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ナスダック100指数は、多くの投資家から注目されている株価指数です。NYダウやS&P500よりも多くのリターンを狙える可能性があります。しかし、ナスダック100指数への投資をおすすめしない人も多くいます。
本記事では、ナスダック100をおすすめしない理由、NYダウやS&P500との比較や今後の見通しについて解説します。
本記事では、ナスダック100をおすすめしない理由、NYダウやS&P500との比較や今後の見通しについて解説します。
これからナスダック100への投資を検討している人は、ぜひ参考にしてください、
ナスダック100とは、ナスダックに上場する3,000以上の銘柄(金融銘柄を除く)から流動性と時価総額が高い上位100銘柄を時価総額加重平均によって算出した株価指数のことです。
NYダウやS&P500と同じく米国を代表する株価指数であり、多くの投資家から注目されています。
ナスダック100では、時価総額、資本、利益、キャッシュフローの4つの基準がありますが、どれか1つでも満たせば、対象として選ばれる可能性があります。
新興企業のように積極的な投資により経営状態が赤字であっても、選ばれる可能性があるので、これから大きくなっていく企業に投資が可能です。
ナスダック100の構成比率上位10社
>以下の表は、ナスダック100の構成比率上位10社です。
銘柄 | 割合 |
マイクロソフト | 8.64% |
アップル | 8.40% |
エヌビディア | 7.91% |
アマゾン・ドット・コム | 5.23% |
ブロードコム | 5.00% |
メタ・プラットフォーム | 4.57% |
アルファベットクラスA | 2.78% |
アルファベットクラスC | 2.68% |
コストコ | 2.53% |
テスラ | 2.48% |
※2024年6月28日時点の情報です。
ナスダック100には、アップル、マイクロソフト、アルファベット、エヌビディアなど世界的に知名度のある企業が多く選ばれています。
さらに、上位10社で約50%のウエイトを占めていることがわかります。
また、ナスダック100の銘柄は毎年12月に入れ替えを実施し、評価を得た企業と時価総額を減らした企業による入れ替えにより、上位10社の変動は時代とともに移り変わっているのです。
実際、2003年7月時点の上位10社のなかで2023年7月においても上位10社に残っている企業は、マイクロソフトしかありません。
オラクルやインテルのように、ナスダック100指数自体からも消えた企業もあります。
ナスダック100は、これからの時代をリードしていく企業へ投資したい人向きの指数といえるでしょう。
ナスダック100指数と他の米国を代表する株価指数の比較
ナスダック100指数は、NYダウ(ダウ平均株価)とS&P500と同じく米国を代表する株式指数の一つです。
ここからは、ナスダック100指数とNYダウ、S&P500について比較してみましょう。
項目 | ナスダック100 | NYダウ |
設立 | 1985年 | 1896年 |
銘柄の選定先 | ナスダックに上場している銘柄 | ニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している銘柄 |
銘柄数 | 101 | 30 |
計算方法 | 時価総額の加重平均 | 株価の平均 |
価格 | 20,011.89ポイント | 39,331.85ドル |
※2024年7月2日時点の情報です。
NYダウとは、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が成長性や知名度が高い企業や米国に本社を置く企業、売上高の大半を米国内で稼いでいる30社の株価を平均化した指数のことです。
ナスダック100はNYダウと比べると、主に以下の4つがあります。
そのため、ナスダック100にもNYダウにも選定されている銘柄は、わずか6銘柄(2024年7月時点)しかありません。
また、ナスダック100は時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいのに対して、NYダウは株価の高い銘柄の影響を受けやすいという違いもあります。
項目 | ナスダック100 | S&P500 |
設立 | 1985年 | 1957年 |
銘柄の選定先 | ナスダックに上場している銘柄
|
ニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している銘柄 |
銘柄数 | 101 | 500 |
