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センチメント分析はFXでの利用できる分析方法です。とはいえ、どのツールを使えば良いか、どのように分析をすれば良いか分からない人もいるでしょう。
本記事では、FXにおけるセンチメントの意味、センチメント分析に使えるツールについて詳しく解説します。投資家心理を逆手に取って利益を上げたい人は、ぜひ参考にしてください。
センチメントとは、個人の感情や心情、気分のことです。FXや株式の市場センチメントの場合、投資家が市場や金融商品について持っている感情を指します。
多くのトレーダーがポジティブな感情を持てば市場のセンチメントは強気になる一方、ネガティブな感情を持つトレーダーが増えると市場のセンチメントは弱気になります。
センチメント分析は、FXだけでなく株式、エネルギー、貴金属といった他の商品の分析でも良く使われている分析方法です。
FXのセンチメント分析とは、外国為替市場全体のポジションがロング・ショートのどちらに偏っているかを確認することです。
つまり、センチメント分析を行うことで、他のトレーダーがその通貨を買いたいか売りたいかがわかるようになります。
例えば、ドル円のロングポジションを持っているトレーダーが多ければ、当然ドル高・円安になる可能性が高くなります。反対にドル円のショートポジションを保有している人が多ければ、ドル安・円高になる可能性が高いでしょう。
ただし、トレーダーの数しか分からない場合や買いポジションと売りポジションが相殺された数値が反映されるセンチメント分析のツールもあるので注意が必要です。
また多くのツールは、機関投資家のポジション保有状況を確認できない点にも注意しましょう。
センチメント分析でのトレードで逆張りが有効な理由
センチメント分析でトレードをする場合に順張りよりも逆張りのほうが有効と言われる理由は2つあります。
個人投資家と反対側のポジションを持てるから
ポジションを手仕舞うトレーダーが多いから
それぞれの理由について見ていきましょう。
センチメント分析でのトレードが逆張りに有効な理由は、個人投資家と反対側のポジションを持てるからです。
そもそも個人投資家の多くは市場の流れに逆らう習性があります。個人投資家は、価格が上昇していて過熱感があるときは楽観的になりやすく、高値でも買おうとします。
反対に暴落相場のように市場が冷え切っているときは悲観的になりやすいので、安値でも売ろうとするのです。
一般的にどの投資商品であっても多くの個人投資家は利益を出すことができません。つまり、FXや株式といった投資では、大多数の考えに逆らって反対のポジションを持ったほうが、利益を得られる可能性があります。
もう一つの理由として、ポジションを手仕舞うトレーダーが多い点も挙げられます。
例えば、センチメントがショート優勢のトレーダーが多い状況で、上昇方向の勢いが強くなると、ショートポジションを持っているトレーダーの注文は損切りを行います。
損切りによる決済は、買い注文をすることと同じ意味となるため、さらに価格が上昇しやすくなるのです。
したがって、センチメントではショートが優勢であっても、逆張りしたほうが上昇トレンドに乗って利益を得られる可能性があります。
市場のセンチメントを参考にトレードしたいけど、どこから情報を得れば良いか分からない人もいるかもしれません。
市場のセンチメントを知る方法は、いくつかあります。
それぞれの方法の見方について詳しく見ていきましょう。
AAII投資家調査とは、米国の個人投資家団体であるAAII(American Association of Individual Investors)が今後6ヶ月の株価見通しを投資家に聞く調査のことです。
調査は毎週行っていて、米国株式市場のセンチメントを図ることができます。
AAII投資家調査は米国の株式市場のセンチメントを判断する指標のため、FXのトレードでは使えないと考える人もいるでしょう。
しかし、米国株式市場は、値動きによっては世界経済に大きな影響を与える市場です。
加えて、一般的に株式はリスクの高い資産と見られやすい金融商品ですが、株価の値動きによって、投資家がリスクを取ろうとしているかの判断ができます。
投資のリスク選好が、取引する通貨の値動きに影響することも良くあるので、FXのトレードにも活用できます。
恐怖&強欲指数とは、アメリカの大手メディア会社CNNにより提供されている株式市場のセンチメントを指す指標です。
