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「金の投資信託はおすすめしないって本当?」「どんな人なら金の投資信託はおすすめなの?」といった疑問を持っていませんか?
実は、金の投資信託は手数料が高い、配当金がないといったデメリットがあるので、全ての人におすすめできるわけではありません。
金の投資信託に興味のある人は、自分の目的に合うか確認してから検討すべきです。
本記事では、金投資信託がおすすめできない理由や逆におすすめできる人、金投資信託に代わる投資方法について詳しく解説します。
金投資信託とは、投資家から集めた資金を金の価格に連動するように運用する投資信託です。
具体的には、金地金や金鉱株、金ETF(上場投資信託)など、金に関連するさまざまな資産に投資します。金の価格が上昇すれば投資信託の価格も上昇し、投資家に利益をもたらす仕組みです。
金投資信託のメリットは、少額から金への投資が可能である点です。金地金を直接購入するにはまとまった資金が必要ですが、投資信託であれば数千円から投資を始められます。また、専門家が運用してくれることや保管する手間が省けることから、投資初心者でも手軽に金投資に挑戦できます。
近年、金価格は大きく上昇していますが、少額から投資をしたい人におすすめです。
金の投資信託は、すべての人におすすめできるわけではありません。いくつか注意すべき点が存在します。
金の投資信託がおすすめしないと言われる理由は、主に以下の6つです。
それぞれの理由について詳しく解説します。
1. 手数料が高い
金の投資信託は、購入時や運用中にさまざまな手数料がかかります。
必要なタイミング | 手数料名 |
購入時 | 購入時手数料 |
運用期間中 | 運用管理費用(信託報酬手数料) |
換金時 | 信託財産留保額 |
このなかでも特に、信託報酬手数料は他のインデックスファンドと比べると比較して高いといわれており注意が必要です。
特に信託報酬手数料が低いインデックスファンドは0.05%前後ですが、金のインデックスファンドには信託報酬手数料が0.4%を超える商品もあります。
長期間投資し続けるほど最終的に支払う手数料がかさんでいきます。金の投資信託を購入する場合は、購入前に必ずいくら手数料がかかるかできるだけ手数料の低いものを選ぶようにしましょう。
2. 金そのものを保有できない
金の投資信託は、投資家が金そのものを保有できるわけではありません。あくまでも投資対象は金の価格に連動するように運用された投資信託のため、金地金や金貨などを実際に保有したい人には不向きです。
3. 価格の動きが複雑になる
金投資信託は金価格に連動するように運用されるとはいえ、金そのものの価格変動と完全に一致するわけではありません。
なぜなら、金の投資信託の価格は、金価格だけでなく、投資対象とする金融商品の影響も受けるからです。
例えば、金鉱株に投資する投資信託の場合、金価格だけでなく、金鉱山会社の業績や株式市場全体の動向によっても価格が変動します。
その結果、金の現物よりも値動きが複雑になり、予想が難しくなることもあります。
4. 配当金がない
金の投資信託は、株式投資のような配当金がないため、価格変動による売買差益から利益を得ることになります。
投資信託によっては分配金はあるものの、長期で資産を増やしたいのであれば分配金を受け取らないほうが良い点に注意が必要です。
毎月コツコツと資産を受け取る人よりも長期でじっくり資産を増やそうとしている人向きの金融商品です。
5. 短期間で大きな利益を期待できない
金は株やFXと比べると、価格変動が比較的緩やかなため、短期間で大きな利益を期待するのは簡単ではありません。
例えば以下は日興アセット証券のゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)の1年毎の基準価額です。
日付 | 基準価額 |
2024年7月8日 | 25,970円 |
2023年7月8日 | 18,683円 |
2022年7月8日 | 16,254円 |
2021年7月8日 | 13,779円 |
2020年7月8日 | 13,483円 |
2019年7月8日 | 10,666円 |
2019年から比べると5年で15,000円も上昇しているものの、1年単位で見ると全ての年で大きく値上がりしているわけではありません。
特に2020年7月8日から2021年7月8日はわずか300円ほどしか値上がりしていないため、かなりリターンが悪いです。
また金価格の値動きを見ると、近年の上昇はすさまじいものの、1983年頃から2006年頃や2014年から2019年頃のように、長期間大きく値上がりしていない時期もあります。
金への投資は長いスパンで考える必要があります。
6. 為替の影響を受けることがある
金の価格はドル建てで取引されるため、為替レートの変動によって投資信託の価格も変動する可能性があります。
特に、為替ヘッジなしの投資信託を保有しているときに為替レートが円高になった場合、金投資信託の基準価額が上昇しても日本円換算時の資産価値が下がることがあるので注意が必要です。
為替レートの変動リスクを避けたい場合は、為替ヘッジありの投資信託を選ぶ必要があります。ただし、為替ヘッジありの投資信託でも、為替変動リスクを完全に排除できるわけではありません。その理由は、ヘッジのタイミングがずれたり、ヘッジにコストがかかったりするので、完全に為替変動を予測・制御できないためです。
金の投資信託は以下のような人におすすめできる金融商品です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 少額から金に投資したい人
金地金を直接購入するにはまとまった資金が必要です。金の小売価格は2025年4月18日時点で1gあたり16,885円のため、5gの金地金を購入するには、84,425円を出さなければなりません。
