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「年利3%の利益を得る難易度はどうなの?」「年利3%では資産形成には足りないのでは?」と考える人もいるのではないでしょうか?
投資では、年利3%を狙う方法は、株や投資信託、FXなど多くあるので決して難しくはありません。とはいえ、ずっと安定的に利益を得られるわけではなく、元本割れのリスクもあるので注意が必要です。
本記事では、年利3%を狙える投資先や運用時のシミュレーション、年利3%を狙うコツを詳しく解説します。
一般的に投資で年利3パーセントは、現実的な水準のため、簡単といえるでしょう。近年、世界的に株式の利回りが6%〜7%であることを考えると、初心者でも銘柄選びを間違えなければ十分達成可能な目標です。
ただし、全ての投資先で年利3%を達成できるわけではありません。例えば国内の債券利回りは平均で1%を下回ることが多いため、年利3%を達成するのが難しい投資先です。
投資で年利3%を達成するためには、どの投資先を選ぶかが重要です。
ここからは、年利3%を狙える投資先を詳しく紹介します。
1.株式投資
株式投資は株式市場に上場している個別銘柄に投資する方法です。世界的に株式市場は成長傾向にあり、2024年現在は平均年6%〜7%の収益を狙うことができます。また、株式の運用益だけでなく、配当金を受け取ることで、さらに利回りを大きくできることがあります。
一方で、株は株式市場で取引するため、同じ株を購入したい相手がいなければ売却ができないことがあります。特にマイナーな株を取引する際は、取引が成立しない間に売り時を逃して価格が下落することもあるので注意しましょう。
また、基本的に現物取引の場合は買いしかできないので、株式市場全体が下落傾向のときは、利回りが3%を下回ったり元本割れしたりすることもあります。
2.投資信託
投資信託とは、投資家のお金を資産運用会社が集めて株や債券などで運用し、運用成果を投資家全体で分配する投資方法です。
投資信託の平均利回りは3%〜10%と幅広く、株式よりも利回りが良い商品も存在します。また、投資信託で得た利益を再投資すると元本が増えるため、長期的に投資し続ければ複利効果も高くなり利回りが上がるでしょう。
株と比べると専門的な知識がなくても投資できます。近年は、新NISAやiDeCoの盛り上がりを受けて、投資信託に投資する人が増加しています。
ただし、株と同様に元本割れを起こすこともあります。さらに、信託報酬手数料や販売手数料などが高い商品を選ぶと、運用利回りが悪化するので注意しましょう。
3.FX
FXとは、外国為替証拠金取引のことで、外貨を売買する際に発生する差額によって利益を得る投資方法です。
FXでは、レバレッジと呼ばれる仕組みを活用することで、少額から多くの利益を狙うことができます。また、平日ならほぼ24時間取引できるので、昼間に相場を見ることができない人でも投資を続けやすいでしょう。
また、高金利通貨を買って低金利通貨を売った場合は、1日保有する毎にスワップポイントをコツコツと貯めていくことができます。
FXでは、年利3%の利回りを達成することは十分可能ですが、レバレッジ効果が逆に作用して損をする可能性もあるので注意しなければなりません。
取引単位(ロット)を大きくしすぎた結果、含み損が大きくなると、保有ポジションが強制的に決済されて大きな損失を被ることもあります。
4.REIT

