重要なお知らせ!
当社では、お客様が当社ウェブサイト上で最高の体験を得られるようにクッキーを使用しています。
お客様は、「同意する」をクリックすることにより、当社の クッキーに関する方針に記載されているクッキーの使用を承諾したことになります。また、EUおよびイギリスに金融サービスを提供しないという当社の方針に基づき、お客様がこれらの地域の居住者でないことを確認したことになります。
ポイント&フィギュアは、値動きのみに注目したテクニカル分析の手法です。一定の値動きがなければ、チャートが表示されないため、トレンド方向を把握しやすいでしょう。
本記事では、ポイント&フィギュアの書き方や分析方法について解説します。
ポイント&フィギュアとは? H2
ポイント&フィギュアとは、時間や出来高の概念が入らない値動きのみに注目したテクニカル分析の手法です。
ポイント&フィギュアの歴史は古く、1800年代に米国の株式トレーダーにより使用されたのが始まりです。バーチャートよりも古くから使われている分析方法で、多くの有名なトレーダーも使用しています。
ポイント&フィギュアで記録を付ける際には、用意したグラフ用紙に値動きを○と×で記入します。
そして、あらかじめ決めた水準以上の値動きが発生した場合に、上昇なら×、下落の場合は○を記入するのです。
ポイント&フィギュアとローソク足の違いは、新しい足の形成方法です。ローソク足は、価格だけでなく時間や出来高にも注目しているため、時間の経過に伴って新しい足が形成されていきます。
一方でポイント&フィギュアは、一定の水準以上の値動きが発生しなければ、チャートの形状は変化しません。
大きく動いた場合のみチャートが形成されることから、価格の方向性を掴みやすい分析方法といえるでしょう。
ポイント&フィギュアの書き方
ポイント&フィギュアを書く際には、以下のような基本ルールがあります。
それぞれのルールについて詳しく見ていきましょう。
ポイント&フィギュアは、価格が上昇したら×、下落したら○を書きます。まずは、このことを覚えておきましょう。
ポイント&フィギュアでは、基本的に価格は終値を使用します。高値や安値ベースで作成する方法もありますが、一般的ではありません。
なぜなら、ほとんどの投資家は、終値を重視しているためです。終値が確定したのを待ってからポイント&フィギュアを作成しましょう。
ポイント&フィギュアを作成するためには、あらかじめ1枠分の値幅を決めなければなりません。
投資対象によって、値幅が異なりますが、一般的には以下のような方法で決めることが多いです。
銘柄 | 1枠の決め方 |
株式 | 値段の水準によって決める |
為替 | 10pipsを1枠とする |
株式は企業によって株価が大きく異なるため、以下のように価格水準ごとに適正値幅を決めます。
価格水準 | 値幅 |
〜100円 | 2.5円 |
100円〜200円 | 5円 |
200円〜1,000円 | 10円 |
1,000円〜5,000円 | 20円 |
5,000円〜10,000円 | 100円 |
10,000円以上 | 200円 |
株価が310円から340円まで上昇、300円まで下落、350円まで上昇した場合は、以下のように書きます。
もちろん、1枠あたりの値幅を狭く取ったり広く取ったりしても問題はありません。しかし、多くの人が採用している決め方に従ったほうが、精度は高くなります。
1列には○か×の片方のみを書くことができます。
最初に上昇した後、下落した場合を例に、説明しましょう。
以下の左図のように×の上に○を書くことはできません。違う記号を書きたい場合は、隣に書く必要があります。
ポイント&フィギュアでは、価格が3枠以上逆方向に動いたら次の列に書き込むことが可能です。このことを3枠転換と呼びます。
例えば、上昇方向に動いていて×が並んでいるケースで考えてみましょう。引き続き上昇した場合は、1枠以上の値幅でも×を書き続けることができます。
一方で、現在の値動きと違う方向に動いた場合は、注意が必要です。
真ん中の図のように3枠以上の下落であれば、隣の列に○を書くことができます。しかし、下落幅が2枠以下の場合は何も書かないのがポイント&フィギュアのルールです。
