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昨日の為替市場は、片山さつき財務相の発言による為替介入への警戒感から一時急落しましたが、すぐに円安方向へ戻されました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
23日午後の東京外国為替市場におけるドルの対円相場は、強弱材料に挟まれて161円台後半でこう着状態となりました。

市場では米利上げ観測が支援要因として意識される一方で、日本政府および日銀による為替介入への警戒感から上値は攻めにくい状況となり、結果的に161.5円台を軸にほとんど値動きのない展開が継続。
続くロンドン外国為替市場では、円買い・ドル売りが優勢となり、一時161.3円前後まで下押しされる場面がありました。
その後は全般的なドル高基調に下支えされてドル買い方向に動意づき、161.7円台まで上昇したほか、海外時間全体を通してみると一時約2年ぶりの安値水準となる161.9円前後まで円売り・ドル買いが進みました。
しかし、片山さつき財務相とベセント米財務長官によるオンライン会談の開催が報じられ、片山財務相が常に必要とあらば断固たる措置を取ることで日米間で合意していると円安を強く牽制したことで介入警戒感が広がり、161円前後まで押し戻されました。
ニューヨーク外国為替市場に入ると、発表された6月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が製造業で市場予想を上回り、サービス業も堅調な内容であったことから年内の利上げ観測が意識され、主要通貨に対してドル買いが優勢。
ドル円は161.5円台を中心に底堅く推移しましたが、162.0円前後に接近する中で約40年ぶりのドル高・円安水準に対する大規模な円買い介入への警戒感が根強く、上値は限定的でした。
24日午前の東京外国為替市場では欧州通貨を中心としたドル高推移に支えられ、仲値にかけて一時161.6円前後まで買われる場面がありました。
しかし、為替介入が実施されても不思議ではない水準に達していることから積極的に上値を追う動きは見られず、10時時点でも161.6円前後と、引き続き高値圏でのこう着状態が続いています。
ドル円は、161.8円台を明確に割れるか反転下落するかの分岐点です。したがって、買い目線で考える場合でも、日足の終値で上抜けるのを待ちたいところです。

なお、161.8円台を明確に上抜けた場合、1986年に付けた163.9円前後や167.8円前後を目指す可能性があります。

本日の注目銘柄は日経225です。

昨日は急落したもののまだ買い目線です。日足ではトレンドラインを割れない限りは上方向で考えるようにしましょう。
本日は、米国の第一四半期経常収支や5月分の新築住宅販売件数の発表が注目されています。指標をきっかけにドル円が大きく動く可能性もあります。
また、ここ数日為替介入への警戒感が強くなっており、本日も一時的な急落を警戒したほうが良いかもしれません。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。