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昨日の為替市場は、日銀の利上げ観測が意識されたことでわずかに急落する場面もありましたが、結局159.6円台から160円台までの狭いレンジでの推移となりました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
4日の東京外国為替市場午後のドル円相場は、新規の手がかり材料が乏しい中で159.8円台から159.9円台を中心としたもみ合いが続いていましたが、午後1時30分ごろに突如159.6円前後へと急落する場面がありました。

一部通信社が「日銀が今月の金融政策決定会合で政策金利を1%とする方向で検討し、年内の追加利上げの可能性もある」と報じたことで、連続利上げへの思惑から円買いが一時的に優勢となりました。
しかし、報道内容自体に大きな意外性はなかったことから売り一巡後は急速に買い戻され、夕方にかけては元のレンジへと水準を回復。
ロンドン市場に入ってからもこの流れを引き継ぎ、日銀の利上げ観測が意識される一方で、中東情勢の先行き不透明感による米長期金利の上昇が下値を支え、159.8円台から159.9円台の狭い値幅での小動きに終始しました。
ニューヨーク市場では、米国務省がイスラエルとレバノン両政府の停戦履行合意を発表したことで中東の地政学リスクへの警戒感が和らぎ、ニューヨーク原油先物価格(WTI)が一時1バレル=91ドル台後半まで下落。
全般的にドル売りが先行し、ドル円は一時159.8円前後まで値を下げました。その後、一時4.44%台まで低下していた米10年債利回りが4.47%台まで低下幅を縮小したことやクロス円の上昇も支えとなり、終盤には160.0円前後まで水準を戻して取引を終えました。
本日5日の東京市場午前の取引では、ニューヨーク終値水準を引き継ぎ、160.0円前後狭いレンジ内での一進一退となっています。週末のゴトー日にあたるものの仲値公示にかけて目立った動きは見られず、全般的なドル買い地合いと政府・日銀による実弾介入への警戒感が完全に拮抗しています。
市場では一段のドル買い・円売りが強く抑制されており、今夜に控える米雇用統計の発表を前に、大台を挟んだ模様眺めのムードが広がっています。
ドル円は小幅な値動きに留まっており、夜の雇用統計までこの状況が続く可能性があります。

本日の注目銘柄はゴールドです。ゴールドはここ数日小幅な値動きとなっています。

三角保ち合いを抜けた方向についていくのがセオリーとなるでしょう。
本日は夜に5月分の雇用統計の発表を控えています。非農業部門雇用者数は、前回は11.5万人増でした。今回の予想は9.5万人となっています。
また、失業率は前回と同様に4.3%が予想されています。結果と予想が大きく異なる場合は、ドル円の値動きにも影響を与えるため注意しましょう。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。