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「CFDとETFのどっちを取引すべき?」「CFDとETFの違いが分からない」と悩んでいませんか?
CFDとETFは取引の仕組みやレバレッジ、手数料などさまざまな違いがあるので、どっちを取引するか悩んでいる場合は知っておいたほうが良いでしょう。
本記事では、CFDとETFの違いやそれぞれどのような人におすすめか詳しく解説します。
CFDとETFの違いは、主に7つあります。
それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
1.取引の仕組み
1つ目の違いは、取引の仕組みです。CFD(差金決済取引)とは、実際の資産を保有せずに取引開始時の価格と取引終了時の価格差によって利益を得る金融派生商品です。
投資家は特定の資産(株式、株価指数、商品など)の価格が上昇するか下降するかを予測し、予想通り動けば利益を得ることができます。
一方、ETF(上場投資信託)とは、証券取引所に上場されている投資信託の一種です。そして、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などの株価指数や資産に連動するよう設計されています。
ファンドの運用会社が株・債券・不動産などに投資して得た運用益や配当を分配金という形でファンドに投資した人全員で受け取る仕組みです。
2.レバレッジの高さ
2つ目の違いはレバレッジの高さです。
CFDは、一般的に数倍〜数百倍のレバレッジを効かせることができます。例えば、10倍のレバレッジをかける場合は、100ドルの証拠金で1,000ドル分のポジションを保有可能です。
レバレッジをかけることで少ない金額でも多くの利益を狙える反面、逆に大きな損失を被ることもあるので注意しましょう。
一方、ETFは通常レバレッジをかけることができないので、仮に基準価額が1万円のETFを購入するためには1万円を用意しなければなりません。ただし、レバレッジ型ETFと呼ばれるレバレッジを効かせることができるETFもあります。
レバレッジ型ETFは、基準となる指数に一定の倍率(国内証券会社では2倍〜3倍が多い)をかけて取引するため、レバレッジをかけない通常のETFよりも値動きが激しく多くの利益を期待できます。その反面、損失も大きくなるリスクがあるので注意が必要です。
3.手数料
3つ目の違いは、手数料です。CFDの場合、ほとんどの証券会社では、取引手数料が無料に設定されています。主に支払う手数料は以下の3つです。
スプレッド | 買値と売値の差 |
金利調整額 | ポジションを翌営業日に持ち越す場合に発生する |
その他の費用 | ロスカット発生時や精算時の手数料 |
なお、ロスカット発生時や精算時の手数料を無料にしている証券会社もあります。
ETFの場合は以下の手数料が必要です。
売買手数料 | 売買時に証券会社に支払う手数料 |
信託報酬手数料 | ETFの運用や管理にかかる費用で純資産総額に対して一定の割合で差し引かれる |
売買手数料は、ネット証券で1売買あたり100円まで、大手証券会社では2,750円〜5,500円程度かかることがあります。また、近年は一定額まで無料にする証券会社も増加しています。
信託報酬手数料は運用期間中にかかる手数料で、各商品によって異なります。手数料の安いETFなら年0.01%を下回る水準です。
4.売りから入れるか
4つ目の違いは、売りから入れるかです。CFDは、売りから入ることができるので、下落相場でも高値で売って安値で買い戻すことで利益を狙うチャンスがあります。一方、ETFの場合は、通常の株式と同様に基本的に買いからしか入れないので下落相場で利益を得るのは難しくなります。
ただし、ETFであっても以下の2つの方法なら下落相場で利益を狙うことが可能です。
信用取引とは買いだけでなく売りからでも利益を狙える取引方法です。インバース型ETFは、特定の指標の変動率に一定の負の倍数(-2倍や-3倍)を乗じて算出されるETFです。つまり、レバレッジ型ETFとは異なり、下落した際に価値が上がります。
5.追証の有無
5つ目の違いは追証の有無です。CFDでは、委託保証金率が一定の水準を下回ると追証が発生します。
業者 | 追証が発生する目安 |
国内の証券会社 | 20%〜100% |
海外FX業者 | 20%前後が多い |
追証が発生すると、口座に資金を入金しなければ、保有ポジションが強制的に決済されるので損失を被ります。
一方、ETFの場合、通常であれば追証が発生することはありません。しかし、信用取引をする場合は追証が発生することがあるので注意が必要です。
6.税金
6つ目の違いは税金です。
CFD取引で得られる利益は「雑所得」として扱われ、申告分離課税の対象です。税率は20.315%です。CFD取引の利益は他の金融商品(FXや先物取引など)との損益通算が可能です。
一方、ETFの差益は「譲渡所得」、分配金は配当所得として扱われます。どちらも売却益に対して20.315%の税率がかかります。
また、新NISAの成長投資枠にはETFのみ取り扱いがあるので、一定の投資枠の範囲内であれば、運用益や分配金にかかる税金を非課税にできます。
7.取引可能な時間
