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「おすすめの中国株ETFを探している」「個別株と比べてどのようなメリットがあるの?」といった疑問を持っていませんか?
成長著しい中国株に投資するのであれば、個別株よりもETFでの投資をおすすめします。とはいえ、おすすめの銘柄は何か、近年中国経済の状況は良くないが投資しても大丈夫か気になる人も多いでしょう。
本記事では、おすすめの中国株のETFや投資する際の注意点を詳しく解説します。中国株のETFへの投資を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
中国株のETF(上場投資信託)は、中国の株式市場に投資するための金融商品であり、特に中国本土のA株や香港のH株に連動するよう設計されています。
中国株のETFでは、上証50指数やCSI300指数といった指数に連動するものが多く、複数の中国企業に分散投資ができます。
また、以下の表のように日本国内から中国本土のA株市場に上場している株式を直接取引することはできません。
中国居住の投資家のみ売買可能 | 中国本土の上海証券取引所と深セン証券取引所のA株市場 |
外国人投資家も売買可能 | 中国本土の上海証券取引所と深セン証券取引所のB株市場 |
香港企業や海外企業も上場している | 香港証券取引所のメインボードとGEM(Growth Enterprise Market)市場 |
しかし、ETFであればA株市場に上場している銘柄にも投資できます。中国株のETFに投資をする場合、証券会社から購入することになります。
ここからはおすすめの中国株ETFを5つ紹介します。
これから中国株ETFへの投資を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
1.iシェアーズ・コア MSCI・チャイナETF
銘柄名 | iシェアーズ・コア MSCI・チャイナETF |
基準価額 | 21.65香港ドル |
経費率 | 0.20% |
保有銘柄数 | 600銘柄 |
純資産額 | 約207億円 |
1年リターン | 22.67% |
5年リターン | 0.49% |
10年リターン | 3.06% |
出典:BlackRock
※2024年10月24日時点
最初に紹介するおすすめの中国株ETFはiシェアーズ・コア MSCI・チャイナETFです。
iシェアーズ・コア MSCI・チャイナETFは、MSCI中国指数に連動しており、中国本土の大型株と中型株の600銘柄に幅広く投資できます。
iシェアーズ・コア MSCI・チャイナETFの値動きは以下の通りです。
出典:BlackRock
近年は長い下落から立ち直りつつあります。
2.iシェアーズ FTSE 中国A50 ETF
銘柄名
iシェアーズ FTSE 中国A50 ETF
銘柄名 | iシェアーズ FTSE 中国A50 ETF |
基準価額 | 14.32香港ドル |
経費率 | 0.35% |
保有銘柄数 | 69銘柄 |
純資産額 | 約216億円 |
1年リターン | 15.86% |
5年リターン | 2.52% |
10年リターン | 8.74% |
出典:BlackRock
※2024年10月24日時点
iシェアーズ FTSE 中国A50 ETFは、FTSE中国A50指数に連動し、中国本土の大型株50銘柄に投資できるETFです。
また、中国A株市場の中でも特に流動性の高い銘柄が選ばれています。
iシェアーズ FTSE 中国A50 ETFの値動きは以下の通りです。
出典:BlackRock
2024年に入ってからは上昇傾向にあるため、今後の値動きに期待できるでしょう。
3.NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信
銘柄名 | NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信 |
基準価額 | 45,400円 |
経費率 | 0.93% |
保有銘柄数 | 50銘柄 |
純資産額 | 約30億円 |
1年リターン | 5.08% |
5年リターン | 4.80% |
10年リターン | 6.78% |
出典:日本経済新聞
※2024年10月24日時点
NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信は、中国本土の主要な50銘柄で構成される上証50指数に連動するETFです。
上海証券取引所に上場する代表的な50銘柄で構成されており、安定したパフォーマンスが期待できるでしょう。
NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信は、これまで紹介した銘柄よりも下落率は緩やかです。
