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海外FXではスワップフリー口座を利用できます。スワップフリーが何か、どの業者がおすすめか分からない人もいるでしょう。本記事では、スワップフリー口座の概要やメリット、おすすめのFX業者を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
スワップフリーとは、ポジションを翌日以降に持ち越してもスワップの受け渡しをする必要がない制度のことです。
スワップフリー口座は、イスラム口座とは異なり、イスラム教徒以外の人でも宗教を問わず利用可能な口座です。
通常、FXの取引では、ポジションの保有期間1日ごとにスワップポイントの受け渡しが発生します。
スワップフリーの口座を利用すれば、スワップの負担がなくなるので、ポジションの長期保有がしやすくなります。
ただし、国内にはスワップフリー口座を提供するFX業者がありません。スワップフリー口座を使いたい場合は、一部導入している海外FX業者を利用する必要があります。
以下は、スワップフリー口座を提供している主な海外FX業者です。
スワップフリー口座に興味のある人は、海外FX業者の利用を検討しましょう。
の両建てがしやすくなるでしょう。
スワップフリー口座を使うメリットは以下の4つです。
スワップの負担がなくなる
ポジションを長期保有しやすくなる
両建て時のスワップ負担がなくなる
両建てによるリスクヘッジをする際にスワップを負担しなくて良い
各メリットを詳しく見ていきましょう。
1.スワップの負担がなくなる
1つ目のメリットは、スワップの負担がなくなることです。
通常、FXの取引では、保有したポジションを翌日に持ち越すと(サマータイムは日本時間朝5時頃、冬時間は朝6時頃)、スワップポイントの受け渡しが発生します。
しかし、スワップフリー口座ならスワップポイントの支払いをする必要がないので、スプレッドや取引手数料のみが取引コストとなります。
2.ポジションを長期保有しやすくなる
2つ目のメリットは、ポジションを長期保有しやすくなるです。
なぜなら、毎日発生するスワップポイントの支払いがなくなるため、ポジションを長期保有しても取引コストが嵩まなくなるからです。
仮に1日1ロット1,000円相当のマイナススワップが発生した場合、30日で3万円、365日で
36万5,000円の負担となります。
一方、スワップフリー口座ではスワップの支払いがなくなるため、利益をまるまる残せます。
スワップフリー口座なら、長期間ポジションを保有してもスワップの支払いをしなくて済むので安心して取引ができるでしょう。
3.両建て時のスワップ負担がなくなる
3つ目のメリットは、両建て時のスワップ負担がなくなるです。
両建てをする場合、買いと売りの両方のポジションでスワップポイントが発生します。特に買いと売りの両方でスワップポイントの支払いが必要なマイナススワップの通貨ペアの場合は、負担が大きくなるでしょう。
スワップフリー口座なら、買いと売りの両方で発生するスワップポイントの支払いを回避できます。
4.両建てによるリスクヘッジをする際にスワップを負担しなくて良い
4つ目のメリットは、両建てによるリスクヘッジをする際にスワップを負担しなくて良いです。
相場の方向性が分からない局面では、どちらに動くか判断しやすくなるまでは両建てすれば、含み損の拡大を防ぐことができます。
ただし、通常の口座ではスワップポイントの支払いが必要なため、両建てをする期間が長くなれば、負担が大きくなる可能性があります。
スワップフリーの口座なら、スワップポイントの支払いはなくなるので、長期間の両建てがしやすくなるでしょう。
スワップフリー口座を利用するデメリットは主に2つあります。
スワップポイントが受け取れなくなる
スワップフリー口座の利用に条件がある
それぞれのデメリットについて、順番に見ていきましょう。
1.スワップポイントが受け取れなくなる
1つ目のデメリットは、スワップポイントが受け取れなくなることです。
通常の取引では、通貨ペアによってはスワップを受け取ることができます。しかし、スワップフリー口座ではスワップの受け渡しが発生しません。
したがって、スワップフリー口座では、高金利通貨を長期保有してスワップポイントをコツコツ得るスワップトレードをする意味はなくなるでしょう。
2.スワップフリー口座の利用に条件がある
2つ目のデメリットは、スワップフリー口座の利用に条件があることです。
スワップフリー口座を提供するFX業者であっても、特定の口座のみでしかスワップフリーにならないことが多いです。
さらにスワップフリーの期間や対象銘柄に制約があることも珍しくありません。
スワップフリー口座を利用する前に、条件や制約を確認しておきましょう。
ここからは、スワップフリーでポジションを保有した場合とスワプフリー適用外の口座で取引した場合の取引コストをシミュレーションしてみます。
スワップフリー口座の利用で、取引コスト減らしたい人は、ぜひ参考にしてください。
スワップを支払う場合
最初にFXGT.comでゴールドを取引する際にスワップを支払う場合を見ていきましょう。
FXGT.comでゴールド(XAUUSD)のロングポジションのスワップポイントは、-34.5ポイント(2024年8月22日時点)です。
