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「ドルコスト平均法は嘘だ」「ドルコスト平均法を使っても意味がない」という評判を聞いたことがありませんか?
ドルコスト平均法は多くの投資家がおすすめしているにもかかわらず、なぜこのようば評判があるか不思議に感じる人も多いでしょう。
本記事では、ドルコスト平均法を使っても意味がない、嘘だと言われる理由や使う際のポイントを紹介します。これからドルコスト平均法での投資をを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
ドルコスト平均法とは、金融商品を一定の金額で毎週・毎月など定期的に購入する投資手法のことです。
価格が高いときには購入量を少なく、価格が安いときには購入量を増やすことで、平均購入単価を平準化し、価格変動リスクを軽減できます。
初心者でも長期的にドルコスト平均法を活用すれば、資産を増やしやすいことから、多くの専門家が推奨している購入方法です。
一部の投資家が「ドルコスト平均法は嘘だ」「意味がない」と主張するのは以下のようなデメリットがあるからです。
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
1.元本割れのリスクがある
1つ目のデメリットは、元本割れのリスクがあることです。
ドルコスト平均法を活用した場合でも、金融商品の価格が購入開始からずっと下落し続けた場合、元本割れを起こす可能性があります。
例えば、以下のようなケースでは、購入開始後1,000円だった価格が200円まで下落したため、19,000円の損失が発生しています。
ドルコスト平均法を活用しても元本割れする可能性はあるため、意味がないといわれることがあります。
2.手数料が毎回発生するので利益が減ることがある
2つ目のデメリットは、手数料が毎回発生するので利益が減ることがある点です。
ドルコスト平均法では、定期的に購入を行うため、その都度売買手数料が発生します。1回あたりの売買手数料が数十円から数百円だとしても、投資期間が長くなればその分多くの手数料を支払わなければなりません。
投資した銘柄のパフォーマンスが良くない場合、手数料を引くとほとんど利益が出ないこともあります。
ただし、近年は大手証券会社を中心に株式や投資信託の手数料を無料にしている会社も多くあります。
そのような証券会社であれば、手数料を気にせず安心して取引ができるでしょう。
3.長期間の投資をすると下落した際に多くの損失が発生する
3つ目のデメリットは、長期間の投資をすると下落した際に多くの損失が発生することです。ドルコスト平均法では長期間の投資が前提となります。
長期間の投資を続けて資本額が多くなった状態で、大きな値下がりが起きると、損失額が急激に増えることがあるので注意しましょう。
特に、あまり大きく上昇していない状況から暴落した場合、多くの損失を被ることになります
4.一括投資よりも利益が少なくなることがある
4つ目のデメリットは、一括投資よりも利益が少なくなることがあることです。
なぜなら、常に上昇し続けているような相場では、ドルコスト平均法により少額ずつ投資を行うよりも最初から多くの金額を投資する一括投資のほうが複利効果により得られるリターンが大きいからです。
例えば、毎月10万円ずつ2年間投資した場合と1か月目から240万円を投資して2年間運用した場合(年利はいずれも6%)の資産額をシミュレーションしてみましょう。
最初に毎月10万円ずつ2年間投資した場合の資産額は254万3,196円になります。
出典:アセットマネジメントOneの資産運用簡単シミュレーションでシミュレーション
次に1か月目から240万円を投資して2年間運用した場合の資産額は270万5,184円になりました。
出典:アセットマネジメントOneの資産運用簡単シミュレーションでシミュレーション
この結果からも分かるように右肩上がりの相場では、一括投資のほうが、利益を大きく増やしやすくなります。
ドルコスト平均法のほうが必ずしも利益を増やせるとは限らないため「意味がない」「嘘だ」という人もいるのです。
ドルコスト平均法は嘘というわけではありません。
なぜなら、以下のようなメリットがあるからです。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
1.平均購入単価を抑えられる
ドルコスト平均法では、平均購入単価を抑えることが可能です。なぜなら、価格が低いときに購入量を増やし、価格が高いときには購入量を減らすので、購入価格を平準化できるからです。
平均購入単価を抑えることで、高値づかみなど損失が増えるリスクを減らせます。
2.相場の動きに一喜一憂せずに済む
ドルコスト平均法を活用すれば、相場の動きに一喜一憂する必要はありません。なぜなら、相場の値動きの影響を抑えることができるからです。
例えば、一般的な投資方法では、多くの投資家は相場の値動きによって不安を感じたり、いつなら割安で購入できるか神経質になったりするでしょう。
