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ディナポリ手法とは、上級者に人気の高いテクニカル手法です。勝率が高いことから興味を持った人もいるかもしれませんが、具体的にどのように取引すれば良いか分からない人もいるでしょう。
本記事では、ディナポリを使う上で覚えておくべき特徴や4つの手法の使い方を紹介します。ディナポリ手法を覚えて利益を出したい人は、ぜひ参考にしてください。
ディナポリ手法は、フィボナッチ比率を利用した押し目買い・戻り売りを中心とする手法です。
この手法は、1980年代に株価指数先物のデイトレーダーとして有名だったジョー・ディナポリ氏が考案しました。
ディナポリ手法は4種類のテクニカル手法を組み合わせたものですが、なかでも移動平均線を未来の位置にずらしたシングルペネトレーションは有名です。
他のテクニカル手法よりも勝率が高く、マルチタイムフレーム分析なしでも利用できる手法です。
ディナポリ手法の特徴として、以下の2つがあります。
フィボナッチ・リトレースメントは38.2%と61.8%を使う
DMAを表示する
それぞれの特徴について、順番に見ていきましょう。
ディナポリ手法において、フィボナッチ・リトレースメントは38.2%と61.8%を使います。
その理由は、ディナポリ手法でフィボナッチを引っ張った際に、38.2%と61.8%で反発することが多いからです。
したがって、利確や損切りの水準としては、これらの数値が使われます。
ディナポリ手法では、DMA(Displaced Moving Average)と呼ばれる移動平均線をローソク足3本分右側にずらしたものを使います。
DMAをチャートに表示するメリットは、2つあります。
通常の移動平均線より相場の方向性を把握しやすい
トレンドの転換、押し目や戻りのタイミングをいち早く察知できる
ディナポリ手法では、DMAとローソク足の位置関係に着目して相場の方向性を把握できます。
2023年時点での銅の世界生産シェアは、以下の通りです。
短期 | 3日線×3日先行 |
中期 | 7日線×5日先行 |
長期 | 25日線×5日先行 |
この際、DMA同士で発生したゴールデンクロスやデッドクロスは売買シグナルとなり、トレンドの転換、押し目や戻りのシグナルとして利用できます。
DMAを使う場合は、FX業者の提供する取引プラットフォームか、MT4・MT5といった取引プラットフォームを利用します。
MT4やMT5を使っている場合は、通常の移動平均線(Moving average)を表示させて、パラメータ設定で期間を3、表示移動を3にすればDMAを表示できます。
ここからは、代表的なディナポリ手法の使い方について詳しく解説します。
これからディナポリ手法でFX取引をしたい人は、ぜひ参考にしてください。
シングルペネトレーションは、押し目や戻りを狙う手法です。日足や週足だけでなく、5分足や1時間足といった短期足でも利用できます。
シングルペネトレーションを使う場合は、トレンド相場でスラストを探す必要があります。
スラストとは、ローソク足が8本以上DMAを超えている状態のことです。
下降トレンドの場合は、ローソク足が8本以上DMAを割れている状態をスラストと呼びます。
なお、ローソク足がDMAを割れたかどうかは、一般的に終値によって判断します。ローソク足が一時的にDMAの下で推移していても、終値がDMAの上に位置していれば、スラストは継続していると考えましょう。
シングルペネトレーションのエントリーと損切り
ここからは、上昇トレンド時のシングルペネトレーションでのエントリー方法を紹介します。
まずは、現在の相場でスラストを見つけましょう。スラストを見つけたらローソク足の終値がDMAを下に抜けるまで待ちます。
ローソク足の終値がDMAを下に抜けたのを確認したら、スラスト1本目のローソク足の安値からスラスト中の高値にかけて、フィボナッチ・リトレースメントを引っ張りましょう。
シングルペネトレーションでは、ローソク足が38.2%付近まで下落してきたらエントリーします。なお、損切りは61.8%の少し下に置きましょう。
シングルペネトレーションでの利確水準
シングルペネトレーションでは、利確水準の算出にもフィボナッチ・リトレースメントを使用します。
スラストの高値から直近安値にかけてフィボナッチ・リトレースメントを引っ張りましょう。
フィボナッチ・リトレースメントの61.8%に到達したら利確をします。
シングルペネトレーションは、利確幅よりも損切り幅までの距離が長くなる傾向があります。
2.コンフルエンス
コンフルエンスとは、複数のフィボナッチ・リトレースメントが重複する箇所のことです。
