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つみたて投資枠(積立NISA)で投資を始めたのに暴落が起きて資産がマイナスになったことはありませんか?
暴落すると含み益が減少したり含み損が増えたりするので、一刻も早く売却したくなる人もいるでしょう。
本記事では、つみたて投資枠を暴落時に始めるべき理由や積立設定を行う際のポイントを紹介します。つみたて投資枠で購入した資産が暴落して悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
なお、2023年の旧NISAの制度終了に伴い、積立NISAでの新たな購入はできなくなりました。2024年から始まった新NISA制度のつみたて投資枠では、つみたてNISAのように毎月一定金額を購入できます。
つみたて投資枠で積立投資を行っているときに暴落が起きると、資産がマイナスになる恐れがあります。
しかし、暴落中は以下の理由により、つみたて投資枠(積立NISA)を始めるのに適した時期です。
それぞれの理由について詳しく解説します。
1.下落時は安い価格でたくさん購入できるチャンスだから
下落時は安い価格で資産をたくさん購入できるチャンスです。なぜなら、下落した分、同じ投資金額でより多く購入できるからです。
例えば、つみたて投資枠で毎月5万円分購入しているときに、対象となる資産が2分の1の価格に暴落した場合、従来よりも2倍の量を購入できます。
暴落時に投資を始めることで、平均購入単価を低く抑えることができるため、以下のように一時的に元本割れしても価格が回復すれば、利益を大きく増やせる可能性があります。
出典:金融庁
2.複利効果を最大減に活かせる
暴落時につみたて投資枠で投資することで、複利効果を最大限に活用できるでしょう。
複利効果とは、投資収益が再投資されることで、元本だけでなく過去の収益に対しても利益が生まれる現象のことです。
長期間投資をするほど複利効果は高くなるので、すぐにつみたて投資枠でNISAを始めることをおすすめします。
3.非課税メリットを長期間受けられる
つみたて投資枠では、投資収益が恒久的に非課税になります。一般的に株式や投資信託に投資をした場合、利益に対して20.315%の税金がかかります。
よって1,000万円の利益を得た場合は、約203万円を税金で取られるため、手元に残る利益は797万円のみとなるのです。
しかし、運用益に税金がかからないつみたて投資枠なら今すぐに始めることで、非課税メリットを最大限活用できます。
暴落時に新NISAのつみたて投資枠で投資を始める場合や既に投資を始めていて暴落した場合に積立設定をどうすべきか悩んでいる人もいるでしょう。
暴落時に積立設定を行う際のポイントは以下の6つです。
それぞれのポイントについて順番に解説します。
1.今すぐ始めて非課税枠を使い切る
暴落時につみたて投資枠の設定を行う際は、今すぐ始めて非課税枠をなるべく早い段階で使い切りましょう。
なぜなら、投資額が大きいほど、資産の増えるスピードが早くなるからです。
まだ下がるかもしれないからという理由で投資するタイミングを遅らせた場合、安値で買えるチャンスを逃す可能性があるので注意しましょう。
以下の表は、つみたて投資枠の非課税枠の上限である1,800万円を使い切るのに何年かかるかを計算したものです。
毎月の購入額 | 1,800万円を使い切るのに要する期間 |
3万円 | 60年 |
5万円 | 30年 |
10万円 | 15年 |
つみたて投資枠のみに投資をする場合、毎月の購入額が少ないと、1,800万円を使い切るのに長い時間がかかります。
できるなら、なるべくつみたて投資枠の毎月の上限額である10万円(年間120万円)の購入を継続して、早く非課税枠を使い切ることをおすすめします。
ただし、生活に無理のない範囲で購入しましょう。
2.年の途中で始めた場合は、ボーナス設定や増額設定を活用する
年の途中からつみたて投資枠で投資を始める場合、非課税枠を最大限活用するためにボーナス設定や増額設定を活用しましょう。
増額設定 | ・毎月の積立額を増やす
・設定した年度のみ有効 |
ボーナス設定 | ・指定した月の積立額を増やす
・翌年以降も設定が引き継がれる |
というのも、7月〜12月の6か月で毎月10万円ずつ投資しても、120万円の非課税枠を使い切ることはできないからです。
具体的には以下のように設定をすれば、年間投資枠を使い切ることができます。
増額設定 | 7月〜12月の積立金額を20万円に設定する |
