ドル円は158円台後半で方向感を欠く展開、ジャクソンホール会議を控え模様眺め
目次
週末のドル円は、上値の重い展開が続きました。今週に控えるジャクソンホール会議までは落ち着いた動きになるかもしれません。
- 原油安と米長期金利の低下を背景に、24日午前のドル円は158.7円台へ軟化
- WTI原油はチャネルの上値を超えれば96ドル前後や104ドル台まで上昇も
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
米財政懸念と金利上昇が交錯、ドル円は159円手前で上値の重い動きが続く
21日の東京外国為替市場午後のドル円相場は158.9円台を軸としたレンジ取引が続いた後、終盤に調整売りがやや強まりました。
ドル売りと円売りの綱引きで狭い値幅にとどまり週末を控えて手掛けにくさも意識される展開
市場では米経済指標が弱くドルは買いづらい一方で円も弱くボラティリティの低い相場展開になっているとの指摘が聞かれました
ロンドン外国為替市場では米長期金利の先行きが不透明となるなか週末を控えてドルを売って円を買い戻す動きが優勢となり一時1583円台まで下落する場面もありました市場では各国の財政状況が改めて注目されるとして日米などの長期金利の動向につれた値動きが当面続くとの見方が邦銀筋から出ています
ニューヨーク外国為替市場では米財政を巡る懸念やドルの信認への不安から円買いドル売りが優勢
市場では長期金利を抑制しようとする動きが米財政への懸念を通じてドルを下押しする構造につながっているとの声が聞かれました
ただし200日移動平均線が位置する1583円台がサポートとして働くと買い戻しが優勢となり米10年債利回りが474台まで上昇したこともドル買いを促して4時前には159円台まで持ち直しました
市場ではジャクソンホール会議でのウォーシュFRB議長の講演を待つ雰囲気だとの声も出ています
24日午前の東京外国為替市場では国内輸出企業など実需筋による円買いドル売り観測が相場を押し上げ仲値決済に向けてはドル売りが優勢との声が国内銀行の為替担当者から聞かれました
WTIの期近物が1バレル84ドル台と21日の清算値を大幅に下回り朝方の86ドル台からも下げ幅を広げているほか米長期金利も低下しており円買いドル売りにつながったようです
日経平均株価が下げ幅を広げる場面ではリスク回避目的の円買いも流入し9時50分すぎには一時1587円台前半まで軟化
週内にジャクソンホール会議を控えていることから模様眺めのムードが強まっています
WTI原油はチャネルの上値付近
ドル円はローソク足の形状から158円台では底堅いことがわかります。引き続き159円台後半〜157円前後でのレンジ相場が継続しており、どちらに抜けるか注視が必要です。
本日の注目銘柄はWTI原油です。チャネルの上値付近に位置するため、再び反落するかチャネルを越えていくか見守る必要があります。
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チャネルを超えた場合、95ドル前後や108ドル台まで上昇する可能性があります。
重要な指標発表がなく落ち着いた展開が予想される
本日は重要な経済指標の発表がないため、大きな動きが起きない可能性があります。ただし、中東情勢次第では相場が動く可能性もあるため、慎重に相場を見守る必要があります。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。
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9年の投資経験を持つマーケットアナリスト。FX、暗号資産、株式、投資信託を専門分野として扱い、トレーディング経験をもとにテクニカルとファンダメンタルの両面から市場を分析する。投資家の視点に立ち、実践に役立つ分かりやすい見解の提供を重視している。『外国為替』のレギュラーコラムニスト。
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