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昨日の為替市場は、原油や米長期金利の上昇、ハマック米クリーブランド連銀総裁の発言により、ドル円が進行しました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
10日午後の東京外国為替市場でドル円は、午前からの流れを引き継いで欧州勢の参入後も買いが先行。

一時158.5円台まで上値を伸ばして前週末高値に迫る水準まで値を上げ、雇用統計を材料に下げた分をほぼ取り戻しました。
ロンドン外国為替市場では、米利上げ観測は後退したものの、円売り・ドル買いの需要は根強く、159円をうかがう動きとなりました。
介入観測による急変動の反動や円売りキャリートレードの構造的な強さ、米金利の底堅さなど、複数の材料が指摘されています。
ニューヨーク時間に入ると、ホルムズ海峡の航行を巡る不透明感がくすぶるなか、WTI原油先物の期近9月物が前週末比5%あまり高い1バレル82ドル台で終え、円相場の重荷となりました。
エネルギーを輸入に頼る日本の貿易収支が悪化するとの懸念が円売り・ドル買いを促した形です。
米長期金利も一時4.70%台に上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売りが出やすい地合いとなりました。
ハマック米クリーブランド連銀総裁が、ある程度の回数の利上げが必要になるとの見方を示し、今こそ行動を開始すべき時だと述べたことも伝わり、159.3円台まで上昇する場面がありました。
11日午前の東京外国為替市場では前日の大幅上昇の反動から円の買い戻しが強まり、一時158.9円台まで下落しましたが、押し目買いの意欲も根強く159.1円台まで持ち直しました。
前日の海外市場でドル買いが優勢となって7月31日以来となる159円台を回復し、日本の財政運営を懸念した円売りも広がりましたが、160円台に再び近づくなかで為替介入への警戒感も強まっています。この日は山の日で東京市場が休場のため流動性が乏しく、薄商いのなかでやや荒い値動きも見られました。
ドル円はフィボナッチリトレースメントでは38.2%の水準を超えて61.8%へ向けて上昇しています。

ただし、160円手前は重要な抵抗帯のため、すぐに超えられない可能性があります。
本日の注目銘柄は豪ドル円です。本日13時30分に豪中銀の政策金利の発表を控えていることから豪ドル円が大きく動く可能性があります。

金利の発表をきっかけにフィボナッチリトレースメントの61.8%で上昇が止まるのが、そのまま超えていくのかに注目です。
本日は米中古住宅販売件数の発表が注目されています。前回は409万件でしたが、今月は405万件が予想されており、結果次第ではドル円が大きく動くかもしれません。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。