出典:日本経済新聞
2024年10月現在は、2021年に付けた高値を回復することが期待されています。
4.MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信
銘柄名 | MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信 |
基準価額 | 15,050円 |
経費率 | 0.798% |
保有銘柄数 | 180銘柄 |
純資産額 | 約15億円 |
1年リターン | 4.48% |
5年リターン | 41.53% |
10年リターン | – |
出典:日本経済新聞
※2024年10月24日時点
MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信は、上海市場の優良企業180銘柄に一括投資できるETFです。
上海証券取引所に上場する180銘柄で構成されており、中国経済全体に投資できます。
MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信の値動きは以下の通りです。
出典:日本経済新聞
他の銘柄よりも値動きが緩やかなため、初心者向けの銘柄です。
ここ数か月は上昇しており、2022年の高値更新が期待されています。
5.iFreeETF 中国科創板50
銘柄名 | iFreeETF 中国科創板50 |
基準価額 | 20,337円 |
経費率 | 0.743% |
保有銘柄数 | 50銘柄 |
純資産額 | 約7.34億円 |
1年リターン | -16.18% |
5年リターン | – |
10年リターン | – |
出典:日本経済新聞
※2024年10月24日時点
iFreeETF 中国科創板50は、科創板に上場する50銘柄に投資できます。
科創板は、中国のテクノロジー企業や新興企業から構成されているため、より高いリターンを期待できる可能性があります。
iFreeETF 中国科創板50は、上場以降下落が止まりません。
出典:日本経済新聞
しかし、現在の価格が底値だった場合、大きく回復する可能性があります。
中国株のETFに投資するメリットは5つあります。
それぞれのメリットについて順番に見ていきましょう。
1.成長著しい中国の企業へ投資できる
1つ目のメリットは、成長著しい中国の企業へ投資できることです。
中国は世界第二位の経済大国であり、特にアリババやテンセントなどのテクノロジーや消費関連企業が急成長しています。また、グローバルな競争力を持ち、今後も成長が期待されています。
これらの銘柄が組み込まれているETFに投資することで、高いリターンを狙えるでしょう。
2.複数の中国企業へ分散投資ができる
2つ目のメリットは、複数の中国企業へ分散投資ができることです。
ETFは複数の銘柄に分散するため、特定の企業やセクターに依存するリスクを軽減できます。なぜなら、特定の株が値下がりしてもほかの株でカバーできる可能性があるからです。
例えば、CSI300指数に連動する「上場インデックスファンド中国A株(パンダ)」は、中国本土の流動性が高い300銘柄に投資できます。
ETFならどの銘柄を選べば良いか分からない人でも複数の中国企業へ同時に投資が可能なため、銘柄選びで悩む心配もありません。
3.流動性が高く、リアルタイムで取引が可能
3つ目のメリットは、流動性が高く、リアルタイムで取引が可能な点です。
ETFは株式と同様に取引所で売買できるため、リアルタイムで取引ができます。特にボラティリティが高い中国株において、ETFならチャンスを逃さずに損失を抑えることができます。
相場が不安定な時期においてもETFなら安心して取引ができるでしょう。
4.低い取引コストで運用できる
4つ目のメリットは、低い取引コストで運用できることです。一般的にETFは信託報酬が低く設定されており、運用コストを抑えながら投資できます。
中国株のETF | 信託報酬手数料 |
中国グレーターベイエリア・イノベーション100(GBA100) | 0.748% |
iシェアーズ・コア MSCI・チャイナETF | 0.20% |
上場インデックスファンド中国A株(パンダ) E Fund CSI300 | 0.53% |
※2024年10月27日時点の手数料(税込)です。
例えば、信託報酬手数料0.53%の上場インデックスファンド中国A株(パンダ) E Fund CSI300の基準価額は1口あたり8,850円(2024年10月25日終値時点)です。
仮に100口購入する場合にかかる信託報酬手数料は、約4,691円しかかかりません。
安い取引コストで中国株を投資したい人は、ETFを検討しましょう。
5.人民元で利益を受け取ることができる