また、上にも下にも動きがない場合については、何も書き込む必要がありません。値動きが発生するのを待ちましょう。
ポイント&フィギュアでは、3枠転換の発生により次の列に移動する際、すぐ真横に書くのではなく1枠空けて書くのがルールです。
左の図のように上昇したマス目と同じ行のマス目から○を書かないようにします。必ず正しい書き方のように上の1マスを空けて書くようにしましょう。
なお、逆に下落から上昇に転換した場合は、一番下の枠を1枠空けて×を書きます。
ポイント&フィギュアを使う際の分析方法 H2
ポイント&フィギュアを書けるように成ったら、以下の3つの方法で価格の予測を行います。
パターン分析とは、チャートの形状をパターン化したものです。ポイント&フィギュアにおいてもパターン分析により値動きの方向性を探ることができます。
例えば、以下のダブルトップ・ダブルボトムは直前の高値や安値を抜けた方向に動きやすいパターンです。
他にもトリプルトップや三角保ち合いなど、さまざま分析方法が使えるので、自分の好きなパターンでトレードしましょう。
ポイント&フィギュアでは、45度線を用いたトレンド分析の活用も可能です。
トレンド分析は、下落から上昇、上昇から下落といった転換時に使うことができる分析方法です。
下落相場からの転換を予測するには、最高値から右斜め下45度と最安値から右斜め上45度にラインを引っ張りましょう。
図にすると以下の通りです。
上側にあるトレンド線は強気支持線であり、この線を越えない限り弱気トレンドが維持されます。
下側にあるトレンド線は強気抵抗線であり、この線を割り込まない限り強気トレンドが維持されます。
そして、一度トレンド線を突破したら、その方向に伸びやすくなるでしょう。上の図のようにポイント&フィギュアがトレンド線を越えたら買いましょう。
カウンティング分析とは、利確目標を決めるときに使う分析方法です。
カウンティング分析には、垂直カウンティングと水平カウンティングの2種類があります。
垂直カウンティングとは、安値かや高値のポイントから売買のシグナルが出た箇所までのマス目の数を売買シグナルの行に加える分析方法です。
例えば、垂直カウンティングでは、1回目と2回目の上昇幅は同じです。よって、6枠上昇、3枠下落の後の上昇幅は6枠と計算できます。
次に水平カウンティングは、レンジ相場のように持ち合いを放れたときに使う分析方法です。
水平カウンティングによる値幅は、持ち合った列数×転換枠数の計算式で計算できます。
例えば、持ち合いの列が5列、3枠転換で記録を付けている場合は、5列×3枠=15枠の上昇を予想できます。
持ち合いの列が長いほど、相場がエネルギーを溜めていると解釈できるため、大きな動きになりやすいです。
ポイント&フィギュアを取引ツールで使う方法H2
ポイント&フィギュアを使いたい場合は、まず現在使っているFX業者や取引プラットフォームを確認しましょう。
その上で自分に合った方法で、ポイント&フィギュアを活用することを推奨します。
国内FX業者を利用している人は、取引プラットフォームにポイント&フィギュアが対応していれば、そのまま使いましょう。
ポイント&フィギュアに対応していないFX業者を使っている人や海外FX業者の利用者で外部からインジケーターをダウンロードできない人は、Tradingviewから簡単にポイント&フィギュアを表示できます。
海外FX業者で取引していて、MT4を利用できる人は、外部からポイント&フィギュアのインジケーターをダウンロードして使うことをおすすめします。
Conclusion
ポイント&フィギュアは相場の方向性を簡単につかめる H2
ポイント&フィギュアは、○と×を書くだけで相場の方向性を簡単につかむことができる分析方法です。
ポイント&フィギュアに対応している取引プラットフォームなら、簡単な設定をするだけで自動的に値動きが反映されます。
これからFXや株の取引を始める人はもちろん、ローソク足でのトレードが難しいと感じている人にもおすすめです。
FXGTでは、FXはもちろん、株価指数、エネルギー、暗号資産といったCFD商品の取引も可能です。特にFXなら最大1,000倍のレバレッジでトレードができるので、少額から多くの利益を狙いたい人には、おすすめのFX業者です。ぜひこの機会に口座開設してはいかがでしょうか。