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昨日の為替市場は、為替介入と見られる動きでドル円が一時157.8円台まで急落しました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
30日の東京外国為替市場でドル円は午後も堅調に推移しました。ロンドン外国為替市場に入ると、FOMCの結果公表を終えて円買い・ドル売りが優勢。

しかし、ウォーシュFRB議長の記者会見を受けてFRBが利上げに慎重であるとの見方が広がり、ドルが売られやすい地合いとなっていたところに大規模な円買い・ドル売り注文が入りました。市場では日本の政府・日銀による為替介入との観測が出ています。
ニューヨーク時間に入っても円相場は大幅に続伸。162円台から157円台まで急伸する場面があり、一時157.8円前後と5月中旬以来およそ2カ月半ぶりの円高水準をつけました。
30日発表の6月の米個人消費支出物価指数が前月比0.1%の低下と5月の0.5%上昇から減速し、市場予想と一致したこともドル売りにつながりました。
市場では日本の通貨当局が円買い介入に踏み切った可能性が高いとの指摘が複数のアナリストから出ており、突然かつ大幅な値動きが介入を示唆しているとの見方や、米経済指標の悪化で生じた地合いを利用したとの見方が聞かれました。
31日午前の東京外国為替市場ではドル円は10時時点で160.5円台まで上げ幅を縮小しています。
通貨当局が為替介入に踏み切ったとの見方から円買い・ドル売りが優勢となる一方、国内輸入企業など実需筋の円売り・ドル買いも出て伸び悩んでいます。
米通貨当局が金融機関に為替相場の水準を照会するレートチェックを実施したことも分かったほか、ベセント米財務長官は米メディアに対し、日本による為替介入が行われた可能性を示唆しました。
ドル円は為替介入と見られる急落で158円台半ばまで下落しましたが、200日移動平均線で反発しています。

過去の為替介入後と同様に大きな戻しが起きる可能性があります。
しかし、158円を割れた場合は、これまでの上昇トレンドが転換する可能性も視野に入れたほうが良いでしょう。
本日の注目銘柄はカナダ円です。カナダ円はチャネルを形成しており、ドル円の戻しが継続すれば116円台まで上昇する可能性があります。

一方で、112.6円台の安値を割れれば、11.7円台まで下落するかもしれません。
本日は正午前後の日銀政策金利の発表が注目されています。据え置きが予想されていますが、もし利上げとなれば円高方向に動くかもしれません。
また、21時30分には第二四半期の米雇用コスト指数の発表があります。ドル円の値動きにも影響を与える可能性があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。