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昨日は東京外国為替市場の午後に政府による不意打ちの介入を警戒する報道がされると、ドル円が1円以上急落しました。
まずは、直近の相場環境から振り返ります。
2日の東京外国為替市場におけるドル円相場は、本邦通貨当局による為替介入への警戒感が急激に高まる中、161.4円台へと大幅に急落。

2日の東京外国為替市場の午後に入ると、政府による不意打ちの介入を警戒する報道などをきっかけに下落基調が強まりました。
162.0円台を割り込んだことで仕掛け的な売りを誘い、午後4時前には一時161.1円前後まで1円以上も急落する展開となりました。
続くロンドン外国為替市場でもドル売り・円買いの流れが優勢となり、円相場は一時160.6円前後と約2週間ぶりの水準まで下落。
FRBの利上げ観測後退を受けた流れを引き継いで取引が始まると、日本政府と日銀による円買い介入への根強い警戒感が相場を下支えし、ドルに対して断続的な売り圧力がかかる展開となりました。
ニューヨーク外国為替市場では、注目の6月米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回る5万7,000人増にとどまり、過去2カ月分も下方修正されました。
失業率は低下したものの、労働参加率の低下が要因と受け止められたことから、FRBによる7月の早期利上げ観測が後退。
米長期金利の低下とともにドル売りが加速し、一時160.6円前後まで下押しましたが、9月の利上げ期待は依然として残る中、米国の3連休を控えたポジション調整の動きも重なり、売り一巡後は161.1円前後を挟んだもみ合いに転じました。
明けて3日午前の東京外国為替市場では、ドル円は堅調な推移を維持しています。
米雇用統計の結果を受けた利上げ観測の後退に加え、実需筋によるドル売り・円買いの動きが相場を押し上げ、一時160.9円前後まで円高が進む場面がありました。
中値決済に向けても介入への警戒感からドルを手放す動きが先行したほか、片山財務相による「必要に応じて適切に対応する」との発言が伝わったことも市場の緊張感を高め、161.2円前後を中心とした底堅い値動きが続いています。
ドル円は、昨日の急落により9営業日分の上昇を打ち消してしまいました。しかし、160.5円前後にはサポートラインが位置するため、昨日の急落もその水準までは届きませんでした。

したがって、サポートラインを割れない限りは、このまま円安が続く可能性があります。
本日の注目銘柄は日経225です。

日経225はここ数日の下落でトレンドラインに近づきつつあります。トレンドラインでの反発狙いがメインシナリオですが、トレンドラインを割れた場合は4月からの上昇が一段落する可能性があるため、下落に注意する必要があります。
本日は重要な経済指標の発表がないため、ドル円を始めとした為替相場が落ち着くかもしれません。しかし、為替介入に関するニュースの報道があった場合、昨日のように急落に繋がる恐れがあります。
特に東京時間午後の時間は、為替介入に関するニュースがないか警戒しましょう。
本記事は市場動向の解説を目的としたものであり、特定の取引を推奨する投資助言ではありません。レバレッジを伴う取引は、高い収益の可能性がある反面、元本を上回る損失のリスクを伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行っていただけますようお願いいたします。過去の分析結果は将来の運用成果を確約するものではありません。