コンフルエンスを見つけるためには、2つのフィボナッチ・リトレースメントを引っ張りますが、重要な水準である38.2%や61.8%がほぼ重なる部分があります。
複数のフィボナッチ・リトレースメントが重複する箇所は、レジスタンスやサポートとして意識されやすいため、押し目買いや戻り売りのタイミングとなりやすいのです。
コンフルエンスを活用してトレードするためには、上昇トレンドを見つけて、直近の安値から高値にかけてフィボナッチ・リトレースメントを引っ張ります。
次に、さらに一つ前の期間の安値から直近高値にかけてフィボナッチ・リトレースメントを引っ張ります。
すると、以下のように2つのフィボナッチ・リトレースメントの数値がほぼ重なる箇所が出てくることがあるでしょう。
今回のケースでは、1つ目のフィボナッチ・リトレースメントの61.8%と2つ目のフィボナッチ・リトレースメントの38.2%の間がコンフルエンスになります。
フィボナッチ・リトレースメントを引っ張って見つけたコンフルエンスは、サポートやレジスタンスとして機能しやすい箇所です。
したがって、押し目買いや戻り売りでのエントリーや、決済の目安として使うことができます。
3.ダブルレポ
ダブルレポとは、ダブル・リ・ペネトレーション(Double RePenetration)の略称で、ジョー・ディナポリ氏によれば特別なタイプのダブルボトムやダブルトップのことです。
ダブルレポの特徴は、ダブルボトムやダブルトップのように見た目で売買シグナルを認識するのではなく、明確なルールにより判断することです。
ディナポリ氏の検証によると、ダブルレポは、日足以上の信頼性がもっとも高いため、短期トレードではあまりおすすめできません。
ダブルレポのエントリー方法
ダブルレポでエントリーするには、まずスラストを確認します。
ダブルレポでは、最低でも8本から10本以上続いているスラストを探します。なお、15本以上継続しているスラストであれば、高い精度を期待できるでしょう。
例えば、以下のような相場の場合は、下降トレンドのスラストが発生しています。そして、17本目でローソク足の終値がDMAを超えました。
スラストが15本以上続いたため、条件としては最適です。
その後、再びローソク足の終値がDMAを割れました。ダブルレポが完成するには、1度目のDMA超えから3〜4本以内、長くても8〜10本以内にもう一度ローソク足の終値がDMAを超える必要があります。
また、もう一つの条件として、底値同士(下降トレンドの場合)の価格が近くなければなりません。
以下のチャートでは、1回目のDMA超えから10本後にもう一度ローソク足の終値がDMAを超えています。さらに、底値同士の価格が近いため、ダブルレポが成立します。
したがって、トレンド方法とは逆張りになる買いエントリーが可能です。
ダブルレポの損切りと利確
ダブルレポでエントリーした後、損切りを置くために、直近安値からエントリーしたローソク足の高値にかけてフィボナッチ・リトレースメントを引きましょう。
フィボナッチ・リトレースメントの61.8%のやや下(下降トレンド時)に損切りを置きます。
次に利確を決める際は、フィボナッチ・エクスパンションをダブルレポの最初の安値、1回目のDMAを超えたローソク足の高値、2回目のDMAを超えたローソク足の終値に引っ張ります。
利確水準は、フィボナッチ・エクスパンションの61.8%、100%、161.8%に置きましょう。
ディナポリ手法のダブルレポは、以上のようなルールで取引します。
4.アグリーメント
アグリーメントとは、フィボナッチ・リトレースメントとフィボナッチ・エクスパンションの重複する箇所を見つけて、反発や転換を判断するテクニカル手法です。
まず、上昇トレンドの押し目を探す必要があります。安値から高値にかけてフィボナッチ・リトレースメントを引きましょう。
次に1つ前の高値、安値、直近高値の順番に、フィボナッチ・エクスパンションを引っ張ります。
フィボナッチ・リトレースメントの38.2%とフィボナッチ・エクスパンションの161.8%がほぼ重複しています。この部分がアグリーメントとなるため、反発しやすい箇所です。
反転を確認したらエントリーしましょう。
ディナポリ手法は高勝率で初心者でも使いやすい
ディナポリ手法は4つの使い方がありますが、どの方法も高勝率で初心者でも使いやすいでしょう。
覚えるまでは大変かもしれませんが、使いこなせるようになれば、トレード成績を安定化させることも可能です。
まずは人気の高いシングルペネトレーションから使ってみてはいかがでしょうか。
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