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昨日はニューヨーク時間にドル円が164円台目前まで円安が進行する動きとなりました。為替介入への警戒や利益確定売りもありますが、今後さらに円安が進行するか注目されています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
23日の東京外国為替市場における午後のドル円相場は、中東情勢の緊迫化に伴う原油先物価格の高止まりを背景に下値が堅く下げ渋る展開。

終盤に入ると、時間外取引での原油高や米長期金利の上昇を眺めてドル買い・円売りが強まり、163.3円台へと水準を切り上げました。
続くロンドン外国為替市場では、中東情勢の悪化に伴う原油高への懸念から円売り・ドル買いが一段と加速。
片山財務相による「必要があれば果断に行動する」との円安牽制に対する市場の反応は限定的にとどまりました。
ロンドン時間の序盤は163.4円台でしたが終盤には163.9円台までドルが急伸し、1986年11月以来となる約39年8カ月ぶりの円安・ドル高水準を記録しました。
市場関係者の間では、この水準での為替介入の効果を疑問視する声や、さらなる節目を探る展開を予想する見方が広がりました。
ニューヨーク外国為替市場では、米国とイランの対立激化によりホルムズ海峡の封鎖長期化懸念が再燃したほか、親イラン武装組織フーシ派による紅海でのサウジアラビア石油タンカー攻撃報道を受け、WTI原油先物価格が一時1バレル=93ドル台半ばまで急伸。
有事のドル買いに加え、米新規失業保険申請件数が市場予想を下回り雇用の堅調さが示されたことで早期利上げ観測が強まり、米10年債利回りが一時4.71%台と1年半ぶりの高水準を記録しました。
こうした金利差拡大の思惑から、ドル円は一時163.99円まで上値を伸ばしました。ただし、節目の164円手前では利益確定売りや日本の当局による介入警戒感からやや伸び悩みました。
明けて24日午前の東京外国為替市場では、ドル円は163.8円前後で底堅く推移しています。
市場では有事のドル買いが入りやすい地合いが継続する半面、歴史的な円安水準での本邦通貨当局による為替介入への強い警戒感が上値を抑える構図となっています。
ドル円は一時164円台目前まで上昇しましたが、まだ上昇の余地はあります。引き続き165円台前半を目指して動いていくのか注視しましょう。

ただし、1時間足のRSIでは買われすぎの水準のため、さらなる上昇にはもう少し時間がかかるかもしれません。

本日の注目銘柄は日経225です。チャネルの上値付近で反落し、18日に付けた62,700円割れを目指している可能性があります。

この水準を割れた場合は5月21日以来約2ヶ月ぶりの60,000円割れも見えてくるでしょう。
本日は、7月分の米PMI(購買担当者景気指数・速報値)、6月分の新築住宅販売件数の発表が注目されています。
PMIは前回は53.9でしたが今回は54.4が予想されています。市場予想を上回る結果となった場合、米経済の堅調さやインフレ懸念からFRBによる利上げ観測が強まり、米長期金利の上昇を伴ってドル円が上昇しやすくなるでしょう。その一方で、市場予想を下回る結果となった場合は、米景気の減速懸念や利上げ観測の後退から米長期金利が低下しドル円は下落する可能性があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。