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昨日のFOMCは、予想通り据え置きでした。さらに市場が期待していたタカ派的な内容がなかったことで、ドル円は一時163.2円台まで急落しました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
29日の東京外国為替市場午後のドル円相場はFOMCの結果公表を前にした調整売りなどに押され、163.2円台と約1週間ぶりの安値をつける場面がありました。

市場の一部にあった米利上げの織り込みが剥落したことがドル売りにつながったとみられますが、その後はショートカバーの動きが強まり、163.7円手前まで持ち直しました。
ロンドン時間に入ってもFOMCに備えたポジション調整の動きが継続。
163.5円台で始まった後は163.6円台までの狭い値幅で小動きとなり、発表内容を見極めたいとする市場参加者の様子見姿勢が強まりました。
その一方で、イラン革命防衛隊が28日に中東の米軍施設を攻撃し、米中央軍もイラク内の親イラン組織への攻撃を発表するなど、中東情勢を巡る緊張が再び高まりました。
ニューヨーク時間になると、1時過ぎに一時163.9円台と日通し高値を更新。
FOMCは政策金利であるFFレートの誘導目標を市場予想通り3.50〜3.75%で据え置きましたが、投票では据え置き支持9票に対し、ハマック、カシュカリ、ローガンの各連銀総裁が0.25%の引き上げを支持する反対票を投じました。
市場はよりタカ派的な内容を期待していたとみられ、インフレの高止まりと金利の関係に言及したウォーシュFRB議長の会見もドルの買い戻しを誘う材料とはならず、4時過ぎには一時163.2円台まで下落。
30日午前の東京外国為替市場でドル円は10時時点で163.4円台で推移しています。国内輸入企業などからの月末に絡む円売り・ドル買い観測が円相場の重荷となっています。
ドル円はここ数日の安値である163.3円台が短期のサポートと意識されています。RSIは70台前後で推移しており、引き続き下落を警戒しましょう。

本日の注目銘柄はポンド円です。ポンド円はここ数日217円台前半から218円台後半で推移しています。

本日は20時に英中銀政策金利の発表を控えているため、ポンド円が大きく動くかもしれません。安値である217.3円前後を割れるか、逆に218.8円前後を超えられるか注目です。
本日は18時に第二四半期のユーロ・実質GDP(速報値)、20時に英中銀政策金利、21時30分に7月分米PCE価格指数や第二四半期の米実質GDP(速報値)の発表など注目度の高いイベントや指標発表を多く控えています。
英中銀政策金利は据え置きが予想されていますが、サプライズがあればポンド系銘柄に大きな影響があるでしょう。
また、米国の第二四半期実質GDP(速報値)は2.0%(前期比年率)が予想されていますが、結果次第ではドル円に影響を与える可能性があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。