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IFO注文は、便利な注文方法ですが、どのように使えば良いか分からずに悩んでいませんか? IFO注文を使えば、チャートをずっと見る必要がなくなり、確実に利確や損切りをしやすくなります。
本記事では、IFO注文の使い方やメリット・デメリットを解説します。特に仕事で忙しくてチャートをずっと見る時間がない人は、ぜひ参考にしてください。
IFO注文とは、IFD注文(イフダン注文)とOCO注文を組み合わせた注文方法のことです。
IFD-OCO(イフダンオーシーオー)注文とも呼ばれていて、FXや株式投資で使われることがあります。
この方法では、新規注文と同時に利益確定と損切りの2つの決済注文を出せます。
新規注文が約定した場合のみ、2つの決済注文(利益確定と損切り)が自動的に発注される仕組みです。
IFO注文は、デイトレードやスイングトレードといった比較的長期の時間足を使った取引スタイルに向いています。
例えば、現在のドル円が140円の場合に、もう少し下落してから141円まで上昇するというシナリオを持っていると仮定します。
そこでまずは139円に新規の指値注文を設定し、同時に利益確定に141円、損切りに137円を設定します。
こうすることで、安値で買って指定した価格に到達したら確実に利益確定ができるようになります。
なお、IFO注文には、以下の4種類があります。
主な注文方法 | 意味 |
Buy Limit(買い指値注文) | 現在よりも安値で買う注文方法 |
Sell Limit(売り指値注文) | 現在よりも高値で売る注文方法 |
Buy Limit(買い逆指値注文) | 現在よりも高値で買う注文方法 |
Sell Limit(売り逆指値注文) | 現在よりも安値で売る注文方法 |
ご自身のトレードシナリオに合わせて注文方法を選びましょう。
IFO注文のメリットは、以下の2つです。
チャートをずっと見る必要がなくなる
利益と損失のコントロールがしやすくなる
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
1.チャートをずっと見る必要がなくなる
IFO注文を利用すれば、チャートを常に監視する必要がなくなります。その理由は、IFO注文では、新規注文と同時に利益確定と損切りの決済注文を設定できるためです。
新規注文が約定した後は、どちらかの決済注文が自動的に約定します。睡眠中や仕事中でもエントリーと利確のチャンスを逃さずに済むでしょう。
IFO注文を利用することで、利益と損失のコントロールがしやすくなります。新規注文時にあらかじめ利益確定と損切りの注文を設定するため、利益を伸ばそうとするあまり利確に失敗したり、損切りができずに損失額が膨らむことを防げるでしょう。
IFO注文により、このような感情的な判断を避けられるので、トレード成績が安定しやすくなります。
IFO注文は便利な注文方法ですが、以下のようなデメリットもあるので注意しましょう。
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
1.操作の手間がかかる>
IFO注文は、成行注文よりも多くの操作をしなければなりません。
成行注文時の操作 | IFO注文の操作 | |
新規注文の価格設定 | なし | 必要 |
決済時の価格設定 | なし
(必要に応じて設定可能) |
利確・損切りの両方を設定 |
特にスキャルピングやデイトレードのように素早く判断して注文しなければならない取引スタイルでは、注文の操作に時間をかけすぎると、利益を得るチャンスを逃してしまいます。
短期のトレードにはあまりおすすめできない注文方法です。
2.新規注文が約定しなければポジションを保有できない
IFO注文は、新規注文が約定しなければポジションを保有できません。というのも、注文時に指定した価格に到達しなかった場合、ずっと注文が約定しないからです。
IFO注文を行った後、相場が予想と異なる動きをした場合、利益を逃す可能性があります。
例えば、現在の為替レートが1ドル150円のときに、149円まで下落した後に上昇するというシナリオを持っていると仮定します。
しかし、相場が150円から一度も下落せずに上昇し続けた場合、設定した条件(149円)に到達しません。
その結果、せっかくの上昇に乗ることができなくなります。
成行注文のようにほぼ確実に注文を約定させることができないこともあるので注意しましょう。
3.細かいトレードシナリオが必要