計算方法 | 時価総額の加重平均 | 時価総額の加重平均 |
価格 | 20,011.89ポイント | 5,509.01ドル |
※2024年7月2日時点の情報です。
S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが市場規模、流動性、業種などを考慮して、ニューヨーク証券取引所やナスダックに上昇している500銘柄を時価総額で加重平均した指数のことです。
ナスダック100に選ばれている銘柄のうち8割はS&P500でも選定されています。
ナスダック100とS&P500の違いをまとめると、以下の4つがあります。
ナスダック100は、金融セクターを含まない、テクノロジーやコミュニケーション・サービスの割合が大きいという特徴があります。
また、S&P500では4半期連続で黒字を維持するという基準がありますが、ナスダック100は赤字でも採用されます。
構成銘柄もSP500の5分の1程度しかないので、分散効果は低いでしょう。
米国に投資する選択肢として、NYダウやS&P500ではなく、ナスダック100への投資を検討している人もいるかもしれません。
しかし、ナスダック100への投資は以下のような理由からおすすめできません。
それぞれの理由について詳しく解説します。
ナスダック100は、ボラティリティが高く値動きが不安定です。多くの利益を狙える一方で、逆に大きな損失を被るリスクがあるので注意しなければなりません。
例えば、テスラは2020年12月にS&P500に上場しましたが(この時点の株価は19,119ドル)、2013年7月にナスダック100に採用されたときの株価は748ドルでした。
つまり、テスラに投資していれば、わずか7年ちょっとで25倍の利益を得られていたことになります。
このことから、ナスダック100の高いリターンに魅力を感じる人もいるかもしれません。
しかし、ナスダック100は、2001年頃にITバブルが崩壊した際にピーク時と比べると最大80%以上も下落したことがあります。
ボラティリティが高いため、十分注意して取引する必要があります。
ナスダック100の構成銘柄は、2024年7月現在101銘柄のため、S&P500や日経平均株価と比べると分散効果は低いといわざるを得ません。
さらに、ナスダック100のセクター別のウエイト(構成)を見ると、テクノロジーに大きく偏っていることがわかります。
セクター | ウエイト |
テクノロジー | 62.07% |
コミュニケーション・サービス | 16.93% |
ヘルスケア | 6.32% |
インダストリアル | 3.77% |
財務 | 3.16% |
消費財 | 2.07% |
電気通信 | 2.33% |
基礎素材 | 1.06% |
ユーティリティ | 0.79% |
エネルギー | 0.75% |
不動産 | 0.74% |
出典:ナスダック
※2024年7月3日時点のデータです。
一般的にテクノロジー関連の銘柄は、経済が不安定な時期に大きく下落する可能性が高いため、注意が必要です。
特に米国株への分散投資を考えている人には、おすすめできません。
ナスダック100指数は1985年1月31日に算出が開始されました。最初の価格は250ポイントで、1994年1月1日に分割が行われた際に当初の250ポイントを125ポイントに設定変更しています。
以下は、ナスダック100指数の1985年〜2024年6月までのチャートです。
ナスダック100指数は、ITバブルにより2000年3月24日には一時4800ポイントに到達しました。しかし、その後のITバブル崩壊により、2002年10月には一時800ポイント割れまで下落します。
また、2008年にはリーマンショックによりナスダック100指数も下落しました。その後はコロナショックがありながらも、2009年の底値から2021年には8倍以上も上昇しました。
次に直近のナスダック100の値動きをもう少し詳しいチャートで見てみましょう。
とはいえ、2022年10月に10,400ポイント台で底値を打ち、2024年6月には20,000ポイントに到達しています。
ナスダック100は、時価総額の高いエヌビディアの影響を強く受けるため、今後も大きく上昇する可能性があるでしょう。
エヌビディアの業績は好調で、AI半導体の需要は今後も続くことが予想されます。
また、米国の連邦準備理事会(FRB)による利上げは2023年7月を最後に行われていないため、
利上げを推し進める動きがなければ、ナスダックは下落しにくいでしょう。
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