しかし、ドルコスト平均法ならあらかじめ購入するタイミングが決まっているのに加えて、価格によって購入量を調節できます。
毎回相場の動向を常に気にする必要はなく、定期的に購入を続けていくだけのため、精神的に不安を感じる必要がありません。
3.少額から投資を始められる購入方法
ドルコスト平均法は、少額から投資を始めることができる購入方法です。
相場の値動きにかかわらず、定期的に一定額を投資するため、一度に大きな資金を用意する必要がありません。
毎月数千円から始めることができるので、収入が多くない人でも投資を続けやすくなるでしょう。
ドルコスト平均法を使う際は、以下のポイントも踏まえて投資を行いましょう。
長期投資で使う
投資対象は慎重に検討する
金額指定で購入する
自動買付を利用する
手数料が安い金融機関を選ぶ
それぞれのポイントを順番に解説します。
1.長期投資で使う
ドルコスト平均法は、必ず長期投資で使うようにしましょう。なぜなら、相場の値動きに応じて定期的に購入量を調節する購入方法のため、一括投資で大きなリターンを狙うのは難しいからです。
ドルコスト平均法により長期的に投資を継続することで、複利効果が高くなります。
2.投資対象は慎重に検討する
ドルコスト平均法を使う際は、投資対象を慎重に検討しましょう。
というのも、ずっと下落し続ける銘柄を購入した場合、損失がどんどん膨らむためです。
ドルコスト平均法で利益を出すためには、一時的に値下がりすることはあっても長期的に右肩上がりで成長を期待できる銘柄を選ぶ必要があります。
個別銘柄の成長性を予測することが難しい場合は、先進国で長期にわたって成長し続けている指数であるS&P500やNYダウなどへの投資をおすすめします。
100%上昇するとは限りませんが、情報収集が難しく取引量の少ない銘柄よりリターンを期待できるでしょう。
3.金額指定で購入する
ドルコスト平均法を使う場合は必ず金額指定で購入するようにしましょう。
積立投資では、金額指定で購入する方法と〇株や〇口単位など取引単位で購入する方法があります。
固定株数や固定口数で購入すると、投資銘柄の金額次第では、多くの資金を投入しなければなりません。
例えば、毎月10株ずつ購入する場合、1株1,000円なら1万円の資金で足りますが、1株2,000円まで上昇すると2万円を用意する必要があります。
毎月用意する金額が増えると、精神的な負担も大きくなるので、必ず金額指定で購入しましょう。
4.自動買付を利用する
ドルコスト平均法を使うときは、自動買付の利用をおすすめします。
自動買付を利用すれば、注文忘れによって利益を逃すリスクを減らせるでしょう。また、平均購入単価も抑えられないので、長期的に得られる利益が減る可能性があります。
自動買付は証券会社で設定できるので、購入を忘れないために設定しておきましょう。
5.手数料が安い金融機関を選ぶ
ドルコスト平均法を使う場合は、手数料が安い金融機関を選びましょう。手数料が高いと、長期的に多くの利益を減らしてしまいます。
特にこだわりがない場合は、取引手数料が無料の金融機関を選ぶことを推奨します。
ここからは、ドルコスト平均法に関する疑問に回答します。ぜひ、参考にしてください。
1.山崎元氏がドルコスト平均法は意味がないと言う理由
経済評論家の山崎元氏は、ドルコスト平均法について市場が上昇している時期にも投資を行うため、高値づかみにより結果的に利益が減少する可能性があると主張しています。
また、株式市場のように長期的に上昇する傾向がある場合、一括投資の方が、リターンを大きくできる可能性があると主張しています。
2.ドルコスト平均法にはなぜドルという名前が付いているのですか?
ドルコスト平均法にはドルという名前がついています。しかし、このドルとは外貨に限った投資法ではなく、買い入れる商品に対して「コストを平均化する」という意味で使われています。
3.ドルコスト平均法は毎月いくらから始めることができますか?
金融商品にもよりますが、一般的には毎月1,000円くらいから始めることができます。
4.ドルコスト平均法は円安になると利益を増やせますか?
米ドルなど外貨建ての資産をドルコスト平均法により運用すれば、円安になった際に利益を増やしやすくなります。
4.バリュー平均法とドルコスト平均法の違いは何ですか?
バリュー平均法とは、あらかじめ設定した目標額に基づいて投資額を調整します。具体的には、投資対象の時価が目標額に達していない場合は追加で購入し、逆に目標額を超えた場合はその超過分を売却します。
一方、ドルコスト平均法は、価格が低ければ購入量を増やし、価格が高ければ購入量を増やす方法です。バリュー平均法のように、目標額の概念はなく、超過分を売却することもありません。
ドルコスト平均法は初心者から上級者まで幅広い投資家におすすめの購入方法です。一部、ドルコスト平均法は「意味がない」「嘘だ」といった口コミはありますが、円安時に一括投資よりも利益が減ることや元本割れのリスクがあることから広がったと考えられます。
長期投資で資産形成を考えている人は、ドルコスト平均法での購入をおすすめします。
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