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「ボリンジャーバンドの3σを超えたらどうする?」「3σまで到達した際使える手法を知りたい」といった疑問を持っていませんか?
ボリンジャーバンドの3σを超えることは多くありません。とはいえ、いざ超えた場合の取引方法を知っておかなければ戸惑うことになるでしょう。
本記事では、相場がボリンジャーバンドの3σを超えた場合の取引手法や取引時の注意点を解説します。
ボリンジャーバンドは、米国の投資家であるジョー・ボリンジャー氏が考案したテクニカル指標で、相場の振れ幅を都即して価格の変動範囲をチャート上手に表示します。
中心に移動平均線、その上下に標準偏差(σ)を用いて価格の変動範囲を示します。
標準偏差には3σ、2σ、1σ、-1σ、-2σ、-3σの6種類があり、価格がそれぞれのσに収まる確率は以下の通りです。
標準偏差 | 各σに価格が収まる確率 |
±3σ | 99.74% |
±2σ
|
95.44% |
±1σ | 68.26% |
±2σの範囲に価格が収まる確率を見ると約95%、±3σになると約99.7%です。
つまり、価格が±3σを超える確率は約0.3%とかなり低い確率であることが分かります。
稀に価格がボリンジャーバンドの±3σを超えて推移するケースがあります。
ここからは、ボリンジャーバンドの±3σを超えて推移するケースについて詳しく見ていきましょう。
1.レンジ相場での急激な変動
価格が一定の範囲で動くレンジ相場の場合でも、以下のような理由で突如価格が急激に変動することがあります。
その場合、価格がボリンジャーバンドの±3σを超えていくこともあるので注意しましょう。
2.トレンド相場への移行
上昇トレンドの過程では、時折価格が大きく上昇して3σを超えることがあります。
また逆に下降トレンドの過程で価格が大きく下落して-3σを割れることもあります。
特に一旦落ち着いたトレンドが加速する際に±3σを超えて動くことがあることは覚えておきましょう。
ボリンジャーバンドの3σを売買判断の材料として使う場合、注目すべき形状があります。
それぞれの形状について詳しく見ていきましょう。
1.バンドウォーク
バンドウォークとは、トレンド相場でボリンジャーバンドの±1σや±2σに沿って動く形状です。
バンドウォークはトレンド相場の継続中に起きる現象です。上昇トレンドでは+1σを割らない限りトレンドは継続しやすいです。
一方、下降トレンドでは、−1σを超えない限りはトレンドが継続しやすいでしょう。
トレンド相場ではバンドウォークに乗ることで、利益を伸ばせます。
2.ボージ
ボージとは、ボリンジャーバンドのバンド幅が最も拡大している現象を指します。ボリンジャーバンドの性質上、値動きが大きいトレンド相場が続くほどバンド幅は拡大し、値動きが落ち着いてくるとバンド幅が縮小します。
ボージの状態になると、それまで拡大してきたバンド幅が今度は縮小していくため、トレンド相場が終了する合図となるでしょう。
特に、+-3σを越えるような値動きが起きている場合は、買われすぎや売られすぎの状態になっている可能性が高いため、トレンド転換が起きやすくなります。
3.エクスパンション
エクスパンションとは、値動きが徐々に大きくなり、ボリンジャーバンドのバンド幅も拡大している状態のことです。ボリンジャーバンドの値幅が縮小している状態(スクイーズ)からボリンジャーバンドが拡大する際には、エクスパンションが出現しやすくなります。
エクスパンションはトレンド相場に移行する可能性がある状態のため、トレンド相場で利益を得たい場合はポジションを保有しましょう。
ここからは、ボリンジャーバンドの3σを活用した取引手法を紹介します。
ボリンジャーバンドを活用してトレードをしたい人は、ぜひ参考にしてください。
1.ボリンジャーバンドの3σ付近で逆張り
ボリンジャーバンドの3σ付近は、2σ以上に買われすぎの状態です。価格が3σ付近まで上昇してきたらいつ反転下落してもおかしくないので、売りましょう。
ただし、3σ付近で買っても、100%下落するとは限りません。なぜなら、価格が3σを超えた後にすぐ3σの中に戻ってきたとしても1σ〜2σの範囲内でとどまったまま、上昇が継続することがあるからです。
なお、下降トレンド時に−3σ付近まで下落した場合は売られすぎのため、同じ要領で反転を狙って買っても問題ありません。
2.ボリンジャーバンドの3σ付近で順張りをする
次に紹介する手法は、ボリンジャーバンドの3σ付近で順張りする方法です。この手法では上昇トレンド時にボリンジャーバンドの3σ付近で買った後、明確な売りシグナルが出現するまで保有します。
3σを超えた後もそのままトレンドが継続することがある習性を利用した取引方法といえるでしょう。
ただし、3σを超えて上昇した後に、1σを割るほど下落した場合は上昇方向の勢いが衰えつつあるため注意が必要です。
3.ボリンジャーバンドの3σに決済ポイントを置く
続いて紹介する手法は、ボリンジャーバンドの3σを決済ポイントとして活用する方法です。
価格がボリンジャーバンドの3σまで上昇した場合、買われすぎの状態です。上昇トレンドに乗れて利益が増えている場合でも、3σの到達を機に反転下落してトレンドが終了することもあります。