一方で、投資信託であればもっと少ない金額から金投資を始められます。例えば、毎月数千円ずつ積み立てていくことで、無理なく金投資を継続できるので、少額からコツコツと資産を増やしたい人におすすめです。
2. ドルコスト平均法で長期間投資できる人
金投資信託は、長期間かけてコツコツ投資したい人にも向いています。長期間投資を継続したい人におすすめの方法は、毎月一定額を購入するドルコスト平均法です。
この方法では、金投資信託の基準価額が高いときは購入量を少なく、基準価額が安いときは購入量を増やすことで、平均購入単価を抑えることができます。さらに、投資時期の分散により高値掴みのリスクを軽減できるため、安定した収益を狙いやすくなるでしょう。
ドルコスト平均法は嘘!? デメリットや使い方をわかりやすく解説
3. ポートフォリオを分散させたい人
金投資信託がベンチマークする金は、株式や債券など他の金融商品とは値動きが異なるので、ポートフォリオに組み込むことで、リスク分散効果が期待できます。
なぜなら、株と金は反対方向に動きやすい傾向があるからです。
例えば、不景気になると企業の業績が悪化するため、株は値下がりしやすくなります。一方で、金は安全資産として買われる傾向が強くなるので逆に上昇しやすくなります。
つまり、購入した株が値下がりしても、金の上昇分で損失を抑えることが可能です。
4. インフレに備えたい人
金はインフレに強い資産と言われており、インフレ時に金の価格が上昇すれば、資産価値の目減りを防ぐ効果が期待できます。
また、金は世界的な金融危機や地政学リスクの高まりといった有事が起きても、安全資産として需要が高まり、価格が上昇する可能性があります。
金は長期的に価値が安定しているので、インフレに備えて保有しておいても問題ありません。
5. 保管コストや盗難リスクを考えたくない人
金現物を保有する場合、保管コストや盗難リスクが発生します。金地金を自宅で保管する場合、盗難のリスクがあるので、多くの人は金融機関に預けていますが保管料がかかるので注意が必要です。
一方、金投資信託であれば、インターネット上で取引するので、手数料はかかるものの盗難される心配はありません。
金に投資したいけど、投資信託のデメリットが気になる場合は、他の方法を考えましょう。
ここでは、金投資信託以外の方法で金に投資する方法を紹介します。
1. 金ETF(上場投資信託)
金ETFは、証券取引所に上場している投資信託です。「SPDRゴールド・シェア(1326)」や「純金上場信託(金の果実)(1328)」などが代表的な金ETFです。
金投資信託との違いは3つあります。
金ETFは証券取引所でリアルタイムに売買可能なため、値動きに応じて短期的な取引もできます。しかし、金投資信託は1日1回しか価格が変動しないので、値動きが大きく変動している間に注文した場合でも翌営業日の価格での取引になる点に注意が必要です。
次に金ETFは運用期間中の信託報酬手数料が金投資信託よりも低い傾向があります。さらに解約にかかる時間も異なります。
金ETFは市場で容易に売却できるので、即日から数営業日程度で換金可能です。一方、金投資信託は解約申込後に運用会社が保有している金現物や金関連資産を売却し、その資金を投資家に払い戻すというプロセスを経るため、3〜7営業日程度の時間が必要です。
2. 金現物の購入
金地金や金貨など金現物を購入する方法も候補に挙げられます。金現物を購入すると、金そのものを保有できる安心感を得ることができます。
その一方で、自宅で保管する場合の盗難リスクや金融機関で保管する場合に手数料がかかる点には注意が必要です。
また、購入時に消費税がかかる点や、売却時に譲渡所得税がかかる点に注意しましょう。
金現物を購入するには、まとまった資金が必要なため、ある程度お金を用意できる人であれば検討してみてください。
3.純金積立
純金積立とは、毎月一定額ずつ金を購入する方法です。最低3,000円程度から始めることができるため、少額から金投資を始めたい人におすすめです。
また、ドルコスト平均法により高値のときは購入量を少なく、安値のときは購入量を増やせるため、金価格の下落時の損失リスクも抑えることができます。
ただし、金の現物購入と同じく、購入時に消費税がかかります。
4.金関連の株を購入する
金関連の株を購入する方法とは、住友金属鉱山や三菱マテリアルなど金鉱山会社や金製品メーカーなど金関連の会社の株に投資することです。
金価格が上昇したときはもちろん、会社の業績が向上した際も株価が上昇する傾向があります。
また、配当金や株主優待を提供している会社もあります。
ただし、株式投資で利益を上げるには、株式市場全体の動向や企業の業績などを分析する必要があるため、時間と労力が必要です。
5. 金CFD
金CFDとは、金の購入時と決済時の価格差を利用して利益を狙う投資方法です。
他の投資方法とは異なり、レバレッジをかけることができるので、少額から多くの利益を狙える可能性があります。
金CFDの取扱があるのは、国内の証券会社や海外FX業者などです。
特に海外FXでは、1,000倍以上のレバレッジで金CFDに取引できる業者もあります。また、一般的な投資方法では、金が上昇しているときしか利益を得られませんが、CFDは売りから入ることができるので下落局面でも利益を狙えます。
ただし、レバレッジをかけられる分、エントリー方向と逆に動いた場合は大きな損失を被る可能性があるので注意が必要です。
金投資信託は他の投資信託よりも手数料が高い商品もあり、上昇局面でしか利益を出すことができません。
また、金価格が大きく上昇しなければ利益を得られない点に注意が必要です。
短期間で多くの利益を狙いたい、下落局面でも利益を狙いたい場合は、金CFD取引をおすすめします。金CFD取引なら売りから入ることができて、レバレッジをかけることもできるので、少額からでも多くの利益を狙えます。
FXGT.comでは、金CFDを最大2,000倍のレバレッジで取引できるので、少額から多くの利益を狙うことができます。ぜひ、この機会に口座開設してみてください。