IFO注文では、新規注文の価格、利益確定の価格、損切りの価格を同時に設定する必要があるため、注文前にトレードシナリオを予測しておかなければなりません。
利益を出すためには、成行注文のように上昇か下落のどちらかを予測するだけでは不十分です。
現時点から決済までどのような値動きをするかある程度正確に把握できなければ、利益を得られるチャンスを逃すこともあるでしょう。
4.スリッページのリスクがある
IFO注文では、スリッページ(注文価格と約定価格がずれること)のリスクがあります。なぜなら、設定したレートに到達する際に流動性がなかったり相場が大きく動いたりすれば、指定したレートで約定ができなくなることがあるからです。
特に決済逆指値注文のスリッページが発生した場合、損切りが遅れて想定外の損失が生じる可能性があります。
FX取引でIFD注文を使う際には、いくつかポイントがあります。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
1.ある程度長期のトレードスタイルで使う
IFO注文は、ある程度長期のトレードスタイルで使うようにしましょう。
なぜなら、スキャルピングやデイトレードでは、トレーダーが注文の操作をしている間も為替レートが急激に変動することがあるからです。
IFO注文の操作を完了する前に、設定しようとした新規注文価格に到達してしまった場合、エントリーのチャンスを逃してしまいます。
また、短期トレードで使おうとすると時間的猶予があまりないため、誤入力をする可能性があります。
IFO注文は、ある程度長期のトレードスタイルで使うようにするべきです。
2.トレード技術を磨く
IFO注文により利益を出せるようになるためには、トレードを磨く必要があります。
なぜなら、根拠のあるトレードをするために、以下のような基準を基に指値注文や逆指値注文の価格を決めることが多いからです。
主な基準 | 例 |
重要な価格帯 | サポートラインやレジスタンスライン
直近安値や直近高値 トレンドライン |
トレンドのシグナル発生 | 移動平均線
ボリンジャーバンド |
相場の反転箇所の把握 | チャートパターン
オシレーター系指標 フィボナッチ・リトレースメント |
これらの基準を知らない場合、新規注文や決済注文時の価格を決めるのに苦労するので、根拠のあるトレードができなくなるでしょう。
IFO注文を活用して利益を出すためには、トレード技術を磨きましょう。
3.ボラティリティが高い時間帯は慎重に使う
IFO注文は、値動きが激しくなるボラティリティの高い時間帯の利用は慎重に判断すべきです。
ななら、相場の急激な変動によりスリッページが発生しやすいため、指定した価格で約定しない可能性があるからです。
また、新規注文と決済逆指値注文の値幅を狭くした場合、すぐに損切りにかかってしまう可能性があります。
重要な経済指標の発表時のようにボラティリティが高い時間帯はIFO注文の利用を控えるか、値幅を広めに取ることを推奨します。
ここからは、MT4やMT5でのIFO注文のやり方を解説します。
MT5を例にIFO注文のやり方について詳しく見ていきましょう。
1.新規注文を押す
MT5を起動したら画面上にある「新規注文」を押しましょう。
2.指値注文とタイプを設定して注文する
オーダー画面が表示されます。例えば、以下は139円で新規買い指値注文、137円で損切り、141円で利確をする場合の注文方法です。
設定画面の見方は以下の通りです。
タイプ | 指値注文 |
タイプ | ・Buy Limit(買い指値注文)
・Sell Limit(売り指値注文) ・Buy Limit(買い逆指値注文) ・Sell Limit(売り逆指値注文) (いずれかを選択する)
|
数量 | ロットを入力 |
価格 | 新規の指値価格か逆指値価格を入力 |
Stop Loss | 損切りの価格を入力 |
Take Profit | 利益確定の価格を入力 |
期限 | 注文の執行期限となる日時を選択 |
設定完了後「発注」を押せば注文が完了するので、後は約定するまで待ちましょう。
IFO注文を上手く使うためには、エントリー前にトレードシナリオを建てることが重要です。トレードシナリオ通りに相場が動けば、利益を得やすくなるでしょう。
また、指値注文や逆指値注文をどこにおくかでトレードの損益が大きく変わります。基本的なテクニカル分析を覚えて、トレード技術を磨くようにしましょう。
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