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一般的にFXはレバレッジをかけて取引をすることで、効率的に利益を狙う投資方法です。
しかし、レバレッジなしでのトレードが可能なことをご存じでしょうか?
レバレッジなしでのトレードにもメリットはあります。
本記事では、レバレッジなしでトレードする目的やメリット・デメリットについて解説します。ロスカットを避けるためにレバレッジなしでのトレードを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
FXのレバレッジとは、担保として預けた証拠金の何十倍にも相当するお金を動かして取引できる仕組みのことです。
国内FX業者は最大25倍、海外FX業者であれば、1,000倍や2,000倍のレバレッジで取引ができます。FXの取引時に使用する証拠金は、レバレッジによって変わります。
10万円の証拠金でドル円を10万通貨分取引するケースで考えてみましょう。米ドル円の為替レートが1ドル160円だった場合に用意しなければならないお金は1,600万円です。
(160円×10万通貨)÷1倍=1,600万円
いきなり1,600万円を用意してFXの取引ができる人は、多くないでしょう。しかし、FXにはレバレッジと呼ばれる仕組みがあるので、少ない元手でドル円のポジションを保有できます。
レバレッジ25倍のFX業者を利用する場合、64万円を用意するだけで10万通貨分のドル円を取引できます。
(160円×10万通貨)÷25倍=64万円
また、最大レバレッジ1,000倍のFX業者を利用した場合、ドル円のポジションを10万通貨分保有するのに必要なお金はさらに少なく済みます。
(160円×10万通貨)÷1,000倍=16,000円
つまり、外国為替取引を行うのに多くのお金を用意できない場合は、レバレッジの高いFX業者を利用すれば少ない資金で取引を始めることができます。
レバレッジを高くすると、少ない金額で大きい取引ができるようになるため、多くの利益を狙うことも可能です。
その反面、エントリーと逆方向に相場が動いた場合、大きな損失を被ることがあります。
ロスカットの仕組みとは
FXの取引をする上で理解しておきたいのがロスカットの仕組みです。レバレッジをなしにする最大の目的は、ロスカットを防ぐことにあるといっても過言ではありません。
ロスカットとは、含み損が一定の水準を超えた際に、FX業者が顧客の資金を保護する目的でポジションを強制的に決済する仕組みのことです。
FX業者がロスカットの判断に使う基準には、証拠金維持率と呼ばれるものがあります。
証拠金維持率=有効証拠金(口座の資金+含み損益)÷必要証拠金×100
証拠金維持率が著しく低下すると、含み損を抱えているポジションを強制的に決済するので、損失が確定します。
以下のように含み損が多くなったり必要証拠金が口座の資金を圧迫するほど、証拠金維持率が低下しやすくなる点は理解しておきましょう。
含み損益 | 必要証拠金 | 証拠金維持率 |
含み損が多い | 多い | 低下する |
含み益が多い | 少ない | 上昇する |
以下の表は、10万円の資金がある口座で16,000円分の必要証拠金を使ってポジションを保有した際に、含み損益の変動が証拠金維持率に与える影響についてまとめたものです。
含み損益 | 証拠金維持率 |
含み益が10万円 | (10万円+10万円)÷16,000円×100=1,250% |
含み益が5万円 | (10万円+5万円)÷16,000円×100=937.5% |
含み損益が0円 | (10万円+0万円)÷16,000円×100=625% |
含み損が5万円 | (10万円-5万円)÷16,000円×100=312.5% |
含み損が9万円 | (10万円-9万円)÷16,000円×100=62.5% |
含み益が10万円ある場合の証拠金維持率が1,250%もあるのに対して、含み損が9万円ある場合の証拠金維持率は 62.5%しかありません。
ロスカットされる証拠金維持率については、一般的に国内FXは50%か100%、海外FXは0〜20%に設定している業者が多いです。
口座に10万円しかないのに含み損が9万円もある場合は、FX業者によってはロスカットされています。
レバレッジを上げて大きいポジションを持つとロスカットされやすくなる
FXでレバレッジを上げて大きいポジションを持ちすぎた場合、エントリーと逆方向に相場が動いた際に発生する含み損が拡大しやすくなります。
例えば、以下の条件でドル円を取引するケースで考えてみましょう。
この場合、ロングポジションを1万通貨保有した場合と10万通貨保有した場合では含み損に大きな差があります。
まず、1万通貨保有していた場合に発生する含み損は1万円です。
