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昨日の為替市場は、ドル円が反発し、本日午前に入っても上昇傾向が継続しています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
20日の東京外国為替市場午後のドル円は、押し目買いが入り、一時158.7円台まで上値を伸ばしましたが、159円手前では戻り売りも厚く、終盤は伸び悩む展開。

中東情勢の先行き不透明感を背景に原油先物価格が強含みで推移したことは、下値を支える要因となりました。
ロンドン外国為替市場では、円米財務省が国債の買い戻し枠を拡大し、債券市場の流動性を高める姿勢を強めたことを背景に、日米金利差の縮小が意識され、円売り・ドル買いの動きは抑制。
158.3〜158.5円台を中心としたもみ合いとなりました。
ニューヨーク時間に入ると、前日に低下していた米長期金利がこの日は上昇し、10年債利回りは4.71%台、30年債利回りは5.26%台まで上昇して、買い入れオペ拡大の発表後の低下分を取り戻しました。
米長期金利の上昇に伴うドル買いが入ると、4時過ぎには一時159.1円台と日通し高値を更新。
FRBによる利上げ観測や米財政赤字の拡大への懸念に加え、高市政権の積極財政の姿勢を背景とした財政悪化懸念から円売りも出やすい地合いとなりました。
21日午前の東京外国為替市場では、米国とイランの完全な戦闘終結が見通しづらく原油先物相場が高止まりしているなか、エネルギーの大半を輸入に頼る日本の貿易赤字の拡大を懸念した円売り・ドル買いが続いています。
仲値決済に向けてはドル買いが優勢との声が国内銀行の為替担当者から聞かれ、国内輸入企業による円売り・ドル買い観測も相場を押し下げました。10時すぎには159.1円台まで円が売られ、20日の海外市場でつけた安値に迫る場面もありました。
ドル円は昨日の高値を超えることはできませんでしたが200日移動平均線に支えられる形で大きく戻しています。

ただし、159円台後半までの戻りに時間がかかると反落の可能性があるため注意が必要です。
本日の注目銘柄はゴールドです。

200日移動平均線まで上昇してきましたが、この水準で上昇が止まるのか、突破するのかに注目です。200日移動平均線を超えれば4,700ドル台まで上昇する可能性があります。
本日は、週末を控えたポジション調整と原油相場の動向が中心的な材料になると考えられます。
米国とイランの戦闘終結が見通しづらいなかで原油先物が高止まりしており、日本の貿易赤字拡大を意識した円売り圧力は続きやすい地合いです。
一方、20日の海外市場でつけた安値が近づくなか、160円が視野に入る水準では為替介入への警戒感が意識される可能性もあります。
夜には8月の米PMI速報値が発表されます。製造業は54.4、非製造業は51.4が予想されており、前回はそれぞれ53.8、53.6という結果でした。
景気の底堅さを示す内容となって米長期金利の上昇につながれば、日米金利差を意識したドル買いが出やすくなることも考えられます。
もっとも週末で市場参加者が限られるなか、値動きが振れやすくなる点には留意が必要です。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。