出典:CNN
恐怖&強欲指数では、EXTREME FEAR(0〜25)、FEAR(26〜45)、NEUTRAL(46〜55)、GREED(56〜75)、EXTREME GREED(76〜100)の5つに分けられます。
数値が高いほど強気の投資家が多いので上昇しやすくなり、逆に数値が低ければ弱気の投資家が増えて下落しやすくなります。
恐怖&強欲指数も株式市場だけでなく、FXのトレードに活用できる指標です。
マネーフローインデックス(MFI)とは、一定期間の価格の変動幅と出来高をもとに算出されるオシレーター系テクニカル指標です。
マネーフローインデックスは、相場の過熱感を判断できる指標です。相場の過熱感を判断できるテクニカル指標には、RSIもありますが、出来高を考慮できるためマネーフローインデックスを使っているトレーダーもいます。
一般的には数値が80以上で買われすぎ、20以下で売られすぎと判断します。
例えば、以下はドル円チャートですが、マネーフローインデックスが20以下になっている左の箇所で買っていれば、その後の上昇トレンドに乗ることができていました。
マネーフローインデックスは、MT4やMT5でも利用可能です。
オンバランス・ボリューム(OBV)とは、上昇した日には出来高が加算され、下落した日には出来高が減算される指標です。
オンバランス・ボリュームは、価格よりも先にトレンドを示唆する傾向があります。よって、オンバランス・ボリュームが上昇していれば、価格も上昇しやすくなります。
逆にオンバランス・ボリュームが下落している場合は、価格も下落しやすくなるでしょう。
また、価格のトレンドがオンバランス・ボリュームよりも先に発生した場合、現在の最高値(上昇時)や最安値(下落時)を示している可能性があります。
オンバランス・ボリュームについてもMT4やMT5で利用できます。
移動平均線もセンチメントを図る上で役に立つテクニカル指標です。
例えば、50日移動平均線が200日移動平均線を下から上へ抜いた(ゴールデンクロスの出現)場合、投資家の心理が強気になったことを示唆します。
反対に50日移動平均線が200日移動平均線を上から下へ抜いた(デッドクロスの出現)場合は、投資家の心理が弱気になったことを示唆します。
このように2本の移動平均をチャートに表示すれば、ローソク足だけを使うよりも相場のセンチメントを把握しやすくなるのです。
FXの取引でセンチメントを活用する際は、いくつかポイントがあります。
センチメントを重視してトレードしようと考えている人は、参考にしてください。
センチメントだけでトレードするのは避けましょう。相場がいつもセンチメントの状況通りに動くとは限りません。
特にFXは、トレンド相場よりもレンジ相場が多い傾向があります。
センチメントが強気を示唆していても、そのまま上昇し続けないこともあります。センチメントを活用する場合は、トレンド分析やローソク足のシグナルなど他の方法と併用して判断したほうが精度が高くなるでしょう。
センチメント分析を行う際も、複数の分析方法で情報収集をすることをおすすめします。
複数の方法で情報収集したほうが、予測精度を高くできる可能性があります。
為替ニュースを見つつ、機関投資家や他のトレーダーの発信を確認して、彼らがどのような感情で取引しているか分析しましょう。
センチメント分析により把握した情報が自身の判断と異なっている場合、不安を感じるかもしれません。
しかし、相場では多数の投資家が誤った判断をすることもあるため、自分で決めたルールや方法に従って出した判断には自信を持ちましょう。
センチメントを絶対的に信じるのではなく、売買時の判断に使う一つのツールと考えるべきです。
センチメント分析を活用すれば、主に個人投資家の感情を理解できます。多くの個人投資家はFXで利益を出せないため、逆手に取って逆方向のポジションを持つ方法は有効です。
ただし、センチメント分析のみに頼ってトレードしても、予測の精度は上がらないでしょう。他のテクニカル指標と併用して、エントリーするタイミングを絞ることをおすすめします。
FXGTでは、最大1,000倍のレバレッジで取引できるため、多くの利益を狙える可能性があります。MT4やMT5には、センチメント分析が可能なマネーフローインデックスやオンバランス・ボリュームといったインジケーターも搭載されています。センチメント分析をしながら取引をしたい人は、ぜひFXGTで口座開設してください。