{159円(決済価格)-160円(エントリー価格)})×10,000通貨=10,000円
一方で、10万通貨保有していた場合の含み損は1万通貨のときの10倍になります。
{159円(決済価格)-160円(エントリー価格)})×10万通貨=10万円
レバレッジの高いFX業者では、少ない資金で大きいポジションを持つことが可能ですが、含み損の拡大が早くなってしまいます。証拠金維持率が低下しやすくなるので、レバレッジが高いとロスカットされるリスクが高くなるのです。
FXではレバレッジなし(1倍)で取引が可能
FXの取引をする場合、ロスカットを避けるためにレバレッジを上げすぎないことが重要です。
FXでは、必ずレバレッジを効かせて取引をしなければならない決まりがないため、レバレッジなし(1倍)で取引をすることが可能です。
つまり、1,600万円分のお金を用意できるのであれば、ドル円をレバレッジなしで10万通貨(1ドル160円の場合)保有しても問題ありません。
FXをレバレッジ1倍で取引する場合、外貨預金の現物取引と変わらないと考える人もいるでしょう。
しかし、以下のような違いがあります。
それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
1.為替手数料の有無
FXと外貨預金の違いは、為替手数料の有無です。外貨預金をする場合、為替手数料がかかります。手数料が安い銀行を使う場合でも円と米ドルの取引時に1米ドルあたり3銭〜15銭(0.03円〜0.15円)の為替手数料が必要です。
一方、FXの場合は売買時に為替手数料は掛からない代わりにスプレッドを徴収されますが、為替手数料よりも負担を抑えることができます。
ドル円を10万通貨(10万米ドル)取引した際にかかる外貨預金とFX取引の手数料を比較してみましょう。
まず、外貨預金の為替手数料は片道10銭と仮定します。この場合、往復の為替手数料は2万円です。
(10万通貨×0.1円)×2(往復)=2万円
一方、FXでドル円を取引する際に徴収されるスプレッドを10万通貨あたり片道0.2銭(0.002円)とした場合、往復の取引コストはたったの400円です。
(10万通貨×0.002円)×2=400円
このことから、FXのほうが、取引コストを抑えて外貨を保有できることがわかります。
2.売りから入れるか
FXは、買いだけでなく売りからでも利益を狙うことができます。しかし、外貨預金では買うことしかできません。
2021年以降の円安局面であれば、外貨預金でも為替差益を期待できますが、今後円高方向に動いた場合、損をする可能性があります。
仮に1ドル160円のときに円をドルに換えてから、1ドル159円まで下落した際に売却した場合、差額分の1円分が損失となります。
FXのほうが、以下のような下落局面でも利益を得られるチャンスがあるため、取引しやすいでしょう。
レバレッジをなしにして取引する場合、多くの元手を用意する必要があるので、効率的に利益を増やすことは難しくなります。
以下の表は、レバレッジ1倍・25倍・1,000倍でドル円を10万通貨取引するのに必要な元手です。
レバレッジ | 10万通貨取引するのに必要な元手 |
1倍 | 1,600万円 |
25倍 | 64万円 |
1,000倍 | 16,000円 |
10万通貨の取引で100pips分の値幅を獲得した際に得られる利益は10万円ですが、レバレッジなしとレバレッジ1,000倍では元手に1,000倍の差があります。
また、レバレッジを高くしたほうが、複数ポジションや大きいロットでの取引がしやすくなるため、効率的に利益を狙える可能性があります。
レバレッジなしでのトレードは、短期間で利益を得たい場合や少額からFXで収入を得たいと考えている人にはおすすめできない方法です。
FXはレバレッジなしで取引できます。外貨預金と比べたFXのメリットは、取引コストを抑えることができる点や売りからでも利益を狙える点です。
レバレッジが1倍でのトレードは、含み損が拡大しにくいため、ロスカットされるリスクを抑えることができます。
しかし、レバレッジなしの場合、多くの証拠金を用意しなければなりません。さらに少額から効率的に多くの利益を狙えなくなるので、FXの魅力がなくなってしまうでしょう。
FXの取引をするなら、ある程度のレバレッジを上げて取引をしたほうが、利益を狙いやすくなります。
FXGTでは、最大1,000倍のレバレッジで取引が可能です。1,000倍のレバレッジを危険に感じる人もいるかもしれませんが、小さいポジションであれば、必要証拠金が口座の資金を圧迫しないので、むしろロスカットまでの値幅を長くできます。
少額からFXの取引を始めたい人やポジションを持って長期間放置したい人にもおすすめのFX業者です。ぜひこの機会に口座開設してみてください。