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昨日の為替市場は、ドル円が2円以上急落しました。日銀政策金利は据え置きでしたが、引き続き為替介入への警戒感がまだ根強いようです。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
19日の東京市場では、日銀金融政策決定会合の結果発表を控えて小康状態が続いていました。

正午前に公表された政策金利の据え置きを受け、当初は目立った反応は見られませんでしたが、ロンドン時間からニューヨーク時間にかけて相場の様相が一変しました。
下落の主な要因となったのは、日本政府・日銀による実弾介入への強い警戒感です。
片山さつき財務相による「しっかり構えさせていただく」といった円安牽制発言に加え、植田和男総裁が記者会見で原油高に伴うリスクに触れたことが、市場で「4月の追加利上げ」を意識させる材料となりました。
これらの要因が重なり、ニューヨーク市場では一時157.6円台まで円高・ドル安が進行しました。
WTI原油先物価格の下落や米長期金利の低下も重しとなり、直近の高値圏から2円以上の急落を見せる神経質な展開となっています。
本日の東京外国為替市場ドル円相場は、日本が祝日です。
ただし、朝6時と比べると本稿執筆時点では50銭以上上昇しているため、揺り戻しの反発かもしれません。
昨日の大幅な下落を受け、本日は売られすぎに伴う自律反発(揺り戻し)が起きる可能性が考えられます。
テクニカル面では、1時間足チャートにおいて、3月11日に付けた安値付近で下げ止まる兆しを見せています。

直近のサポートラインである157.2円付近を下抜けない限り、過度な下落トレンドへの転換を警戒する段階ではないと考えられますが、本日は日本が祝日のため、東京時間中の流動性は限定的となる見込みです。
本格的な値動きはロンドン市場以降になると予想されるため、欧州勢の参入後の方向性を慎重に見極める必要があるでしょう。
本日の注目はカナダ円です。21時30分に発表予定のカナダ小売売上高の内容次第で、価格が変動する可能性があります。
日足チャートでは、2月9日に上抜けたレンジの高値付近を一時的に抜けたものの押し戻されており、この水準がレジサポ転換として機能するかに注目が集まります。

この水準で底堅く推移すれば、再び117円台を目指すシナリオも想定されます。
今夜は米国で特筆すべき重要な経済指標の発表はありませんが、中東情勢の急変など地政学リスクには引き続き注意が必要です。
また、カナダの指標発表がクロス円全体に波及する可能性も考慮しつつ、週終盤のポジション調整の動きを注視しましょう。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。