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昨日の為替市場は、ドル円が一時162.4円を付けるなど、2日の急落をほぼ回復しています。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
週明けのドル円相場は、日本の財政悪化への懸念や日米金利差を背景とした円売り・ドル買いが優勢となり、162円台へと水準を大きく切り上げる展開となりました。

その要因は、政府の「骨太の方針」原案において適切な金融政策運営の重要性が明記されたことで、日銀の利上げが制約されインフレ対応が後手に回る「ビハインド・ザ・カーブ」に陥るリスクが市場で意識され、債券安と連動した円売りが加速したことです。
各時間帯別のドル円の値動きを振り返ると、東京外国為替市場では実需筋の円売りに加え、先週末からのポジションの巻き戻しも進み、前週末の160.8円前後から午後には162.1円前後へと上昇しました。
ロンドン市場においても円安基調を引き継ぎ、162.2円台から162.3円台での推移となりました。
ニューヨーク市場に入ると、年内の米国利上げ観測が根強い中でドル円は一時162.4円前後まで上伸。
発表された6月の米非製造業景況感指数は54.0へと低下したものの、相場への影響は限定的にとどまりました。
しかし、本日午前の東京外国為替市場においては、城内経済財政相による低金利誘導の否定発言なども影響し、一時162.1円前後までドル売り・円買いが入る場面もありました。
ドル円の現在の水準は高値・安値のどちらに近くないため、新たなエントリーには適していない水準です。買い方は160円台半ば、売り方は162.8円前後まで動くのを待ってエントリーを検討したほうが良いでしょう[ok1]

本日の注目銘柄はポンド円です。4月30日の高値を超えたとはいえ、チャネルの上値が217.8円前後にあることから、この水準で反落を警戒すべきかもしれません。

したがって、長期での買い方向への仕掛けは慎重に判断しましょう。チャネルの下値である213円台半ばまで待ってから仕掛けたほうがストップ幅が短くリスクを抑えたトレードがしやすくなります。
本日は5月分の米貿易収支の発表を控えています。重要度の高い経済指標のため、ドル円の値動きに影響を与えるかもしれません。
また、構造的な金利差や財政懸念を背景とした円売り圧力が継続しやすい環境にあるものの、日本の通貨当局による為替介入への警戒感も同時に強く意識されている展開です。
そして、市場の関心は8日に公表が予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨へと向かっています。
先週末の米雇用統計発表後に見られたドル売りの流れが一時的なものにとどまるのか、あるいは今後本格的な相場の転換点を迎えるのかを見極めたいとの思惑が広がっています。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。