そこで価格が3σにタッチしたとこで決済しても良いでしょう。その後下落した場合、最も高値で利確できる可能性があります。
ただし、3σにタッチした後も価格が上昇し続けた場合、トレンド相場で得られるはずだった利益を逃してしまうので注意が必要です。3σにタッチしたタイミングで決済すべきか、そのまま保有するかの判断は難しいでしょう。
ボリンジャーバンドの3σで取引をする際は、いくつか注意点があります。
知らないと損切りが頻発して利益を得られないこともあるので、必ず確認しておきましょう。
1.オーバーシュートに気をつける
ボリンジャーバンドの3σを超えて買いエントリーをしたものの、上昇方向の勢いが続かずにオーバーシュートして急激に反転下落することがあります。
オーバーシュートに巻き込まれると、大きな損失を被ることがあるので注意が必要です。
特に短期トレードの場合は、反転下落のスピードが早すぎて決済が間に合わないこともあります。
オーバーシュートが起きても損失が拡大しすぎないようにエントリーと同時に利益確定と損切りの価格を設定しておくことをおすすめします。
2.ブレイクアウトは騙しが多い
レンジ相場からのブレイクアウトを狙って、ボリンジャーバンドが縮小の状態から拡大するタイミングで3σ付近で買いポジションを保有すると、トレンド相場のほぼ初動から乗れることがあります。
しかし、ブレイクアウトの手法は騙しも多いので注意しましょう。特に3σを超えたタイミングで買い注文した途端に、反転下落して損切り額が大きくなることもあります。
レンジ相場からのブレイクアウトを狙う場合は、他の条件も満たしている場合のみエントリーしたほうが、騙しを避けやすくなるでしょう。
全部のブレイクアウトを狙おうとすると、騙しに何度も遭って利益よりも損失が上回ることもあるので注意が必要です。
オーバーシュートに巻き込まれると、大きな損失を被ることがあるので注意が必要です。
特に短期トレードの場合は、反転下落のスピードが早すぎて決済が間に合わないこともあります。
オーバーシュートが起きても損失が拡大しすぎないようにエントリーと同時に利益確定と損切りの価格を設定しておくことをおすすめします。
3.すぐにエントリーしないのは利益を逃すリスクがある
オーバーシュートによる損切りやブレイクアウトでの騙しを避けるために、すぐにエントリーしないという方法もあります。エントリーしなければ、オーバーシュートにより高値でポジションを掴まされることやブレイクアウトの騙しに遭うことが減るのは事実です。
一旦エントリーせずに2σや1σに下落してきたタイミングで買うことができれば、有利なレートでポジションを保有できるので、多くの利益を期待できるかもしれません。
しかし、価格が3σを超える状態では、上昇方向の勢いがかなり強いため、そのままほとんど下落せずに上昇し続けることもあります。
ポジションを保有していなければ、トレンドに乗って利益を得ることができません。
すぐにエントリーをしないで下落するまで待つことは良い選択の一つですが、利益を逃すリスクを理解した上で検討しましょう。
4.トレーリングストップを活用する
ボリンジャーバンドの3σでトレンド方向に順張りをする場合は、利益が出始めたら必ずトレーリングストップを設定しましょう。
なぜなら、価格が3σを超えるような相場は買われすぎの状態がずっと続いているため、いつ反転下落してもおかしくないからです。
例えば、3σで買い注文を入れて、50pips上昇した場合に50pipsのトレーリングストップ注文を入れておきます。
仮にさらに上昇した場合は、最高値から50pips下落するまでポジションを決済しないので利益を伸ばせます。
一方、トレーリングストップ注文を入れてすぐに反転下落した場合でも50pips下落した時点で損切りできるのでプラマイゼロの損益で済むのです。
ここからはボリンジャーバンドの3σに関するよくある質問に回答します。
おすすめのボリンジャーバンドの設定はありますか?
おすすめのボリンジャーバンドの設定は、±1σ、±2σ、±3σで、期間は20もしくは21です。
一方で、ボリンジャーバンドの創設者であるジョー・ボリンジャーは短期なら期間10と標準偏差±1.9σ、長期なら期間50と標準偏差±2.1σを推奨していますが一般的ではありません。
ボリンジャーバンドの最強手法
ボリンジャーバンドの最強手法はローソク足が-2σや-3σを下回ったときに買い、ローソク足が+2σや+3σを上回ったときに売る方法です。
この手法が有効な理由は、ローソク足が±2σや±3σを超えて推移する確率がかなり低いため、反転しやすいからです。
ボリンジャーバンドが3σを超える確率はいくらですか?
ボリンジャーバンドが3σを超える確率は、約0.3%です。
ボリンジャーバンドの3σでは慎重に取引する
ボリンジャーバンドの3σを超えても多くの場合は一時的な現象です。よって、3σを超えたら逆張りで売って利益を得ることができます。しかし、強いトレンド相場へ移行する際は、3σの中に戻ってきても上昇し続けることがあるため、高値づかみをする危険性があります。ボリンジャーバンドの3σを超える場合は、慎重に取引をしないと大きな損失につながりかねません。
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