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昨日の為替市場は、円高が急速に進行しました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
3日の東京外国為替市場午後のドル円は、欧米時間にかけて一貫して円買いが優勢な地合いとなった。

東京市場では日銀の利上げペース加速への観測を受けて売りが強まり、一時156円台前半まで水準を切り下げる場面があった。
前日に高田創日銀審議委員が連続利上げや大幅な利上げの可能性に言及したことが改めて意識されたほか、ベッセント米財務長官が高市政権に対してリフレ政策の転換を求めたと伝わったこともドル円の重荷になったとされる。
ロンドン時間に入ると日米の金利差縮小を見込んだ動きに加え、年金積立金管理運用独立行政法人が基本ポートフォリオを見直し、国内債券と国内株式の配分比率を高めるとの思惑が改めて浮上したことも円買いを後押し。
同法人が夏季休暇の時期に当たる8月21日に経営委員会を開催していたことが判明し、みずほ銀行欧州資金部のシニアストラテジストからは異例のタイミングであるとの受け止めが示されている。
ニューヨーク時間に入ると、FRBのウォラー理事が講演で、今後の経済指標でインフレ圧力の鈍化が確認されれば15日から16日のFOMCで政策金利の据え置きを支持すると述べたことから、米早期利上げ観測が後退し、全般にドル売りが優勢となった。
一時155.3円台と約1カ月ぶりの安値を更新したが、7月末の介入後に付けた8月3日の安値155.2円台がサポートとして意識されると下げ渋る展開となっています。
4日の東京外国為替市場は、10時時点で155.8円前後で推移。
本邦インターバンク勢が本格的に参入する9時を過ぎると下値を探る流れとなり、155.3円台まで弱含んで前日安値に並んでいます。
ただ前日安値を明確に下抜けることは回避し、その後は155.9円台まで水準を戻すなど、上下に振れる値動きとなった。
日銀の利上げペースが加速するとの思惑と、米国の早期利上げ観測の後退が、引き続き円買い・ドル売りの背景として意識されています。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。
ドル円は、下方向に抜けたが155円台前半には強いレジスタンスラインがあります。

ただし、200日移動平均線を再び割れたことから上昇方向の勢いは強くありません。レジスタンスラインも割れた場合は、最大で152円前後まで下落する可能性があります。
本日の注目銘柄はユーロドルです。

200日移動平均線で押さえつけられている格好のため、この水準を越えられるかに注目です。
200日移動平均線を超えれば1,171ドル前後や1.18ドル前後まで上昇する可能性があります。
本日は8月分の雇用統計が注目されています。非農業部門雇用者数は前回2.3万人の減少(2.0万人の増加に改定)でしたが、今回の予想は8.0万人の増加です。
雇用統計の結果次第では大きく反発あるいは155円割れとなる可能性もあるため慎重な判断が求められます。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。