重要なお知らせ!
当社では、お客様が当社ウェブサイト上で最高の体験を得られるようにクッキーを使用しています。
お客様は、「同意する」をクリックすることにより、当社の クッキーに関する方針
今週は発表される経済指標の数こそ限られるものの、市場への影響が大きいイベントが予定されています。注目されるのは、米国のサービス業活動、ニュージーランドの政策金利発表、米国の原油在庫、新規失業保険申請件数、そしてカナダの雇用統計です。 これらの結果は、景気動向やインフレ見通し、労働市場の状況、各国中央銀行の金融政策に対する市場の見方に影響を与える可能性があり、USD、NZD、CAD、原油市場を中心に値動きが大きくなる可能性があります。
月曜日 17:00(GMT+3) 米国:ISMサービス業PMI(USD)
水曜日 5:00(GMT+3) ニュージーランド:政策金利(NZD)
水曜日 17:30(GMT+3) 米国:原油在庫(USD)
木曜日 15:30(GMT+3) 米国:新規失業保険申請件数(USD)
金曜日 15:30(GMT+3) カナダ:雇用者数変化(CAD)
ISMサービス業PMIは、サービス業の景況感を示す代表的な経済指標です。金融、医療、小売など幅広いサービス業を対象とした調査をもとに算出され、新規受注、雇用、価格、事業活動などの変化を反映します。一般的に、指数が50を上回ると拡大、50を下回ると縮小を示します。
5月のISMサービス業PMIは54.5となり、前月の53.6から上昇しました。サービス業は23カ月連続で拡大を維持し、事業活動や新規受注も改善しました。17業種で成長が確認された一方、雇用関連指標は3カ月連続で低調となり、企業による採用凍結や退職者の補充見送りが続いています。 また、石油関連コストの上昇を背景に価格指数は2022年8月以来の高水準となりました。在庫は過去最高水準に並ぶまで増加したものの、企業は今後も需要が底堅く推移すると見ています。
市場予想では、次回発表のISMサービス業PMIは54.2へやや低下すると見込まれています。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は約6週間ごとに金融政策を見直し、政策金利を決定しています。政策金利はインフレ抑制や経済安定化を目的とする主要な金融政策手段であり、NZD相場にも大きな影響を与えるため、市場の注目度が高いイベントです。
RBNZは2026年5月27日(水)の会合で政策金利を2.25%に据え置きました。一方で、中東情勢による供給網への影響や石油化学製品価格の上昇を背景に、インフレリスクの高まりに警戒感を示しています。 2026年第1四半期のインフレ率は3.1%となり、2026年第3四半期には4.3%まで上昇した後、2027年半ばにかけて目標水準である2%へ回帰すると予想されています。 また、委員会は中期的なインフレ圧力が高止まりした場合、政策金利の引き上げ時期が従来の想定より早まり、引き上げ幅も大きくなる可能性があるとの見方を示しました。
市場では、今回の会合で0.25%の利上げが実施されるとの見方が広がっています。
原油在庫は、米国エネルギー情報局(EIA)が週次で公表する指標で、米国内企業が保有する商業用原油在庫量を示します。在庫の増減は原油需給のバランスを把握するうえで重要な材料となり、原油価格やエネルギー関連市場に影響を与える可能性があります。
6月26日(金)までの週では、製油所の稼働率が96.6%まで上昇し、原油処理量も日量1,720万バレルへ増加しました。ガソリン生産量は日量1,000万バレルへ増加した一方、留出油生産量は日量520万バレルへ減少しました。 また、原油輸入量は日量530万バレルへ減少し、商業用原油在庫は380万バレル減少して4億840万バレルとなりました。在庫水準は引き続き過去5年平均を約7%下回っています。 ガソリン在庫は減少した一方で、留出油およびプロパン在庫は増加しました。石油製品需要は前年同期比で1.7%増加しており、全体として需要は底堅く推移しています。
新規失業保険申請件数は、離職後に失業保険の受給資格を得るために申請された件数を集計した週次指標です。米国労働市場の動向を把握する先行指標として注目されています。 ただし、週次で集計される行政データであるため、変動が大きく、季節要因の影響を受けやすい側面もあります。
6月27日(土)までの週では、新規申請件数は前週比1,000件減の21万5,000件となりました。また、4週間平均も22万2,000件へ低下し、短期的には労働市場の安定が示されています。
一方、継続受給者数は181万4,000人へ増加しており、4週間平均も上昇しました。これは、失業者数自体は抑えられているものの、一部の求職者が再就職までに時間を要している可能性を示しています。
市場予想では、次回発表の新規失業保険申請件数は21万8,000件へ増加すると見込まれています。
雇用者数変化は、前月と比較した就業者数の増減を示す重要な雇用指標です。一般的に、実際の発表値が市場予想を上回った場合、その通貨にとって好材料と受け止められる傾向があります。
5月のカナダ雇用統計では、雇用者数が8万8,000人増加し、失業率は6.6%へ低下しました。増加分の多くはフルタイム雇用によるもので、若年層の雇用環境も改善しました。 業種別では、建設業、運輸業、娯楽関連、飲食サービス業で雇用が増加した一方、小売業および卸売業では雇用が減少しました。また、平均賃金は前年同月比3.0%上昇しています。
市場予想では、次回発表の雇用者数は1万人増加すると見込まれています。
7月8日(水):LEVI(Levi Strauss & Co.)
7月9日(木):PEP(PepsiCo, Inc.)
7月10日(金):DAL(Delta Air Lines, Inc.)
今週は、米国経済の底堅さを示すサービス業関連指標に加え、ニュージーランドの金融政策判断、原油需給の動向、そして米国とカナダの労働市場の状況を確認できる重要なイベントが予定されています。 インフレや金利見通し、雇用情勢、エネルギー需給に対する市場の評価が変化する可能性があり、関連市場ではボラティリティが高まる可能性があります。市場予想との乖離が見られた場合には、通貨、商品、株式市場のセンチメントに影響を与える可能性があるため、今後の動向が注目されます。 FX・CFD取引には元本を失うリスクがあります。本内容は情報提供を目的としており、特定の取引を推奨するものではありません。