四半期ローンチ予定 |
| EJPY | 日本ブロックチェーン基盤社が2026年中の発行を目指す |
| DCJPY | ゆうちょ銀行が2026年度から発行予定 |
特に2026年6月1日の新規制施行後は、銀行、信託会社、資金移動業者がステーブルコインの発行元になれるため、この動きが活発化する可能性があります。
その結果、ちょっとした買い物から数億円規模のビジネス取引まで、24時間365日、低コストでの決済が可能となる環境整備が進むと見込まれています。
2026年6月以降、LINEとUnifi ウォレットを通じてJPYCが本格的に流通することで、日本の決済インフラにとって一つの転換点となる可能性があります。
新たなアプリの追加や複雑な設定は一切不要で、いつものLINEから日本円との価値連動を目指して設計されたJPYCを日常の送金や買い物に利用しやすくなると見込まれます。決済手段の選択肢が広がるだけでなく、Web3の技術が日常的な決済インフラとして活用されるケースの一つといえます。使い慣れたLINEアプリを起点に、今後の普及状況によっては、ステーブルコインを活用した新たな決済手段の選択肢として注目される可能性があるでしょう。
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