ボーナス設定 | ・毎月の積立金額は10万円にする
・7月と12月のみ40万円ずつに設定する |
年間投資枠を使い切ることで、投資資金が大きくなるので、利益を増やせる可能性が上がります。
3.暴落しても積立金額を減額・停止しない
暴落しても積立金額を減額・停止しないようにしましょう。
その理由は、暴落時に積立金額を減らすと、将来価格が回復した際の利益が減ってしまう可能性があるからです。
例えば、毎月5万円を年5%で20年間投資し続けた場合、資産を2,055万円にできる可能性があります。
出典:金融庁
しかし、暴落により10年目からの1年間のみ積立を辞めてしまった場合、総資産は1,944万円にしかなりません。
時期 | 元本 | 収益 | 総資産 |
10年目終了時点 | 600万円 | 176万円 | 776万円 |
11年目終了時点 | 600万円 | 215万円 | 815万円 |
20年目終了時点 | 1,355万円 | 589万円 | 1,944万円 |
つまり、1年間積立投資を辞めただけで、将来の資産が111万円も減る可能性があります。
このことから分かるように、暴落時に積立投資の減額・停止はおすすめできません。
4.積立は毎月1回で十分
つみたて投資枠で積立を行う頻度は毎月1回で十分です。なぜなら、毎日や毎週の積立と比較しても、長期的には大きな差は生じにくいとされているからです。
むしろ、頻繁に積立を行うのは、管理の手間がかかるのでおすすめできません。
新NISAのつみたて投資枠なら一度設定をすれば、後は自動で毎月引落が行われます。
5.月初や給料日後の月末の設定は避ける
可能であれば、月初や給料日後の月末を積立投資の購入日に設定するのは避けたほうが良いでしょう。
というのも、月初や月末は多くの人が積立投資の購入日に設定しているため、株や投資信託の価格が上がりやすいからです。
その結果、割高な価格で買うことになり、将来受け取れる資産が多少減る可能性があります。
多少の損益が気になる場合は、月の中旬・13日などキリの悪い日付を選ぶと良いでしょう。
6.資産配分の見直しを検討する
暴落時は、資産配分の見直しを検討しても良いでしょう。
その理由は、大幅な値下がりにより、資産配分のバランスが崩れていることがあるからです。
例えば、暴落時に株式の比率を高めることで、その後上昇したときの利益を増やせる可能性があります。
ただし、さらに値下がりした場合は、損失が増えることもあるので注意が必要です。
相場状況によっては、株式と債券、国内商品と海外商品のバランスを見直しても良いかもしれません。
つみたて投資枠で買い増しを検討する際、暴落時以外に以下のタイミングがおすすめです。
それぞれのタイミングについて詳しく見ていきましょう。
1.収入や貯蓄に余裕ができた
収入や貯蓄に余裕ができたタイミングは、つみたて投資枠の買い増しのチャンスです。
例えば、昇給やボーナスにより定期的に投資に回せる資金が増えた場合は、生活に支障をきたさない範囲で積立額を増やすと良いでしょう。
ただし、急激な買い増しをするのではなく、段階的に積立額を上げていくことをおすすめします。
2.長期的な投資目標が変わった
長期的な投資目標が変わったタイミングもつみたて投資枠の買い増しをするのにおすすめです。
例えば、結婚や出産、住宅購入などのライフプランを終えた場合や子どもの独立により将来の支出が減少する見込みがある場合は、積立額を増やしても良いでしょう。
3.非課税枠を使い切りたくなった
非課税枠を最大限活用したいと考えたタイミングは、つみたて投資枠の買い増しを検討する良い機会です。
つみたてNISAの年間非課税投資枠は120万円ですが、年の後半になって枠に余裕がある場合、残りの月で積立額を増やしたり、ボーナス設定を活用したりしましょう。
例えば、10月時点で年間60万円しか投資していない場合、残りの3ヶ月で毎月20万円の積立を行うことで、非課税枠を使い切ることができます。
ただし、無理をして増額をすると、生活が苦しくなる可能性があるので、慎重に判断すべきです。
新NISAのつみたて投資枠(積立NISA)は、暴落時に始めても問題ありません。むしろ、暴落により普段より安い価格で購入できるため、将来上昇した際に多くの利益を得られる可能性があります。
一方で、暴落時に積立投資を減額・停止してしまうと将来受け取れる資産が減る恐れがあります。
暴落時こそ買い増しのチャンスと考えて、長期目線で投資しましょう。
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