5つ目のメリットは、中国株ETFによって得られる利益を人民元で受け取ることができる点です。
なぜなら、中国株ETFは、主に中国本土企業の株式に投資しているため、これらの企業が支払う配当金や利益が人民元で発生するためです。
そして、受取時に人民元高円安になっている場合、多くの利益を得られます。加えて、日本円に加えて人民元を保有することで、通貨を分散できます。
中国株のETFは日本のETFとは値動きの傾向や情勢が異なります。
中国株のETFに投資する際の注意点は以下の4つです。
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
1.政治リスクに注意する
1つ目の注意点は、政治リスクに注意することです。
中国は日本や米国以上に中央集権的な政治体制が強く、政府の政策や規制が企業の業績や株価に大きな影響を与えることがあります。
例えば、中国では2021年に教育関連企業に対する規制が以下のように強化されました。
二重削減政策 | ・小中学生の宿題や校外学習の負担を軽減し、親の経済的負担を減らす目的
・営利目的での学習塾の運営を禁止 |
新規開業の凍結 | ・新たな学習塾の開業許可を凍結
・既存の塾には非営利団体として運営することを求める ・学習塾の数が急激に減少し、約92%が閉鎖される事態になる |
外国人講師の雇用制限 | 外国人講師によるオンライン授業の禁止 |
その結果、教育関連企業の株価が大きく下落しました。
政策変更があった場合、ETFの価格にも影響を与える可能性があります。
2.人民元は為替の変動が大きい
2つ目の注意点は、人民元は為替の変動が大きいことです。
中国株ETFは人民元建てで運用されているため、為替レートの変動が収益に影響を与える可能性があります。
例えば、円高になると人民元建て資産の価値が減少するので、日本円換算時の利益が減ります。
特に米中貿易戦争や地政学的緊張リスクが高まると、人民元が不安定になることがあるので注意しましょう。
3.ボラティリティが高い
3つ目の注意点は、ボラティリティが高いことです。
中国市場では情勢や地政学的リスクが起きることが多いため、中国株ETFについても短期間で大きな値動きが起きることがあります。
例えば、新型コロナウイルスの際は、多くの中国株ETFの基準価額が値下がりしました。
一方で、MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信のように短期間で基準価額が7倍以上に値上がりするケースもあります。
出典:YAHOO!ファイナンス
また、近年中国の不動産バブルが崩壊したと噂されています。
そのため、今後中国経済全体が景気が著しく悪化すれば、ETFの価格も大きく値下がりするかもしれません。
日本のETFと比べるとハイリターン・ハイリスクの傾向があるので注意しましょう。
4.正確な情報を得ることが難しい
4つ目の注意点は、正確な情報を得ることが難しいことです。その理由は、中国の企業が情報開示に積極的でないために、投資家が必要な情報を得にくいからです。
特に国有企業では情報開示基準が緩く、財務状況や業績について正確な情報を把握することが困難です。
ETFを検討する上で、構成している銘柄の情報を収集する際は苦労するかもしれません。
中国株のETFについて、どのような基準で選べば良いか分からない場合は、以下の基準で判断しましょう。
それぞれの基準について順番に解説します。
1.信託報酬(経費率)が低い
中国株のETFを選ぶ際は、信託報酬(経費率)が低いものを選びましょう。
信託報酬とは、ETFを保有する際にかかるコストのことです。信託報酬の低いETFを選ぶことで、多くの利益を残せます。
信託報酬は、各証券会社のETF紹介ページから確認できます。
2.流動性が高く売買が成立しやすい
流動性が高く売買が成立しやすい中国株ETFを選びましょう。なぜなら、流動性が高いほど取引する人が多いので、売買が成立しやすくなるからです。
流動性を見る際は、毎日取引が成立しているか、出来高が多いかなどを確認しましょう。
3.純資産額が大きい
中国株ETFは純資産額が大きいものを選びましょう。純資産額が大きいことは、多くの投資家から選ばれているETFであることを意味します。
そのため、資金流出や運営コストの問題から繰上償還(早期償還)するリスクは低くなります。一般的に安定したパフォーマンスを狙えるでしょう。
中国株のETFは日本からでも投資ができます。ただし、中国の不動産バブル崩壊が現実のものになれば、ETFの価格が軒並み下落する可能性があります。
また、日本や米国のETFよりもボラティリティが高いので、初心者にはおすすめできない投資先です。
中国株のETFに投資する際は十分注意する必要があります。
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