REIT(不動産投資信託)とは、投資家から集めた資金で不動産を購入・運用して、賃貸収入や売却益を基にした分配金を投資家に分配する方法です。
REITの平均利回りは4%〜5%のため、年利3%は十分達成できます。また、不動産投資のように銀行から借金をして家を購入する負担を負う必要がないので、堅実にリターンを得ることが可能です。
一方で、資産運用会社による運用成績が悪化している場合や世界的に不景気の場合は、分配金が減額されることがあるため、利回りが3%を下回ることがあります。
実際、新型コロナウィルスの影響で観光業や商業施設が大打撃を受けた際、多くのREITが分配金を減額しました。
また、REITは借入金を利用して不動産を購入することが多いため、金利が上昇すれば運用コストが高くなります。金利が上昇した場合、運用利回りの悪化を招く恐れがあるので注意しましょう。
5.ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは、インターネット上で個人投資家から少額の資金を募り、企業やプロジェクトに資金を融資する投資方法です。
ソーシャルレンディングの平均利回りは年4.5%前後のため、年3%を達成することができます。また、年10%の利回りを得られる投資先もあります。
一方で、企業やプロジェクトの貸し倒れにより投資した資金のほとんどを失うリスクもあるので注意が必要です。貸倒れを避けるためには、利回りだけでなく、信用が高いのか、担保は存在するのかなどを確認することを推奨します。
また、ソーシャルレンディングの運営会社が経営不振により破綻するリスクもあり、この場合、投資家の資金が返還されない可能性があるので注意が必要です。特に顧客から預かった資金を信託保全により管理していない運営会社の場合、破綻時に投資したお金が戻ってくるとは限りません。
6.ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、AIを活用して投資先の提案や運用を行うサービスのことです。ロボアドバイザーによる利回りはサービスの提供会社により異なりますが、元本割れ〜10%超と幅広いです。また、投資期間によっても運用利回りが変わるでしょう。
ロボアドバイザーで年利3%が達成可能な理由は、AI技術により、投資家のリスク許容度や投資目的に応じた最適な資産配分を自動的に提案することで、運用効率を上げることができるからです。また、株式、債券、不動産など幅広い資産に分散投資しているので、リスクを抑えながら安定したリターンを狙えるでしょう。
相場の変動に応じてポートフォリオを自動的にリバランスする機能も付いているため、資産の偏りによる暴落リスクを抑えることが可能です。
一方で、一般的にロボアドバイザーの手数料は年1%程度かかるため、インデックスファンドに投資するよりも手数料が高い傾向があります。特に近年人気の高いインデックスファンドでは、信託報酬手数料が年0.1%を下回る商品も複数提供されているため、投資信託よりも利回りが悪くなることもあります。
7.不動産投資
不動産投資とは、マンション・アパートなどの不動産を購入して、家を借りたい人に貸し出して賃料収入を得たり、安く購入した不動産を高値で売却して利益を得る方法です。
不動産投資の平均利回りの目安は物件の種類や新築・中古でも異なります。
| 物件の種類 | 平均利回りの目安 |
| 区分マンション | 3%〜5% |
| 一棟マンション | 8%前後 |
| 一棟アパート | 8.5%前後 |
毎月安定的に賃料が支払われるため、空室が少なければ年3%の利回りを達成できる可能性は十分あります。
また、オリンピックやインバウンドの需要などにより外国人投資家に人気の高いエリアでは購入時の価格よりも高い価格で売却して多くのリターンを狙えるかもしれません。
一方で、不動産投資には空室リスクがあります。多くの空室が発生した場合、毎月の賃料収入が減るため、利回りは悪化します。
さらに、物件の管理や修繕には費用が発生する点にも注意しましょう。特に古い物件や立地条件によっては、修繕費用がかさむことで利益を圧迫する可能性があります。
8.ヘッジファンド

ヘッジファンドとは、株式や債券、為替などさまざまな商品に投資して市場平均を超える運用益を狙う私募形式のファンドです。
ヘッジファンドでは、年間10%以上の利回りを狙うこともできます。
なぜなら、多様な投資戦略により市場の変動に柔軟に対応できるので、上昇局面・下落局面のどちらでも利益を追求できるからです。
また、ヘッジファンドでは扱う金額が個人投資家が投資する商品より高く、成功報酬も高いため、優秀なファンドマネージャーが運用しています。
一方で、多くのヘッジファンドでは、最低投資金額が高いため、数千万円〜億を超える資産を持っている投資家しか購入ができないといわれています。
管理手数料(運用資産の2%前後)と成功報酬(運用成果のうち20%程度)も一般的な金融商品よりも高く設定されているため、リターンを圧迫することがある点に注意しましょう。
ここからは1,000万円を年利3%で一括投資し続けた場合に資産をいくら増やせるか、以下の3つのケースでシミュレーションしました。
それぞれのケースについて順番に結果を見ていきましょう。
1.1年運用した場合
1,000万円を年利3%で1年間で1,030万円に増えます。

