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信用取引では最大約3.3倍のレバレッジをかけることができますが、大きなリターンを狙える一方で、損失額が大きくなるリスクもあります。また、現物取引よりも取引コストが高いことから敬遠する人もいます。
本記事では、株の信用取引はやめとけと言われる理由や追証を避ける方法について解説します。信用取引に挑戦したい人は、ぜひ参考にしてください。
株の信用取引は、投資家が証券会社から資金や株式を借りて行う取引の方法です。
信用取引を活用すれば、自己資金を超える額で株式を売買できます。主に「制度信用取引」と「一般信用取引」の2種類があります。
制度信用取引とは、証券取引所のルールに基づいて取引条件が決められている信用取引のことです。取引所が選定した銘柄が対象で、返済期限は最長6か月に設定されています。一般的に金利が低めですが、逆日歩(品貸料)が発生することが多いので注意しましょう。
一般信用取引とは、証券会社と投資家が取引における決済期限や品貸料などを自由に決定できる信用取引のことです。証券会社が独自に選定した銘柄が対象で、返済期限は証券会社によって異なります。自由度が高く逆日歩が発生することは少ないですが、一般的に金利は制度信用取引よりも高くなる傾向があります。
一部の投資家は、株の信用取引はやめとけと主張しています。なぜなら、以下のような理由があるためです。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
1.大きな損失を被ることがある
信用取引は、現物取引よりも大きな損失を被ることがあります。その理由は、証券会社に預けた資金の約3.3倍までの取引が可能だからです。例えば、30万円を担保にした場合、100万円分の株式を購入できます。信用取引では、預けた資金より大きな金額の取引ができるため、エントリー方向に相場が動けば現物取引よりも大きな利益を期待できます。一方で、エントリーと逆方向に相場が動いた場合は、現物取引よりも大きな損失を被る可能性があるので注意しましょう。
2.追証のリスクがある
信用取引では「追証」が発生するリスクがあります、追証とは、株式の価値が下落(買いの場合)して委託保証金率がある水準(20%〜30%)を下回った場合に追加で保証金(委託保証金)の入金を求められることです。
追証が発生した、証券会社が指定した期日までに保証金を入金しなければなりません。保証金の入金ができない場合は、強制的にポジションが決済されて、損失が確定します。
例えば、委託保証金100万円で信用取引を行い、300万円分の株式を購入したと仮定します。株式が急落して201万円の損失を被った場合、足りない保証金(1万円)を入金しなければなりません。
株の信用取引では追証に注意する必要があります。追証とは、株価が想定と逆方向に動いて委託証拠金率が一定の水準以下になると、追加で入金を求められる制度のことです。
追証の金額が大きすぎて支払いができなかった場合、証券会社に対して借金を負うことになります。
株の信用取引で追証を避ける方法は主に4つあります。
それぞれの方法について詳しく解説します。
1.口座に余分に資金を入れておく
1つ目の方法は、口座に余分に資金を入れておくことです。
口座に余分に資金を入れておけば、予想外に含み損が大きくなっても、委託証拠金維持率が20%や30%まで下がりにくくなります。
その結果、含み損が増えても慌てることなく対処できます。
2.保証金を100%現金で委託する
2つ目の方法は、保証金を100%現金で委託することです。
株で委託していた場合は、株が暴落すると、委託保証金維持率が低下しやすくなるので、追証にかかる可能性が高くなります。
しかし、現金を100%使用した場合、担保の評価額が株式などの有価証券のように変動することはありません。
株で委託する場合よりも安心して取引ができるでしょう。
3.保証金の限度枠一杯で取引をしない
3つ目の方法は、保証金の限度枠一杯で取引をしないことです。信用取引では、証券会社に預けた保証金の3.3倍までの金額で取引ができます。
しかし、限度枠いっぱいで取引を行った場合、株価が13%下落するだけで追証が発生するリスクが高くなります。
保証金の限度額一杯で取引をするのは、大きな損失を被るリスクが高くなるのでおすすめしません。
4.損切りを躊躇なく行う
4つ目の方法は、損切りを躊躇なく行うことです。
損切りとは、保有している株式が一定の価格まで下落した際に、売却して損失を確定させる行為(買いの場合)です。
含み損が拡大する前に売却すれば、損失を最小限に抑えることができます。一方で、損をしたくないからという理由で損切りをしなかった場合、含み損がさらに増えて大きな損失を被る可能性があります。
中上級者のなかには、株の信用取引で利益を得ている人がいます。中上級者が株の信用取引をする理由は主に2つあります。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
1.レバレッジ効果により多くの利益を狙える
1つ目の理由は、レバレッジ効果により多くの利益を狙えることです。
信用取引では、委託保証金の約3.3倍までの取引ができるため、多くの利益を狙える可能性があります。
熟練の投資家にとっては、レバレッジがない現物取引よりも信用取引のほうが効率的に資産を増やせるでしょう。
2.売りから入ることができる
2つ目の理由は、売りから入ることができることです。
信用取引では、証券会社から株式を借りて売却し、後に安く買い戻す空売りを行って利益を得ることができます。
例えば、株価が1,000円で空売りし、その後800円になったタイミングで買い戻すと、差額の200円が利益となります。
空売りを活用すれば、相場全体が下落局面の時期でも利益を得やすくなるでしょう。
3.資金効率を高めることができる
3つ目の理由は、資金効率を高めることができるからです。信用取引では手持ちの株式の評価額の80%までを担保として利用できます。現金を新たに口座へ入金しなくても既存の資産を活用してトレードができるので、資金を有効活用できます。現金を担保に取引をするよりも効率的に資産を増やせるでしょう。
ここからは、信用取引に関するよくある疑問に回答します。
信用取引ではレバレッジをかけないことはできますか?
信用取引では、レバレッジをかけない取引が可能です。この取引方法のメリットは、口座にある金額を超える損失が発生しない点です。空売りをしたいけど信用取引に不安がある場合などに使いましょう。
初心者が信用取引をするとどのような末路や失敗談が考えられますか?
初心者が信用取引をすると資産を大幅に減らしたり借金を抱えたりする末路を迎えることがあります。信用取引では、レバレッジ効果があるため、投資額以上の損失が発生して追証を支払えなければ借金を抱えることもあります。
信用取引をやめられない人がいるのはなぜですか?
信用取引をやめられない理由は、短期間での利益を狙いやすいという魅力が原因の一つです。「もっと稼げるかもしれない」という期待感から取引を続けてしまう投資家もいます。また、損をしたときに「取り返さなければならない」という焦りから取引を続けて大きな損失を被ってしまうケースも珍しくありません。
株の信用取引では、担保を預けることで口座の資金の約3.3倍の金額で取引できます。しかし、大きな損失を被ることがある点や売りから入った場合、理論上は上昇が無限に続く可能性がある点から、初心者にはおすすめできない取引方法です。初心者は、まずは現物取引である程度の期間利益を出せるようになってから挑戦するようにしましょう。どうしても空売りをしたいのであれば、追証のリスクがない海外FX業者で個別株のCFD取引を検討しましょう。
FXGT.comでは、米国株のCFD取引ができます。最大50倍のレバレッジが適用される点や売りから入って下落相場で利益を得ることも可能です。ぜひ、この機会に口座開設してみてください。