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ドル円は、FOMCの発表が近いこともあり163.7円台付近でこう着しています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
28日の東京外国為替市場午後のドル円は、市場の目線が日米の金融政策イベントに向けられるなか、値動きが一段と細り163.7円台でこう着。

時間外取引でWTI原油先物価格が下落し、米10年債利回りも4.61%台まで低下すると小幅に下押しする場面もありましたが、早朝につけた日通し安値の163.6円台には届かず、狭いレンジから抜け出せない展開が続きました。
ロンドン外国為替市場では、米連邦公開市場委員会の結果公表を控えて円売り・ドル買いが優勢。
163.7円前後から163.8円台へ水準を切り下げました。インフレの持続への警戒感から調整の動きが出たとみられ、市場では政策金利が据え置かれてもタカ派的な姿勢が示されるのではないかとの声が邦銀筋から聞かれました。
ニューヨーク時間に入ると、FRBが物価安定を重視する姿勢を保つとの見方から円売り・ドル買いが出たほか、FOMC後も年内の利上げ観測が保たれるとの見方がドルの支えとなる展開。
その一方で、米国とイランを仲介するパキスタンやエジプト、カタールが戦闘終結に向けた覚書を近く復活させられるとみているとイスラエルのメディアが報じ、情勢を巡る不透明感が後退しました。
WTIの期近9月物は一時1バレル77ドル台後半と期近物として約2週ぶりの安値をつけ、米長期金利が低下幅を広げる場面では163.6円台まで下落。
7月の米消費者信頼感指数が90.8と市場予想の92.0を下回ったことも円相場を下支えしましたが、その後は有事のドル買いの巻き戻しが一服し、ドル円は163.8円台へ持ち直しました。
29日午前の東京外国為替市場では、9時過ぎに163.8円台後半まで上昇。
ただ、その後は急速に軟化し、9時台後半には163.6円台まで下落する場面もありました。日米の金融政策イベントの結果公表を控え、方向感の出にくい地合いが続いています。
ドル円は、一昨日に引き続き163.3円台〜163.9円台の範囲での動きとなっています。RSIの数値は買われすぎを示唆しているため、ここから下落する可能性も十分考えられるでしょう。

本日の注目銘柄は日経225です。日経225は昨日サポートラインを割れたため、60,000円割れも視野に入りつつあります。

ただし、RSIを見ると30付近に近いことや200日移動平均線が57,000円台に位置しているため、今週から来週始めにかけて下落が止まるかもしれません。
本日の注目のイベントは日本時間深夜3時に発表が予定されているFOMCです。予想では3.50%〜3.75%と据え置きが予想されています。ただし、インフレ高止まりの懸念が強まっていることから、予想外の利上げが行われる可能性もあるため、発表後の値動きには注意しなければなりません。
利上げとなった場合、ドル円は164円を突破する可能性があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。