スワップポイントをドルに換算するために、以下の計算を行います。
1ロット×10万通貨×0.00001×(-34.5)=−34.5(ドル)
そして、1日あたりに発生するスワップポイントを日本円に換算すると、以下の通りです。
-34.5ドル×145円(2024年8月22日時点のレート)=5,003円
仮に30日ゴールドのポジションを保有した場合、15万90円のスワップを支払わなければなりません。
5,003円×30日=15万90円
スワップフリーが適用された場合
次にPRO口座で6日間スワップフリーが適用された場合を見ていきましょう。
スワップフリーが適用された場合、最初の6日間のスワップポイントは0ドルです。そして、残りの24日間のスワップポイントを計算すると、12万72円です。
5,003円×24日=12万72円
つまり、スワップフリーで取引した場合、通常の口座を使う場合よりも約3万円もスワップの支払いを削減できます。
海外FXではスワップフリー口座を提供する業者がいくつかあります。ここからは、スワップフリー口座を提供しているおすすめの海外FX業者を3社紹介します。
なお、スワップフリーの条件以外の項目も含めた総合的な判断により選びました。
1.FXGT.COM.com
FX業者 | FXGT.com |
スワップフリー対象口座 | スタンダード+口座
ECN口座 PRO口座 |
スワップフリー対象銘柄※ | ・クロス円を除くFXメジャー通貨ペア
・マイナー通貨ペア(エキゾチック通貨ペアは除く) ・ゴールド2通貨ペア ・シルバー |
スワップフリーの期間 | PRO口座は6日
ECN口座は3日 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
※スタンダード+口座はシンセティックが期限なし、ECN口座はゴールドと株価指数のみ3日間スワップフリーです。
※PRO口座の仮想通貨はBTCUSD、BTCJPY、ETHUSD、ETHJPY、XRPUSDのみスワップフリーです。
FXGT.comでは、スタンダード+口座・PRO口座・ECN口座の3つの口座でスワップフリーを提供しています。
特にPRO口座では、クロス円を除くFXメジャー通貨ペアやマイナー通貨ペア、ゴールドやシルバー、一部の暗号資産のスワップが6日間かかりません。
また、最大5,000倍のレバレッジ、50種類以上の暗号資産を取引できる、24時間365日日本語サポートが受けられるなどメリットが多くある海外FX業者です。
スワップフリー口座を探している人は、ぜひ口座開設してみてください。
2.Exness
FX業者 | Exness |
スワップフリー対象口座 | スタンダードセント口座
スタンダード口座 ロースプレッド口座 ゼロ口座 プロ口座 |
スワップフリー対象銘柄※ | ・FX通貨ペア21銘柄
・コモディティ2銘柄 ・株価指数10銘柄 ・暗号資産13銘柄 |
スワップフリーの期間 | なし |
最大レバレッジ | 無制限(実質21億倍) |
※上記は優待スワップフリーレベルの対象銘柄です。
Exnessは、全部の口座でスワップフリーを利用できます。対象銘柄も幅広く、FX通貨ペア・貴金属・エネルギー・株価指数・株式・仮想通貨などがあります。
Exnessでは、取引状況によって優待スワップフリーとスタンダードスワップフリーの2つのレベルがあります。
口座開設をした時点では、優待スワップフリーとなるため、多くの銘柄をスワップなしで取引可能です。
ただし、スキャルピングやデイトレードを行わずにスイングトレードを中心に行う場合はスタンダードスワップレベルに降格する恐れがあるので注意しましょう。
Exnessは無制限のレバレッジ(実質21億倍)で取引ができます。しかし、口座残高によるレバレッジ制限のほか、経済指標発表前後や市場のクローズからオープン直後にもレバレッジ制限が行われるので注意が必要です。
3.XM
FX業者 | XM |
スワップフリー対象口座 | KIWAMI極口座 |
スワップフリー対象銘柄 | ・FX通貨ペア28銘柄
・ゴールド2通貨ペア ・シルバー |
スワップフリーの期間 | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
※エネルギー先物、貴金属先物、コモディティは、ほかの口座タイプでもスワップフリー
XMでは、KIWAMI極口座でFX通貨ペア・ゴールド・シルバーを取引する際にスワップフリーが適用されます。
また、最大1,000倍のレバレッジ、最低入金額500円などのメリットがあるので、初心者でも使いやすいでしょう。
ただし、KIWAMI極口座では、入金ボーナスとXMロイヤルティプログラムの利用ができません。また、スプレッドは他社よりも広がりやすい傾向があるので注意しましょう。
スワップフリー口座はスワップの受け渡しをしなくて済むので、ポジションを長期保有したい人におすすめです。
また、スワップが発生しないので、両建てをした際の負担も減るでしょう。ただし、スワップフリー口座には条件や制約があるので、事前に確認すべきです。
FXGT.comのPRO口座では6日間のスワップフリー口座を提供しています。スイングトレードの取引コストを抑えたい人におすすめです。
ぜひ、この機会に口座開設してみてください。