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昨日の為替市場は、戦闘終結に向けた10日間の攻撃停止提案が報じられましたが、フーシ派の対サウジアラビア海上封鎖の宣言やトランプ大統領の発言で有事のドル買いの動きとなりました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
20日の東京外国為替市場における午後のドル円相場は、162.3円台半ばで動意の薄い展開が続きました。

続くロンドン外国為替市場では、中東地政学リスクを巡る動向をにらみながら方向感を欠く推移。
一時急騰していたNY原油先物価格が、イラン外務省による外交継続姿勢を示唆する発言を受けて反落したことで、有事のリスク回避姿勢がいったん和らぎました。
また、現行水準付近に大きめの行使期限設定のオプションが観測されたことも価格変動を抑制する要因となり、前週末のNY終値付近である162.4円前後でのもみ合いに終始。
ニューヨーク外国為替市場では、戦闘終結に向けた10日間の攻撃停止提案が報じられて一時162.2円前後まで下落する局面もありましたが、親イラン武装組織フーシ派による対サウジアラビア海上封鎖の宣言やトランプ米大統領の牽制発言などが伝わると一転して有事のドル買いが再燃。
原油先物価格の上昇による米インフレ懸念や米長期金利の上昇も相まって一時162.6円前後まで上値を伸ばしたものの、月頭に付けた高値の水準がレジスタンスとして意識されたほか、本邦当局による介入警戒感も根強く、上値追いの勢いは限定的でした。
連休明けとなった21日午前の東京外国為替市場では、ドル円は162.5円台を中心としたこう着相場が続いています。
米国とイランの対立激化や原油価格の高止まり、米長期金利の上昇が下値を支え、朝方から162.4円台半ばから162.5円台での底堅い動きです。
しかし、政府・日銀による円買い介入への強い警戒感が根強く存在していることから、前日に続いて積極的な上値追いの取引は手控えられ、162.5円前後での小幅なもみ合いとなっています。
ドル円は162円台半ばで上値の重い展開が続いています。ただし、上昇トライアングルを形成しつつあり、このまま高値を超えた場合は、大きく上昇するかもしれません。

本日の注目銘柄はポンド円です。チャネルの上値から下落が始まっている場合、本日15時発表のILO失業率をきっかけにさらに下落することも視野に入れたほうが良いでしょう。

ターゲットとしてはチャネルの下値がある213円台半ばが浮上します。
一方で、上昇方向に動く場合は直近高値の219円台半ばを超えるかに注目です。
本日は15時発表の英国ILO失業率が注目されており、ポンド系銘柄の値動きに影響を与えるかもしれません。
米国の重要な経済指標の発表はありませんが、中東におけるイランと米国の動きに振り回される展開が続きそうです。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。