出典:三菱UFJ銀行の一括投資シミュレーションで試算
つまりこの場合の利益は30万円です。
2.5年運用した場合
次に1,000万円を年利3%で5年間運用した場合、1,159万2,741円に増えます。

出典:三菱UFJ銀行の一括投資シミュレーションで試算
5年間複利運用したことで、約159万円も利益を得ることができました。
3.20年運用した場合
最後に1,000万円を年利3%で20年間運用すると、1,806万1,112円に増えます。

出典:三菱UFJ銀行の一括投資シミュレーションで試算
20年間運用した場合1年や5年よりも多く利益を増やせます。
投資では年利3%は特別高い利回りではないですが、長期間運用を続ければ、800万円以上も資産を増やせるのです。
年利3%を狙うためにはいくつかコツがあります。
これから投資を始める人は、ぜひ参考にしてください。
1.事前に目標と計画を立てておく
年利3%を狙う際は、事前にどのような目的で投資をしているか、どのくらいのペースで計画を達成するのか考えておきましょう。なぜなら、事前に目標と計画を立てておいたほうが、長期的な視点での資産形成ができるようになるからです。
また、ただ闇雲に年利の高い投資先に投資をすれば良いわけではありません。ご自身の運用スタイルや資産額、投資の知識や経験などを基に考えるようにしましょう。
2.長期投資が大前提
年利3%を狙うなら、長期投資が大前提となります。なぜなら、得られた利益を再投資することで、元本に加えて利息にも複利が働くため、資産を増やしやすくなるからです。
また、投資では成績の良いときと悪いときがあります。短期投資の場合、投資した期間の相場環境に大きく左右されるため、相場環境が良ければ年10%の利回りを狙える一方で、相場環境が悪ければ大きく元本割れすることもあります。
しかし、長期投資であれば、運用利回りが平準化するので、一般的な利回りの目安に落ち着き、元本割れを起こすリスクを減らせるでしょう。特に過去の統計からは15年以上投資し続けると元本割れが起きにくいことが分かっています。
3.複数の資産に分散する
複数の資産に分散することも重要です。なぜなら、資産を分散しておけば、ある資産が元本割れしていても他の資産の利益でカバーできることがあるからです。
例えば株だけに投資すると不景気になった際に大きく資産価値が下がります。債券や貴金属などに投資しておけば、損失を抑えることができます。
また、資産だけでなく、地域や時間を分散することで、さらに元本割れのリスクを抑えられるでしょう。
4.リスクの高すぎる商品は選ばない
年利3%を狙う際は、リスクの高すぎる商品を選んではなりません。その理由は、リスクの高い商品は高いリターンを狙えますが、元本割れや投資元本のほとんどを失うこともあるからです。
また、異常に高い利回りを提示している金融商品は、詐欺の可能性があります。
年利3%を狙うなら、わざわざ危ない投資に手を出す必要はありません。
5.税金も考慮した上で利回りを計算する
税金も考慮した上で利回りを計算しましょう。
一般的に投資で得た利益には、税金が課されることが多いです。例えば、株式投資や投資信託では、利益に対して年20.315%の税金がかかります。
例えば、税金を引く前の年利が3%であっても、税金を考慮した実質的な利回りは約2.39%となります。
3%×(1-0.20315)= 約2.39%
つまり、税金差引前の年利が3.77%以上でなければ、厳密には年利3%を達成できません。
3.77×(1-0.20315)= 約3.004%
なお、株や債券、投資信託での運用を考えている場合は、新NISAやiDeCoの利用を検討しましょう。新NISAでは年間360万円までの投資に対して非課税枠が設けられており、iDeCoでは、掛金の全額控除により所得税や住民税の節税、運用益を非課税にできます。
年利3%を狙える投資先は、株や投資信託、FXなど複数ありますが、なるべく初心者でも利用しやすいものを選びましょう。資金の多さやトレードスタイルなどによっておすすめの投資先が異なります。
また、どの投資方法にも元本割れのリスクがあることは覚えておきましょう。
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