7つ目の違いは、取引可能時間です。CFDは、ほぼ24時間取引が可能です。例えば、海外FX業者のFXGT.comの場合は、JP225(日経225)は平日午前7時5分〜翌日午前6時、NGAS(天然ガス)は平日午前7時5分〜翌日午前5時55分まで取引できます。
取引時間が長いので、日本時間深夜の時間に大きく動いた際にすぐに対応可能です。
一方、ETFは取引所に上場しているため、取引可能な時間は証券取引所の開いている時間に限定されます。
日本の東京証券取引所に上場されているETFの場合は、前場が9時~11時30分、後場が12時30分~15時のため、この時間内なら取引可能です。海外のETFについては、海外の取引所が開く時間帯のみ取引できるため、米国株の場合の取引時間は夏時間が22時30分~翌朝5時、冬時間が23時30分~翌朝6時(いずれも日本時間)に取引できます。このようにETFは、CFDよりも取引できる時間が少ない点に注意しましょう。
CFDとETFでは商品の特徴が異なるため、どっちに投資すべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
ここからは、CFDをおすすめする人とETFをおすすめする人について、簡単に解説します。
CFDをおすすめする人
CFD取引をおすすめするのは以下のような人です。
CFD取引はレバレッジをかけられるので、少額からでも多くの利益を狙えるでしょう。また、下落相場でも利益を狙いたい人にもおすすめです。
さらに取引時間が長いので昼だけでなく夜も取引できるので、昼間に忙しい会社員でも利益を狙うチャンスがあります。
ETFをおすすめする人
ETFは以下のような人におすすめです。
ETFでは複数の株や債券に投資できるので、リスクを分散しやすくなります。さらに、海外のさまざまな地域(米国・中国・新興国など)や特定のセクター(テクノロジーやヘルスケア)などに特化した商品もあるので、興味のある投資先がある人におすすめです。
さらに、複数の銘柄で構成されているETFなら、分散投資により1つの銘柄に依存するリスクを減らせるので、長期投資がしやすくなります。
CFDとETFの取引をおすすめできない人もいます。それぞれの場合について簡単に解説します。
CFDをおすすめできない人
CFDをおすすめできないのは以下のような人です。
CFD取引は、レバレッジをかけることができ、さらに銘柄によっては値動きが大きいため、投資を始めたばかりで大損するリスクを負いたくない人やトレード自体の経験が乏しい人が行うと大きな損失を被る可能性があります。
また、証拠金維持率が低下しないように気をつける必要があるので、リスク管理ができない人にはおすすめできません。
ETFをおすすめできない人
ETFをおすすめできないのは以下のような人です。
分配金の再投資を自動的にしたい人
短期間で多くの利益を狙いたい人
国内ETFは分配金の自動再投資機能がないので、再投資したい場合は全て自分で行う必要があります。
また、FXやCFDほど大きく動かないため、短期間で多くの利益を狙いたい人には向いていない金融商品です。
ここからは、CFDやETFに関するよくある質問に回答します。これから投資を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
CFDと先物の違いは何ですか?
CFD取引には決済期限がなく、投資家は自分のタイミングでポジションを決済できます。しかし、先物取引には「限月」と呼ばれる決済期限があり、期日が来ると自動的に決済されます。また、CFDが比較的小さな取引単位から始められるため初心者向けに対して、先物取引は一般的に大きな単位で取引をしなければならないので多くの資金が必要になる傾向があります。
先物とCFDで価格が乖離するのは、なぜですか?
CFDと先物取引で価格が乖離する理由は、配当権利落ち日に株式の価格が理論的に配当分だけ下落する傾向があるからです。先物取引はこの配当分を事前に織り込むため、提示されるのは調整済みの価格です。一方で、CFDは直近の株価に基づいて算出されるため、配当権利落ちによって一時的な乖離が生じることがあります。加えて、CFD取引は相対取引のため、流動性が低い場合や特定の時間帯に取引が集中すると、価格が乖離することがあります。
ETFと先物の違いは何ですか?
ETFは、株式のように取引所でリアルタイムに売買される投資信託で、投資家は市場価格でいつでも売買が可能です。一方、先物取引は、特定の資産を将来の特定の日にあらかじめ定めた価格で売買する契約であり、通常は差金決済が行われるという違いがあります。また、ETFは信託報酬や売買手数料がかかりますが、取引コストは低い傾向があります。一方、先物取引も取引コストは抑えられますが、長期間保有する場合はロールオーバー費用が発生するので注意が必要です。
CFDは、レバレッジをかけることができ、売りから入れるため、相場の状況にかかわらず多くの利益を狙いたい人におすすめです。一方、ETFは多くの資産に分散投資ができ、長期間の資産形成に向いているので、リスクを抑えて長期的に資産を増やしたい人におすすめです。
CFDとETFでは投資スタンスが異なるので、どっちに投資するべきか悩んでいる場合は、両者の違いを確認してから選びましょう。
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