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昨日の為替市場は、FRBの利上げ決定を受けた米金利の先高観がドルを支える一方、日銀の金融政策決定会合を前にした利益確定の売りも出て、ドル円が155円台後半で方向感を欠く展開となりました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
17日午後の東京外国為替市場でドル円は利益確定の売りなどに押されて1ドル155.6円まで下落。

高市改造内閣の顔ぶれが発表されたものの、サプライズはなく材料視されませんでした。
日銀の金融政策の発表を翌日に控えて様子見ムードが広がり、ポジション調整が中心の値動きにとどまるとの見方が多く聞かれました。
ロンドン外国為替市場では、FRBの利上げ決定とタカ派的な会見内容を受け、米金利の先高観などを背景にドル買い・円売りが優勢となり、一時155.8円台まで上昇。
もっとも、原油安や日銀の決定会合を控えたポジション調整もあって、ロンドン朝方には155.5円台まで下押しする場面もありました。
市場では、米欧の中央銀行がタカ派姿勢を取るなかで日銀の利上げ加速への期待も強まっているとの声が邦銀筋から聞かれました。
ニューヨーク時間に入ると、トランプ米大統領がイラン戦争の終結が近いことを望むと述べたほか、22日にペルシャ湾岸諸国の首脳らと会談する方針と報じられたことから中東情勢への過度な懸念がいったん後退し、米原油先物相場の続落と米長期金利の低下がドルの重荷となって一時155.3円台まで軟化。
ただ、その後発表された前週分の米新規失業保険申請件数と9月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より強い内容だったことから買い戻しが優勢となり、2時過ぎには156.1円前後まで持ち直しました。
もっとも前日の高値などがレジスタンスとして意識されると伸び悩み、日銀の結果公表を控えて積極的に上値を試す展開にはなりませんでした。
18日午前の東京外国為替市場ではドル円は堅調に推移しています。
米国の利上げ継続観測が高まっていることから日米金利差の拡大が意識されたほか、国内輸入企業など実需の円売り・ドル買い観測も相場を押し上げました。
仲値決済に向けてはドル不足との声が国内銀行の為替担当者から聞かれ、19日から始まる秋の大型連休を前に多くの国内事業会社がドルの調達を急いだようです。
日銀は政策金利を現行の1.00%程度から1.25%程度に引き上げる公算が大きく、今後も利上げに積極的な姿勢を継続するとの思惑は根強い一方、市場が期待するほどのメッセージを出すのは難しいとみる参加者もおり、ドル買いにつながっている面もあります。
昨日のドル円は156.4円前後を超えることができませんでした。本日は引き続きこの水準を超えて円安が進行するかに注目です。

その一方で下値の目処としては、昨日だけでなく5月の下落時に反発した155円台半ばが浮上します。この水準を割り込まない限りは買い目線で考えておく必要があります。
本日の注目銘柄は日経225です。

日経225は徐々に安値を切り下げていますが、今後チャネルの上値まで上昇するか、7月末に付けた60,500ドル前後まで下落していくかに注目が集まります。
本日はお昼に日銀政策金利の発表を控えています。午前の本稿執筆時点では市場は0.25%の利上げを予想していますが、サプライズがあればドル円が乱高下する恐れがあります。
日銀の動きを受けて欧米勢がどのように判断するのか注目です。
また夜には鉱工業生産指数の発表が注目されており、ドル円に影響があるかもしれません。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。