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昨日の為替市場は、米国とイランの停戦交渉の報道があったことで、ドル円が上下に動く展開となりました。
米国とイランの停戦交渉が報道される
ドル円は一時159.1円台まで上昇
夜に第1四半期の経営収支の発表を控える
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
昨日の東京外国為替市場午後のドル円相場は、158円台半ばから後半にかけてもみ合う展開が続きました。

一時は欧州通貨に対するドル売りの流れを受けて158.4円前後まで下押しする場面もありましたが、イラン情勢の不透明感を背景に再び158.6円台へ戻すなど、明確な方向性は示されませんでした。
ロンドン時間に入ると、市場の関心は日本政府・日銀による為替介入への警戒感と地政学リスクの行方へと移りました。
イスラエル高官から「停戦交渉が成功する見込みは低い」との慎重な見解が伝わると、円売り・ドル買いが優勢となり、158.7円近辺まで値を戻しました。
中東情勢を巡る不確実性の高さから、停戦への期待とホルムズ海峡閉鎖の長期化懸念が交錯し、安値圏では介入への警戒感も根強く、158円台後半で売り買いが激しく入れ替わる展開となっています。
ニューヨーク市場に入ると、中東への米軍追加派遣の報道や原油価格の上昇、米2年債入札が不調に終わったことによる米長期金利の上昇によりドル買いが加速し、一時159.1円台を付けました。
しかし、取引終了間際になって「米当局者が1ヶ月間の停戦に向けて取り組んでいる」との報道が伝わると、投資家心理の改善からドル売り・円買いが急速に進行し、一時158.3円付近まで急落しました。
25日午前の東京外国為替市場のドル円相場は、158.6円台で推移しています。
米国とイランの停戦交渉については、双方で言い分が異なっており、神経質な展開が続いています。また、本日はゴトー日ですが、実需のドル売り観測が入ったようです。
ドル円は徐々に値幅が狭くなりつつあり、次の大きな動きに向けて力を溜め込んでいるように見えます。

ここから三角保ち合いに移行する場合、もう少し狭い値幅での値動きが続くかもしれません。
本日の注目通貨ペアはユーロドルです。ユーロドルは、1.14ドル台をサポートラインに上昇が続いています。

上値の目処としては何度もサポートやレジスタンスとして機能していた1.18ドル台前半です。
1時間足では1.164ドル台〜1.166ドル台が抵抗帯として機能する可能性があるので、その水準を超えられるかに注目しましょう。

本日は21時30分に米国の第1四半期経営収支の発表が控えています。前回は-2,264億ドル、今回は-2,085億ドルが予想されています。
予想外の結果が出た場合は、ドル円の値動きにも影響が出る可能性があるので、念のため注意しておきましょう。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。