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昨日のドル円は、狭いレンジでの値動きに終始しており、本日の消費者物価指数(CPI)待ちの状況となっています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
11日の東京外国為替市場午後のドル円は、取引レンジが158.9円台から159.3円台と狭い値幅にとどまり、原油相場と米金利の先高観がドルの下値を支える一方、上値を追う材料には乏しく方向感を欠く展開。

なお、豪準備銀行は定例会合で政策金利の据え置きを決定し、豪ドルは発表直後に売られたものの、引き締め姿勢の維持が意識されて下げ渋りました。
ロンドン時間に入ると、米国とイランの交渉が難航していることを背景に円売り・ドル買いの地合いが続き、原油先物の上昇とともに朝方には159.3円台後半まで円が下げる場面もありました。
その後、原油先物の上昇に一服感が出ると円売りの勢いも弱まり、159.2〜159.3円台の狭い値幅にとどまる展開。
市場では、160円近辺では日米の通貨当局の動きを探りながらの取引になるとの声が邦銀筋から聞かれ、為替介入への警戒感も出ています。
ニューヨーク時間には、パキスタン政府が米国とイランの協議は合意に向けて進展していると表明すると、WTI原油先物相場が下落。
米長期金利も低下し、20時過ぎには159円前後まで下押ししましたが、アジア時間につけた日通し安値が目先のサポートとして意識されると買い戻しが優勢となり、原油先物の持ち直しもあって159.3円台まで値を戻しました。
その後は12日発表の7月の米消費者物価指数を前に様子見ムードが広がり、徐々に値動きが鈍りました。
12日午前の東京外国為替市場では、中東の緊張が続いて原油先物相場が上昇していることから、日本の貿易収支の悪化を懸念した円売り・ドル買いが続いています。
仲値決済に向けてはドル買いが優勢との声が国内銀行の為替担当者から聞かれ、国内輸入企業など実需筋の円売り・ドル買い観測も円相場を押し下げました。もっとも足元では159.3円台前半へやや押し戻されており、上値の重い展開となっています。
ドル円は昨日は十字線をつけましたが、天井や底で出現したわけではないため、再度上昇する可能性もあります。

フィボナッチの61.8%、その水準を超えれば為替介入前の水準まで上昇するかもしれません。
本日の注目銘柄はゴールドです。6月16日の高値をわずかに超えさらに上昇する可能性があります。

上値の目処としては4,500ドル台が浮上していますが、200日移動平均線もあるため、上昇が止まるかもしれません。
本日は21時30分に予定されている米消費者物価指数(CPI)が注目されています。前回は-0.4%でしたが、今回は0.2%と改善が予想されており、ドル円にも影響を与える可能性があります。
ただし、為替介入を警戒する動きも強く良い結果が発表されてもどこまで上昇するかは不透明です。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。